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二重らせん階段
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先日、飯田橋にある、アンスティチュ・フランセ東京(旧日仏学院東京)で開催されている、展覧会「建築家・坂倉準三 パリ‐東京:生き続ける建築」を見てきました。

坂倉準三は、前川国男、吉坂隆正と並んで、パリでル・コルビュジェの下で建築を学んでことで有名な建築家です。
日本では、鎌倉の神奈川県立近代美術館、新宿駅の西口広場、渋谷駅の東急文化会館等の設計などで知られています。
実は、会場のアンスティチュ・フランセ東京も坂倉が1951年に設計した建物で、コルビュジェの影響がそこかしこに見える美しい建物です。

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その中でも、特筆に値すると思われるのが、おむすび型の平面をしたらせん階段です。
このらせん階段が実は二重らせん階段になっていて、メインの階段は2階の教室につながり、半周遅れて登り始める階段はドアの中にあり表からは見えないけれど2階の裏方の部屋につながっています。狭い階段室を上手に、機能的に使っています。
また、天井が大きなガラス面になっていて、美しいフォルムをした階段にきれいな光と影を投げかけています。

アンスティチュ・フランセ東京は、フランス文化を日本へ伝える目的で作られた施設ということで、フランス語の教室がメインですが、フランス映画の上映会、音楽会なども開かれ、フランス料理のレストラン、カフェも併設されています。 粋でカラフルなインテリアと相まって、フランスの香りを感じることが出来るので、ぜひおすすめの場所です。

Posted by kozyken
category:建築
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月曜シネサロン&トーク/東京の150年
シネサロン


昨日は知り合いの岡本哲志さんが監修、解説を行い、有楽町の東京フォーラムで行われた、「月曜シネサロン&トーク/東京150年―人々の生活と風景―」行ってきました。

これは東京の150年を国立映画アーカイブ所蔵の貴重な記録映画を岡本さんの解説で行うものです。
来年3月までに計4回行われる映画会の昨日は第一回目で、テーマは関東大震災でした。

映画は3本で最初が、アメリカン・パテ・ニュースが震災からしばらくたって被災状況を撮影したもの、2本目が日活のカメラマンが震災直後の状況を撮影した生々しい映像「関東大震災実況」、そして最後が震災から6年後に復興の様子を撮った「復興帝都シンフォニー」です。

特に2本目の「関東大震災実況」は実況というだけあって、震災直後の街と人々、そしてその後火災が起こってものすごい業火に東京の街が飲み込まれてゆく様子、そして火災が収まった後の隅田川から船の上で撮った映像には川岸に点々と焼死体が映し出されていていて、本当に生々しいとしか言いようのない映画でした。

震災直後の映像を見ると、木造住宅があまり倒壊していないことが意外でした。
しばらくして火災が起こった後も、人々は意外と落ち着いて火事を見物していたりするのが不思議でした。あまり恐怖を感じていないように見えますが、火災は、上昇気流によって強い風を巻き起こし、火の手は一気に広がって、逃げ遅れた人々を巻き込んでいったようです。
早めの避難が大事だという教訓がここにはあります。

3本目の「復興帝都シンフォニーは」震災からから立ち直って、同潤会アパートが作られたり、現在も多く使われている復興橋梁が次々とつくられるなど、復興を宣伝して、日本の国力と帝都としての東京の力を宣伝する目的もあったようです。
丁度この時期に、国会議事堂の建設工事も行われていて、建築の専門家として見てとても興味深い映像でした。

映像は全てサイレントですが、映像に合わせてピアノの生演奏もあり、これもとても楽しめました。

この後11月、来年1月、3月にもテーマを変えて、昔の東京のなつかしい姿を見ることが出来るので、時間を作って見に行かれては如何でしょうか。
詳しくはこちらのHPで確認が出来ます。
月曜シネサロン&トーク
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category:日記
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江古田の家をHPに掲載しました。
私のホームページの「作品集(新築)」のページに、「江古田の家」を掲載しました。詳しい写真と間取りの分かる図面が載っています。
よろしければぜひご覧になってください。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~kekojima/works.htm

