リフォームの現場 竣工検査
昨日は、上尾のリフォームの現場の竣工検査でした。

朝9時から三時間ほどかけて、施主と工務店の監督と僕の3人で、すみからすみまで見て廻りました。
今週は2日前にも現場に行って、気がついたところは、直すように指示していたので、そんなに指摘するところはないと思っていたのだけれど、クリーニングが終って、現場がきれいになると今まで見えなかったところもあって、全部で20項目ほどの指摘事項がありました。
これを今週中に手直しをして、いよいよ来週には引渡しとなる予定。


オブジェ

先日、籐を巻いていた柱も完成して、中々良い感じになっていた。
ギャラリーには、施主が持っているオブジェが一点だけ取り付けられていた。これは船の廃材を使ったもので、中々面白い。中に電球が仕込んであって、電源が必要なのだけれど、この近くにコンセントがない。初めから解っていればコンセントを用意していたのだが。電気屋さんに相談すると、簡単に配線をしてくれた。しかもオブジェの丁度後ろに出してくれたので、線が見えない。これならば、へたなところにコンセントを用意するよりずっと良い。
電気屋さんに感謝!
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(0)    trackback(0)

リフォームの現場 竣工直前
今日はリフォームの現場へ行く。

あさってが竣工検査なので、現場は職人さんが大勢入って、最後の仕上げをしている。
今日中に工事は終って、明日一日でクリーニングをして、あさって竣工検査の予定。

テレビ台

建具屋さんも部屋のドア関係は全て付け終わり、大工さんが作った作り付け家具の扉をつけている。写真は、居間のテレビを置くカウンターの引き戸を付けているところ。


トイレのタイル

二つあるトイレは、床のタイルを同じ模様の白と黒を分けて使ってみた。いつもこういう装飾はやらないのだけれど、お施主さんが気に入ったタイルを使ってみたら、結構面白い。お施主さんが積極的な人だと、それに触発されることもあって、つくづく、住宅は設計者と施主のコラボレーションなのだと思う。
横の手洗いカウンターにも、これから扉が付く。

タオルウオーマー

洗面室の壁には、タオルウオーマーが付けられていた。これは、バスタオルを掛けて、暖めたり、乾かしたりするもの。壁から飛び出すと邪魔になるので、壁をニッチ状に引っ込めて納めるようにした。

外流し

陶芸室の外の流しは、コンクリートパイルを立てて足にしたものだけれど、建物の外壁と同じ吹き付け材を吹き付けて、きれいに仕上がっていた。
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(0)    trackback(0)

児玉へ
土曜日は、埼玉県の児玉へ行って来ました。

児玉は、現在は本庄市に合併されていますが、埼玉県の北、もう少し行くと群馬県と言うところです。
ここに3年前に僕が設計したお宅があり、竣工してから3年経ったので、問題がないか点検してほしいと言われて、工務店の監督さんと行って来ました。

現在はまだ都内に住んでいる施主夫婦が、老後に住むために小さな平屋の家を建てたもの。とはいっても敷地は300坪近くあるので、都会とは違って、かなりゆったりと建っている。
防火の規定もないので、外壁は木の板を張っている。レッドシダーと言う、北米では外壁や屋根にも使っている耐久性の強い木を使っているので、木が傷んだり、反ったりしているところはまったくなかった。その上にキシラデコールと言う保護塗料を塗っているのだけれど、透明に近いものを使ったので、だいぶ木の色が変色してきています。脚立で届く範囲は、最近お施主さんが自分で、もう少し濃い色に塗装したのですが、北側は、少し壁が高いので、ペンキ屋さんに塗ってもらうことにしました。

外観

家の廻りは、だいぶ木が茂ってきて良い感じになってきました。庭が広く、現在は週末だけの生活なので、手入れが追いつかないと嘆いていました。

内観

家の内部は、ほとんど問題もなく、週末だけの利用なので、汚れもなくてきれいでした。
障子の鴨居の上についているかまぼこ型のものは、細い鴨居が垂れ下がらないように、補強とデザイン的なアクセントを兼ねて取り付けたものですが、効果があるようで、障子の建てつけも問題ありませんでした。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

建築知識 詳細図集
建築知識


雑誌「建築知識」の今月号は、納まり詳細図特集をやっています。
僕もこの特集に参加して、11人の建築家の1人として、木造住宅の床と巾木の納まり図と解説を担当しました。
今年の2月ごろから始まって、結構大変な作業でしたが、改めて、ディテールについて考える、良い体験になりました。

