「スペインで建築すること」
今日は、午後から「スペインで建築すること」と言う、建築家の伊藤豊雄とエリアス・トーレスのレクチャーを聞きに、新宿のパークタワーへ行ってきました。

東京デザイナーズウイークの一環として、スペイン大使館の後援で行われたもの。
まずは伊藤豊雄さんの、スペインでのプロジェクトの話から。伊藤さんは、バルセロナに事務所を持ち、バルセロナだけではなく、スペイン各地でいくつもの仕事を手がけている。最近完成した、パビリオンと、その隣に工事中のツインタワーの話を中心に、スペインで仕事をすることについて、なかなか興味深い話でした。
最後に、ガウディーの「一本の木が私の先生です」と言う話を引用して、今の私にとっても一本の木が先生です、と言う話は、最近のトッズの仕事などと重ねて、納得の行く話しでした。

エリアス・トーレスさんもスライドを使って、数多くの仕事を紹介してくれました。興味深かったのは、自由な発想で、現代的なデザインをしていても、どの作品もスペインの風土と歴史の流れから全く外れていないこと。ヨーロッパの文化の重さを思い知らされた感じがしました。

スペイン料理

レクチャーの後は、スペイン料理とワインでパーティーが用意されていました。
僕がいつもカーテンをお願いしている、フォーウエストの西城さんと森西さんと、偶然一緒になり、しばらくワインを片手にスペインの話に花が咲きました。

会場で、伊藤豊雄さんデザインのTシャツにサインをしてもらったり、

Tシャツにサイン

イベリコ豚のローストを食べながら、トーレスさんと写真を撮ったり、中々楽しいパーティーでした。
エリアス・トーレスさんと

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永福町の家
今日は午後から永福町の現場へ行きました。

垂木

土曜日に上棟式だったので、現場はそんなに進んではいない。大工さんが1人でやっているので、屋根の下に入る垂木を取り付けているところでした。
雨が心配なので、早く雨をしのげる状態にしてほしいのだけれど、土曜日には野地板を張り終わって、防水のルーフィングまで張り終わる予定。

サッシやさんが来ていて、サッシの打ち合わせをしました。
2階の天井近くの妻部分に台形の嵌め殺しサッシが入るのですが、ここに問題があって、現場でずい分長いこと検討するはめになりました。
部屋内からサッシが見えずに、ガラスだけに見えるような納まりにしていたのですが、ガラスが内側から取り替えるようになっているので、これだとガラスが割れたときに取り替えられないことになるという。散々悩んだ末にやむを得ず、サッシの寸法を少し替えることにしました。
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永福町の家―上棟式
昨日は永福町の家の上棟式がありました。

一階骨組み

お昼過ぎに現場に行くと、一階部分が立ち上がって、2階の床を張っているところでした。
写真を見てもらえると解かるのですが、この家には四隅の通し柱がありません。
僕は何年か前から通し柱をやめてしまったのですが、その理由は、木造に詳しい構造事務所の意見で、四寸角ほどの通し柱は、ほぞの欠きこみで断面が細くなって、メリットよりもディメリットの方が大きくなると聞いたからです。その代わりに、1階と2階の柱を金物で緊結して、構造用面材、又は筋交いで固めるようにしています。

床合板

通し柱がないと、建て方の時に不安定になるので、この現場では2階の床を先に張っていました。これは、この後の2階の作業が楽になると共に、安全にもなるので中々良い方法だと思いました。

棟上

夕方になって、ようやく棟木が取り付けられました。工務店の社長さんは、元々大工さんだったと言うことで、じっとしていられなかったのか背広姿のまま屋根に上って手伝っていました。こうゆう社長さんの姿勢を見ていると、なぜか信頼が出来る気がします。

その後、お施主さんと工務店の社長さんが、建物の四隅にお酒と、お塩、お米を撒いて上棟式を行い、合板でしつらえた即席のテーブルに料理と飲み物を用意してもらってお祝いの宴となりました。

上棟式

上棟式と言うのは、宗教的な儀式の意味合いもあるのだけれど、僕はそれ以上にお施主さんと職人さんたちの親睦を図ることの意味が大きいと思っています。この日もご馳走を頂きながら、職人さんたちの話を色々と聞けて、中々楽しい上棟式になりました。ただ、最近は職人さんたちもみんな車で来ているので、あまりお酒を飲めないのが少々残念ですが。

最期に、鳶の親方の木遣りと手締めで、終わりとなりました。


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「また会う日まで」
また会う日まで


ジョン・アーヴィングの新作「また会う日まで」をやっと読み終わりました。
8月末から読み始めたので、2ヶ月近くかかってしまった。

通勤の電車の中だけの読書時間と言うこともあるけれど、とにかく長い小説でした。
ジョンアーヴィングの小説はどれも長いけれど、これはまた特別長い。
物語を書くと言うことは、主人公の一生を書かなくてはいけない、と言うようなことを、どこかでジョン・アーヴィングが書いていた記憶がありますが、まさにそのとおりの小説と言えます。
主人公のジャック・バーンズが4歳のときから始まって、30歳を過ぎて、まだ会ったことのない父親と、めぐり合うまでの話。
父親が居ないことによって、自分の中に空白を抱えて生きてきた男が、父親とめぐり合うことによって、その欠けた部分をそっくり取り戻す話ともいえるのだけれど、その間に、これでもかと言うほどの数々のエピソードがちりばめられている。そのいくつものエピソードが、最後になって、お互いに関係していることに読者が気がつくようになるところも、いつものアーヴィングの手法といえます。
父親が、全身に楽譜の刺青をしていることの意味も、読者は最後になって納得させられます。