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category:住宅
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「埼玉会館」写真撮影ワークショップ
昨日は、浦和にある「埼玉会館」で行われた、たてもの撮影のワークショップに参加してきました。

「埼玉会館」は建築家の前川国男が設計して、1966年にした建物です。
しばらく改修工事が行われていましたが、昨年リニューアルオープンしました。
大小2つの音楽ホールと、3つのギャラリー、会議室などからなる公共文化施設です。

大ホールの棟とギャラリー、会議室の入る棟の間にレベルを変えて2つのエスプラナード(散策路)という中庭のような空間があり、市民に開放されています。
このように建物を分けて外部空間と有機的に結び付けてゆく手法は、のちの「埼玉県立博物館」「東京都美術館」などにも見られる手法です。
またこれらの建築の外装に使われている、「打ち込みタイル」も共通した技術です。これは、コンクリート打設の時に型枠にタイルを取り付けておいて、コンクリートとタイルをしっかり一体化する方法で、古くなってタイルが剥離する危険を避ける工法です。

この日は20人ほどの参加者が会議室で、地元在住の建築写真家、太田正夫さんから1時間ほどのレクチャーを受けて、その後自由に建物内外を撮影するというものでした。
普段は入れないところまで開放していただいて、大変貴重な体験でした。
カメラのファインダーを覗きながら、フレームを決めてゆくと、建築の面白いところによく気が付きます。

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右の大ホールと左の会議室棟に挟まれた緩やかな階段を上って行くと、エスプラナードが広がっていて、その先にホール入口があります。

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ホール入口の横の階段を上ると、2番目のエスプラナードにつながります。大ホールの壁についている、ガーゴイルを思わせるものは、照明器具です。

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その階段を上から見るとこんな感じで、床のタイルのパターンがとても凝っていてきれいです。

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上のレベルのエスプラナード越しに大ホールを見るとこんな感じですが、フライタワーが意外と低くて、周囲に圧迫感を与えない配慮が感じられます。

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会議室棟北側はコンクリート打ち放しのバルコニーが付いていますが、真ん中の雨樋の処理と左右対称のデザインが美しいと思いました。

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ホワイエの柱の形と照明の当て方がきれいで、高価な素材を使っていないのに贅沢な空間になっています。

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大ホールの内部は壁から天井へと一体になって繋がる合板で仕上げられていて、とても柔らかな感じがします。

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ホール内部の照明も秀逸です。天井のダウンライトは均等に並べるのではなく、いくつかの塊ごとにランダムに配置されて、まるで星空のような感じがします。

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壁のブラケットライトも大小の塊として表現されています。

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これは小ホールの壁際のペンダントライト。明るさを取るという機能よりも、そのものが光を出すオブジェとして、比較的簡素な小ホールに色どりを加えていました。

埼玉会館をつぶさに見て歩いて、前川国男の建築の質の高さを感じるとともに、照明の効果のレベルの高さがとても印象に残りました。
Posted by kozyken
category:建築
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江古田の家―写真撮影
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昨日は、引っ越してから丁度1か月になる江古田のお宅へ、様子を伺いがてら写真を撮らせていただきました。

引っ越しの荷物もすっかり片付いて、とても快適に生活していただいていると聞いて安心しました。

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キッチンにも、食器類が収まるところに収まって、ガスコンロや食洗機の使い方にもすっかり慣れたとのことです。

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寝室にはベッドが納まり、小型のテレビが壁にセットされていました。

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これは洗面室。奥の扉が浴室の扉です。

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2階の廊下の壁いっぱいに作りつけた本棚にも本がびっしり収納されていました。

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玄関の靴収納は奥行きが深いので、靴が二列に入り十分な収納量を確保しています。左半分はコート掛けになっています。

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奥様の趣味のスタンドグラス工房では、すでに製作が始まっていて、作りかけのステンドグラス、小物のガラス製品が作業台の上に置いてありました。

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屋上は、この一か月の間に植物も少し育ち、鉢植えの植物も置かれて、良い感じになっています。ご主人はここで夕日を眺めることがお気に入りで、何度か夕焼けの写真を撮って、私のところへ送ってくれました。
Posted by kozyken
category:住宅
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