世の中に出回っている、標準ディテール集は結構古いものが多く、現在の技術、工法の変化に対応していないところが多いのではないか、と言う編集者の考えから始まった企画ですが、時間による変化だけでなく、人によって、ディテールに対する考え方がずい分違うことも面白いところでした。
出来上がった雑誌を見直してみると、よく出来た解りやすい特集になっていると思う反面、あくまでもこれは、標準ディテールとして参考にするものであって、一軒一軒の設計の中では、その建物にあったディテールを考えてゆかねばならないし、ディテールには無数のバリエーションが考えられるのだとも思えます。

ディテールは奥が深い。良い勉強になりました。
Posted by kozyken
category:
comment(4)    trackback(0)

リフォームの現場 籐巻き
昨日は、嵐模様の天気の中を朝からリフォームの現場へ。

昨日はは籐工芸の尾崎さんと言う職人さんが現場へ来るので、楽しみにしていた。

今回の居間、キッチン部分は元々いくつかの部屋と廊下を壁や柱を取り払って広い部屋にしています。
そのときに、屋根裏では鉄骨の梁を入れたり、色々と補強工事をしているのですが、その梁が集中する為にどうしても抜けない柱が一本ありました。逆に補強な為にもう一本柱を追加しています。
ここの柱は元々和室の柱だったので、貫や長押の後が残ってそのまま見せるわけには行かない。石膏ボードを張って仕上げてしまえば簡単なのだけれども、それでは壁のようになって、空間が分断されてしまう。
色々悩んでいるときに、アルバー・アアルトのマレイア邸の柱には、確か籐を巻いてあったはず、と思い出した。
そこで以前雑誌に出ていたのを覚えていた、尾崎さんに電話をかけて相談すると、大丈夫とのこと。それで昨日来てもらったわけです。

籐は朝5時から水につけて柔らかくしてあったとのことです。
籐


2時間ほどでここまで進んできている。籐1本の巾が5mm位なので巻いてゆくのにずい分時間がかかる。根気の要る仕事だ。
籐巻き


二本の柱は途中から、角を大きく面を取っているので、それが面白い形になっている。尾崎さんの話では角が直角だと、後から籐が緩んでくるので、面を取っておいて正解だったらしい。
籐巻き


同じころ、キッチンシンクの下に生ゴミ処理機を取り付けていた。
これは、シンクの排水に生ゴミを入れて、スイッチを入れれば瞬時にゴミを粉砕して、細かいチップ状にして、箱に収納して乾燥させるというもの。まったく匂いがせずに、ここに2か月分ぐらいをためておくことが出来る。2ヶ月に一度、それを捨てるか、庭の肥料にしてもよいと言うすぐれもの。
生ゴミ処理機


デッキの上には、同じデッキ材でエアコンの屋外機のカヴァーが出来ていた。前面を覆うと、効率が落ちてしまうので、正面は隠せないが、横から見るとだいぶ存在感が薄れる。
エアコンカヴァー
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(0)    trackback(0)

ワンラブ  ボブ・マーリー
ボブ・マーリー


昨日の朝は、新日曜美術館でポール・ゴーギャンの特集をやっていました。
この前、ゴーギャンの本を読んだばかりだったので、興味があって、朝食を食べながら見ていました。
その後、午後からの打ち合わせの為に事務所へ行き、帰りにスポーツクラブによって、軽く泳いで、7時半ごろ帰宅。
テレビをつけると、ボブ・マーリーの特集をやっていた。これがすごく面白くて、つい熱心に見てしまった。
英語の歌は、よく知っている歌でも歌詞の内容まで理解していることは少ないのは、僕だけではないと思うけれど、ボブ・マーリーのワンラブと言う曲は中々すごい曲です。
「ひとつの愛、ひとつの心、みんなで一緒になればうまく行く」と言うフレーズの繰り返しなのだが、当時のジャマイカの状況は、ほとんど内乱状態で国民同士が殺しあっているときに、彼がこの歌で殺し合いはもうやめて、仲良くしようと訴えかけているわけです。
78年のキングストンのスタジアムでのコンサートで彼はこの歌を歌い、対立する政党の党首がボブの招きで舞台の上で握手するシーンは感動的でした。

ボブ・マーリーが亡くなった後も、南アフリカのアパルトヘイトで苦しむ黒人達が、ひそかにこの曲を聞いて元気付けられ、反アパルトヘイトの運動を続けていた話や、そのころのぼろぼろになったレコードを大事そうに見せている人々の顔が印象的でした。
政治で解決できないことが、1人の男の作った音楽によって、良い方向に動いてゆくこともあると言うことがよく解ります。

