「船橋の家」―一年点検
先日、船橋で増改築工事を行ったお宅の一年目の点検に行ってきました。

ご両親の家の2階に増築して、二世帯住宅に改造したものです。元々の2階の桁の高さが高いところにあわせて、増築部分の桁を設けて、小屋を表すようにして天井を張っているので、天井がかなり高い造りになっています。

トップライト

半年振りにお邪魔して、まずはお茶を頂きながら色々なお話を伺っていると、天井の高さが心地よい。
部屋の中心にあるキッチンの真上のトップライトから光がたっぷり入ってきて、空を流れて行く雲が見えるところも心が開放される感じがします。
人間にとって、景色が見えたり、雲や月を眺めたり、刻々と変化する光の移り変わりを感じることは大事なことだと、再認識しました。

この一年間、大きな問題もなく快適に過ごしていただいているという話を聞いて、安心しました。
点検の結果も大きな問題はなく、一部壁と家具の間が透いているところを直すことと、玄関のドアから少し異音がするところがあり、後日建具やさんに見てもらうことなどを決めて帰ってきました。
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図板
図板

日曜日は、今設計中のリフォームのお宅へ打ち合わせに。

設計を始めて二ヶ月ほどたち、そろそろ基本設計が終わり、来月から実施設計と言う段階なのだけれど、既存住宅の図面が全くないのが困ったところだった。
目に見えるところは、現場で実測して、平面図、断面図、立面図を起こしました。2階の天井裏も、潜れるところがあり、天井懐が十分にあるので、ほぼわかるのですが、2階の床下は入れるところがなく、構造が全くわからない。壁の中も見えないので、どこに柱があるのか、大方の検討はつくのだけれど、正確なところが解らない。
おおよその想像で、詳しくは現場が始まって、解体しながら検討するしかないだろうと思っていたところ、この日お施主さんから「図面がありましたよ」と言われた。

見せてもらうと、比較的詳しく図面が書いてあり、床の構造を示す、床伏せ図も入っている。さらに嬉しかったのは、大工さんの書いた「図板」が一緒に残っていたこと。
「図板」とは、大工さんが構造の検討と、墨付けの為に現場に入ってから、木の板に墨で伏せ図を書いたもの。
最近では、大工さんが墨付け、刻みをすることが少なくなり、プレカットと言って、コンピュータで書いた図面を元に、工場で機械が材木を刻んでしまう為に、このような「図板」を作る大工さんも減ってきている。
この「図板」は現場で最終的に書かれたものなので、図面よりも現状を正確に反映していることが多い。今回も図面で見ていると、1間半飛んでいる梁の背が6寸になっていて、こんなものでは持たないだろうにと思って図板を見るとちゃんと8寸となっていた。設計者が、よく解っていないところを大工さんが修正しているのがわかる。
このように古い資料があると、助かると同時に、謎解きをするような楽しみがありますね。

これで、間取りの変更に伴う補強工事の検討がより正確に出来ます。一安心。

追記
この文章を書いた後で、ちょっと気になって、「図板」について調べてみたところ、他に「板図」「手板」とも言うようです。
そういえば、以前現場で、大工さんが「手板」と言っていたのを思い出しました。
この中で「手板」と言う言い方が、いかにも職人ことばのような気がするのですが、どうでしょうか。
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区役所へ 確認申請
今日は朝から杉並区役所へ行きました。

家を出るときは雨は降っていなかったのですが、地下鉄を降りて地上に出ると、滝のような雨が降っていました。幸い、杉並区役所はそのまま地下鉄の出口とつながっているので、濡れることもなく入れてほっとしました。傘が役に立たないほどの降り方でした。

先日、設計中の住宅の確認申請書を提出していたのですが、その訂正に来ました。
確認申請も木造住宅に限っては、一時よりも落ち着いてきたようで、今回も提出してから5日ほどで、問題点を指摘した手紙が来ました。思ったよりもずい分早い。
内容は、書類の書き込み間違いとか、北側斜線のポイントの取り方の修正程度で比較簡単に終りました。
この分だと今週中に確認が下りそうでほっとしました。ただ、確認を出すまでは、かなり慎重に書類をや図面をそろえたので、今までと比べて、かなりの時間がかかっています。
何よりも大変なのは、書類の数が多いこと。防火関係の材料認定書だけでも100枚以上になり、それを二部作るわけですから、インターネットでダウンロードして、プリントアウトしたりするだけで、一日仕事です。
こんな書類を全て見ているのかどうか、余り意味のないことのように思えます。紙とインクを大量に使い、省エネの時代に逆行しているのでは。

帰りは、なるべく雨の中を歩かないようにと、新しく出来た副都心線で西早稲田まで帰ったのですが、先ほどの雨がうそのように、早稲田では降っていませんでした。道路も濡れていないので、こちらは降らなかったよう。狭い東京内でも結構お天気が違うものですね。


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TV取材 大井町の家
昨日は昨年竣工した、大井町の家のテレビ取材がありました。

撮影風景

テレビ東京の「住まいる家族」と言う日曜日の朝に放送している番組です。
5分ほどの短い番組なのですが、クルーが8人ほどで午後から二時間ほどかけて撮影しました。
建物と、家族を主題にした番組で、大井町の家は女の子ばかり4人姉妹のにぎやかな家なので、この番組にはぴったりかもしれません。

4姉妹

始めは、ご夫婦の住まいの感想など、インタビューのシーン、結構緊張しているみたいでした。その後赤ちゃんを含めて、4人の姉妹が遊んでいるシーンで、こちらは中々自然な演技。

演奏風景

続いて、音楽室で家族が揃ってピアノとフルートの演奏をしているシーン。ここは音も入るようで、演奏にも熱が入っていました。
プロデューサーの人が、物語を頭の中で作りながら、シーンの設定をしているようですが、2時間かけて撮った映像を、どのように5分の番組にまとめるのか、放映が楽しみです。

放送は8月3日(日)の午前7時24分からと言うことです。多くの人に見てもらえたらと思っています。
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児玉へ
土曜日は、埼玉県の児玉へ行って来ました。

児玉は、現在は本庄市に合併されていますが、埼玉県の北、もう少し行くと群馬県と言うところです。
ここに3年前に僕が設計したお宅があり、竣工してから3年経ったので、問題がないか点検してほしいと言われて、工務店の監督さんと行って来ました。

現在はまだ都内に住んでいる施主夫婦が、老後に住むために小さな平屋の家を建てたもの。とはいっても敷地は300坪近くあるので、都会とは違って、かなりゆったりと建っている。
防火の規定もないので、外壁は木の板を張っている。レッドシダーと言う、北米では外壁や屋根にも使っている耐久性の強い木を使っているので、木が傷んだり、反ったりしているところはまったくなかった。その上にキシラデコールと言う保護塗料を塗っているのだけれど、透明に近いものを使ったので、だいぶ木の色が変色してきています。脚立で届く範囲は、最近お施主さんが自分で、もう少し濃い色に塗装したのですが、北側は、少し壁が高いので、ペンキ屋さんに塗ってもらうことにしました。

外観

家の廻りは、だいぶ木が茂ってきて良い感じになってきました。庭が広く、現在は週末だけの生活なので、手入れが追いつかないと嘆いていました。

内観

家の内部は、ほとんど問題もなく、週末だけの利用なので、汚れもなくてきれいでした。
障子の鴨居の上についているかまぼこ型のものは、細い鴨居が垂れ下がらないように、補強とデザイン的なアクセントを兼ねて取り付けたものですが、効果があるようで、障子の建てつけも問題ありませんでした。
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