ゴスペルナイト
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一昨日の夜に、知り合いの松谷レオ君率いるゴスペルグループ「Pencil Bunch」のコンサートに行ってきました。

松谷レオ君は20年ほど前に、ニューヨークへ渡りボイストレーナーについて本格的な歌の訓練を受けました。
帰国後、このPencil Bunchを結成して、精力的に音楽活動を続ける傍ら、ゴスペル音楽の教室を開催して多くのゴスペルを目指す人たちを指導しています。

ここの日は、彼の兄で、同じくソウルシンガーの松谷冬太君もゲスト出演、そして彼らのニューヨークでの先生だったビバリーさんも出演して、豪華なメンバーでした。
又彼のゴスペル教室の教え子さんたちがクワイヤーズ(合唱団)として50名近く参加して、とても賑やかで楽しいコンサートになりました。

その歌を聞いていて、アメリカという国はいろいろと問題も多いけれどもやはり素晴らしい国だと思いました。

ゴスペルはもともと、奴隷としてアフリカから連れてこられた黒人たちが、日曜日の教会で自分たちの神に対する信仰を歌にして歌い始めたものです。そこから派生してジャズという音楽が出来て世界中に広がり、白人系の移民からは、カントリーソングやブルーグラスのような音楽が始まり、やがてロックミュージックに発展して、これも世界中に広がっているわけです。

アメリカは歴史の浅い国と言われていますが、音楽ひとつとっても、このような人種の多様性が様々な音楽を生み出して、世界に影響を与えているということを考えると、今のアメリカの指導者が、閉鎖的な、人種差別的な政策をとっていることは大変な間違いだと言えると思います。そんなことを、音楽を聴きながら考えてしましました。
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戸田交響楽団の演奏会に行ってきました。
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昨日の日曜日は、地元埼玉県の戸田市文化会館で開催された、戸田交響楽団のコンサートに行ってきました。

6年ほど前に設計した家のお施主さんが、音楽が好きで、数年前から先生についてヴィオラの練習をしていたのですが、去年からこの市民交響楽団に入団して活躍しています。その方からチケットを送っていただいたので聴きに行ってきました。

曲目は、前半がチャイコフスキーと、ストラヴィンスキーのバレエ音楽、後半がチャイコフスキーの交響曲第5番でした。
普段僕が聴く音楽とは少し違いますが、久しぶりに生で聞く演奏を楽しんで聞かせてもらい、少し優雅な気分に浸ることが出来ました。

ストラヴィンスキーのバレエ音楽は金管楽器の響きがきれいですね。そして、管楽器と弦楽器のアンサンブルがとても良いと思いました。
確かストラヴィンスキーの言葉だったと思いますが、「演奏会場で目をつむって音楽を聴くのは間違っている、せっかくコンサートに来たら演奏の様子を見て、目と耳と両方で音楽を楽しむべきだ」と書いてあったのを思い出しました。
そうやって目で見ていると、どの楽器がどんな演奏をしているのかがよくわかり、音楽を聴く楽しみが倍増するように感じます。

やはり、生で聞く音楽はいいですね。
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平家琵琶の会―求道会館
今週の金曜日に、本郷の求道会館で行われた平家琵琶の会に行って来ました。

「大原御幸―建礼門院の語る六道沙汰」と題されて、平家滅亡後に出家して京の寂光院に住む建礼門院の元に、後白河法皇が訪れ、平家の盛衰を目のあたりにしてきた建礼門院の話を聞くというくだりです。
俳優の坪井美香さんの語りで、琵琶と横笛、そして打楽器が入ります。
前もって解説していただいているせいもあって、細かなところは別としても話の大筋は解りますし、それ以上に坪井さんの語りの調子が素直に耳に入ってくる気がします。
物語は、やはりことばの調子、リズムがとても大事ですね。
そして、琵琶と横笛、打楽器の演奏が素晴らしく、1時間ほどの演奏が夢の中を漂っているような気がしました。
特に、打楽器が見たこともない不思議な楽器で、独特な空間を作っていたような気がします。後から聞いたところでは、中国で買ったものだそうですが、シルクロードの中央アジアあたりで使われているもののようです。
シルクロード由来の楽器

この日は音楽を聴くことと、もう一つ会場となっている求道会館を見学することも目的でした。
この求道会館は大正時代に浄土宗の仏教者だった、地角常観が若者たちと一緒に寝泊まりして仏法を追求するために宿舎と共につくったものと言うことです。
建築は建築家の武田五一が設計を担当して、当時のモダニズムに傾倒していた武田が、モダンな様式で作ったもので、西洋の教会のような外観とインテリアの中に、正面に仏様を納めた六角の逗子が嵌め込まれた、不思議なものです。