ボブ・マーリーが亡くなったのは81年の4月、その半年前にジョン・レノンも亡くなっています。ジョンも歌の中で、人種差別や戦争、貧富の差のない世界を歌っていたのを思い出しました。
Posted by kozyken
category:音楽
comment(0)    trackback(0)

花便り(9) ポピー
ポピー


自宅からバス停までのいつもの通勤路の途中に、以前は雑木林があったのだけれど、区画整理の為、二年ほど前にすっかり木を切られてしまった。

その一部に建売住宅が最近建てられたのだが、半分は空き地になっていて、そこにポピーの花がいっぱいに咲いていた。
誰かが植えたわけではなく、どこかから種が飛んできて、自然に生えているように見えます。

こんな風に無造作に花が咲き誇っているのを見ると、なんとなくほほえましい気持ちになりますね。
Posted by kozyken
category:景色
comment(0)    trackback(0)

リフォームの現場 最終仕上げ
今日は朝からリフォームの現場へ。

漆喰

いよいよ最後の仕上げに入っていて、先週は下地を作る工事をやっていた漆喰塗りも、ほとんど終って、現場は一気に仕上がった感じになってきた。

ニッチ

寝室の壁も仕上がって、テレビを埋め込むようにニッチ風に壁を引っ込めたところもきれいに出来上がっていた。テレビも薄型の壁掛けタイプのものが出てきたので、こんなことも出来るようになった。これで、ベッドに寝ながらテレビが見られる。

コルクタイル

子供室も、壁のシナ合板の塗装が終っていた。塗料は、植物原料の自然塗料を使っている。
床のコルクタイルも張り終わっていた。今回は下地用の少しやわらかいコルクを下張りして、二重張りにしたのだけれど、やはり歩いてみると弾力が感じられる。

外流し

陶芸が趣味の奥さんの為に陶芸室を作ってあるのだけれど、その外部に手を洗えるように流し台を作った。以前使ったことのある、陶器の流しなのだが、立って使う為に足をどうするかずい分悩みました。下水配管に使うコンクリートパイプを縦にして使って見ました。径が大きかったのか、鉢が埋まりすぎて気になっていたところを、左官屋さんが内側にモルタルを詰めて高さを調整してくれた。
この左官屋さんが、実にまめな人で嫌がりもせずに色々なことをやってくれます。このコンクリートパイプの廻りも、グラインダーを使って、丸く削ってくれました。
この後、建物の外壁と同じ吹き付け材を吹きつけるつもり。
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(6)    trackback(0)

楽園への道
楽園への道


ガルバス・リョサの「楽園への道」を読み終わったところです。

これは、画家のポール・ゴーギャンと彼の祖母のフローラ・トリスタンを主人公にした小説。とはいっても、二人が一緒に出てくるわけではない。ゴーギャンが生まれる前にフローラは死んでいます。

この小説の構成の特異なところは、二人の晩年、死に到るまでの短い期間を中心に、章ごとにフローラとゴーギャンの話が交互に繰り返されることにあります。
フローラは、社会主義運動の活動家として又、作家として有名だったらしい。その彼女が、1844年4月にパリを発って、フランス各地に労働組合設立活動の為の旅を始め、11月にボルドーでなくなるまで、そしてゴーギャンは1891年初めてタヒチについてから、1903年ヒヴァ・オア島でなくなるまで、つまり50年ほどの時間の隔たりと、フランスとポリネシアと言う2つの場所を章ごとに行き来することになるわけです。
さらにそれぞれの話の中で、自在に時間をさかのぼって、過去の思い出が語られるので、話はさらに複雑になります。

もうひとつ、不思議なところは、この話が三人称で書かれていること。ある語り手が、この時間と空間を自由に行き来しながら語りかけている形になっている。
僕はこの本を読みながら、この語り手が誰なのか、ずーっと気になっていた。もちろん、具体的な人物が想定されているわけではないのだけれど、フローラにもゴーギャン(文中ではタヒチでの渾名、コケで)にも親しげに語りかけるこの存在は、いつも空の上から二人を見ているように見える。しかし神のような至高の存在ではなく、もっと身近なものに感じることもある。もしかしたら、作者でもあり、読者でもあるのかもしれない。

フローラと言う労働者と女性の人権確立の為に命をかけた女性と、文明社会に見切りをつけて、原始社会の力の中に新しい芸術のあり方を夢見たポール・ゴーギャン。
リョサは、この二人の物語を、時間と空間を自在行き来しながら立体的に組み立てることで、実に魅力的な作品を作ったのだと思います。
Posted by kozyken
category:
comment(0)    trackback(0)

照明計画

昨日から、設計中の住宅の照明計画をしている。

住宅のインテリアを作っている要素としては、照明はとても大事だと思っているので、時間をかけて慎重に計画している。
昼間は太陽の光の下で活動的に生活をするとすれば、夜は照明の光の下で、ゆったりと落ち着いた生活を楽しむため、昼間の明るさとは違う、そういう照明の方法をあれこれと考えているわけです。

今回は、なるべく蛍光灯を中心にした照明を考えている。
元々蛍光灯の青白い光は、住宅には向かないと思って避けてきたのだけれど、最近のエネルギー削減の流れの中では、そうも言っていられなくなって来た。各社、電球を生産中止するというニュースも先日やっていました。

ダウンライトはだいぶ前から、蛍光灯製品が色々出ているし、ペンダントライトも、電球型蛍光灯が小型化したので、ずい分使えるものが増えてきたと思う。
光の色も電球色蛍光灯で、だいぶ暖かい色が使えるようになった。それでも電球の光とは微妙に違うのですが。
困るのは、ミニクリプトン球と言う、小さな電球を使った照明器具。器具もコンパクトで、デザインも豊富なので、よく使っていたのだけれど、蛍光灯では、代用にならない。
今回はなるべくミニクリプトン球の器具を使わないように計画しているけれど、やむをえないところは、一部出てくるかもしれない。(まだ色々と迷っている段階ですが)

ブラケット照明

写真の家は、以前に設計した家ですが、ブラケットの照明が60Wの電球でも13Wの蛍光灯でも、どちらも使えるようになっているので、今回もリビングルームに使おうと思っているものです。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

リフォームの現場 デッキ、漆喰塗り
今日は午前中、リフォームの現場へ。

デッキ

室内での大工さんの仕事はほぼ終わり、外の足場も取り外されたので、中庭にデッキを張る工事が連休前から始まっている。結構な広さのあるデッキなので、大工さん3人がかりでまだ1/3ほど残っている。
デッキ材は「セランガンバツ」と言う南洋材を使っている。これは硬くて丈夫な木なのだが、施工後に木が暴れることがあると、止めているステンレスのビス頭を切って外れることがある。それだけ力が強いというわけだ。
そこで今回は、デッキ専用ビスと言うものを使っている。同じステンレスのビスなのだが、頭のところが太くてしっかりしているもの。

下地処理

内部では、左官屋さんが壁の漆喰塗りの下地処理をしている。

試し塗り

今回使っている漆喰は、「カルクウオール」と言う商品名のスイス産のもの。僕はこれで二度目になるのだけれど、今回の左官屋さんは初めて使うということなので、キッチンの冷蔵庫置き場の裏で試し塗りをしてみる。
コテ後が残らないようになるべくフラットに、と言う注文に、注意深く塗っていたけれど、慣れれば難しいところはなさそうとのこと。

カルクウオール

漆喰の材料は、すでに調合されて、写真のような状態で、容器に入って送られてくる。
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(0)    trackback(0)

旅の手帳 宮脇檀
旅の手帳


建築家で僕の先生であった宮脇檀さんの「旅の手帳」(彰国社)と言う本を買った。

宮脇さんが亡くなってから早いものでもう10年になる。
旅好きだった宮脇さんが、旅行中、泊まったホテルで必ずプランをスケッチしていたのは有名な話。その旅のスケッチブックを、娘さんの彩さんが編集して出したのが、この本です。
ホテルのプランだけでなく、風景のスケッチや、町のちょっとした広場を実測して図面化したものなど、よくあれだけ忙しい人がこんなにまめに書いていたものだと感心します。
そして、どのスケッチも流麗で、宮脇さんの手の動きが伝わってくるようです。

学生のころ、設計の授業で中々手の動かない学生に業を煮やして、宮脇さんが自分で手を動かして、エスキースの手順を見せてくれたことを思い出しました。
手と同じように口もよく動く人でしたが、学生達を前に次々としゃべりながら、その手の先からどんどんアイデアが絵になって出てくるのを、われわれ学生は、圧倒されて見ていたものです。

この本は、建築が好きな人だけでなく、旅の好きな人、純粋に絵の好きな人が見ても十分に楽しめる本です。
Posted by kozyken
category:
comment(2)    trackback(0)

| HOME |