外観

教会風のインテリアに六角堂の逗子

独特構造の軽快な小屋組

この日は、近角常観のお孫さんに当たる、近角真一さんに案内をしてもらいました。実は近角さんは建築家で、50年近く使われずに廃墟の様になっていたこの建物を再生設計した方です。
又、会館の裏にかっての求道学舎があり、こちらも近角さんが再生をして定地借地権付きの分譲住宅として販売されました。この建物が出来た時に建築雑誌で見て興味があったので、こちらも見学できるかと思ったのですが、販売済みで、人が住んでいるので見学はできませんと言うことでした。
集合住宅となっている求道学舎


この日は、千年前の平家滅亡の語りを聞き、100年前に建設された建物のお話を聞き、不思議な時間旅行をした気持ちになりました。
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バロック・コンサート
開演前の舞台風景

先日の日曜日は、久しぶりに浜離宮朝日ホールで行われたコンサートに行って来ました。

スイスから来日した、イル・プロフォンドと言うバロックアンサンブルのコンサートでした。実はこのメンバーに、僕の大学の先輩に当たる朝吹さんの娘さん、朝吹園子さんが加わっているということで、朝吹さんから案内をいただいたものです。
楽器は全て古楽器を使っていて、テオルボと言う、リュートに似た珍しい楽器も入っていました。そして器楽に加えて、カウンターテナーの歌が入るという構成です。
カウンターテナーの歌声は初めて聞きましたが、男性とは思えない高い透き通った歌声でこの日のテーマ「17世紀イタリア~愛と悲哀のカンタータ」にピッタリでした。

普段あまり聞かないバロック音楽を、しかも古楽器で聞くと、とても優雅なゆったりした気分になり、日ごろのあわただしい生活をつかの間忘れることのできる、素敵なひと時でした。

この会は、日本とスイスの国交樹立150周年と言う名目もあって、会場には皇后陛下もお見えになっていました。
丁度、休憩時間を挟んで後半のプログラムが始まる前に、2階の席にお見えになって、一階の席から拍手をする聴衆に向かって手を振っておられました。

2階席の皇后さま

普段は皇室のことに特別な関心があるわけではありませんが、このように自然とみんなが拍手をして、手を振って応えられている風景は、中々良いものでした。
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トロッタ16
日曜の夜に早稲田奉仕園、スコットホールで行われた、トロッタの会のコンサートに行きました。

スコットホールの夜景
スコットホールの中、演奏会場

数年前に、同じ大学の卒業生と言うことで知り合った、詩人の木部与巴仁さんにお誘いいただいて、年2回の演奏会に、僕はこれで伺うのが4回目になりました。
トロッタの会とは、木部さんが「詩と音楽を歌い、奏でる」と書いているように、音楽の演奏と詩唱からなっています。詩は他の方のものもありますが、木部さんの書いたものが中心で、ロルカが採譜して詩を書いたスペイン民謡を木部さんがスペイン語で歌う試みもあり、非常に多彩で、毎回新しい趣向があって楽しみにしている音楽会です。

テルミンの演奏

今回は最初の曲で珍しい楽器に出合いました。テルミンと言う楽器で、ご存じの方もいるかもしれませんが、電気楽器の一種と言えばよいのでしょうか。四角い箱の横からアンテナのようなものが出ていて、その上で手をかざして動かすと、その動きに合わせて音楽を奏でるというものです。ちょっと人間の声に近い、哀愁を帯びた音がします。
演奏の女性の衣装と、手の動きが神秘的な世界に誘い込むようでした。

カスタネット協奏曲

もう一つ、珍しかったのはカスタネット協奏曲で、ピアノの連弾を伴奏に、カスタネット奏者の真貝裕司さんが両手に持ったカスタネットで様々なリズムを刻んでゆきます。
スペイン風なリズムを持つこの曲の作曲者は今井重幸さんで、この日もお出ででした。

演奏される曲の多くは、最近に日本の作曲家が書いたもので、詩もこの日のために書かれたものが多く、常に新しいものを求めてゆく木部さんの考え方が反映されているのだと思います。

また次回の演奏を楽しみにしたいと思っていますが、興味のある方はこちらをご覧ください。

http://www.kibegraphy.com/
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