最後に、ちょっと気になったことですが、題名の「また会う日まで」、原題はUntil I Find You。
直訳すると、あなたを見つけるまで、又は、あなたに会えるまで、と言うことなのでは。
と言うのは、「また会う日まで」だと、一度一緒だった人と再会する、と言う意味になってしまうけれど、主人公のジャック・バーンズは生まれたときから父を知らずに、最後のシーンで30歳を過ぎて初めて父親のウイリアムに会うわけだから、だいぶ意味が違ってしまう。
どうしてこんなことにこだわるかと言うと、このFindには2つの大事な意味があると思うのです。ひとつは文字通り、まだ見ぬ父をみつける、と言うこと。そしてもうひとつは、母によって間違った印象を植え付けられた父の本当の姿をみつけると言うこと。

どなたか、意見があったら教えてください。
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永福町の家―基礎防水
土曜日は、午前中に小金井の家に一年点検に行きました。
特に大きな問題もなく、塗装の補修の為に、日を改めてペンキ屋さんに一日来てもらうことにしました。

その後、永福町の現場へ。
先週、コンクリートの打設を行った基礎の型枠がはずされて、外部から防水工事をするので、その工事の確認に行きました。
普通は基礎の防水はしないのですが、今回は建物の高さを法規の関係で低く抑えなくてはいけない為に、1階の床を低くして、基礎の内部を地面より35cmほど低くしています。
そこに水が入ってくると困るので、基礎の外側から防水をするようにしています。

基礎防水

現場に行ったときは、防水工事はほぼ終わっており、防水のチェックをして、職人さんの話などを聞きました。

配管廻りの防水

設備の配管が、基礎を貫通するところが一番問題を起こしやすいところなので、入念にチェック。水道管、配水管の工事も当然ですが終わっています。

設備配管

水道業者は、前回の小金井の家と同じ業者ですが、中々丁寧な工事をしています。
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ハラ ミュージアム アーク
連休最期の昨日は、お天気も良いので久しぶりに息子と二人でドライブへ出かけました。

行き先は、伊香保。伊香保温泉の近くにある、磯崎新設計のハラ ミュージアム アークが最近増築されて、狩野派など江戸期の絵画が展示されていると言うことを建築雑誌で見て、それを見に行こうと思ったわけです。

牧場

朝早めに家を出て、車の幌を開け放し、秋の風を感じながら順調に関越道を一時間ほど、渋川伊香保インターで降りて、しばらく走ると周りは高原の雰囲気に。グリーン牧場と言う観光牧場の中にミュージアムがあるので、牧場の中を歩いてゆくと、子供づれの家族でにぎわっています。広い牧場の中には羊や馬、牛がいて、実にのんびり。天気はいいし、ここだけでも来た甲斐があります。

外観

しばらく行くと牧場のはずれにミュージアムがあります。僕は20年前に新築されたときに一度来ています。そのときは、木造の黒い板張りの外観がいつもの磯崎新と少し違うという印象を持ったのですが、今回の増築も、全く同じ素材と形態で、知らなければどこが増築されたのか解からない。

エントランス

まずは、増築された「観海庵」へ。入り口を右に折れて、中庭の床に描かれた、ランドスケープと題された原色の絵を眺めながら廊下を進むと、目の前に広い高原の景色の広がる回廊に出ます。きっとこれは、ロマネスクの回廊からの引用かな?磯崎らしい、などと思いながら行くと突き当りが「観海庵」の入り口。

回廊

大きな扉を開けると正面に「虚空」と題された、真っ黒な彫刻が中に浮いていて、まるでブラックホールのよう。日本美術の入口に、モダンアートがあるのも面白いですね。

内部の展示の仕方が、ちょっと凝っています。長押の廻った床の間風のところに掛け軸がかかっていたり、違い棚を模した所に螺鈿の重箱が飾ってあったりします。
そして、ここでも日本美術の横に、それに合わせたようにモダンアートの彫刻が並べられていて、それが不自然でないところが面白い。この、展示は磯崎新のアイディアらしい。

ミュージアムカフェ

一通り展示を見終わって、丁度お昼時になったので、離れて建っているミュージアムカフェで、真っ青な空の下、芝の緑に映えるミュージアムの建物を眺めながらの食事は、中々爽快。

帰りは、榛名湖を廻って、横川まで、久しぶりに山道のドライブを楽しみました。
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永福の家ー型枠
今日は、午前中に国分寺で打ち合わせがあり、その帰りに永福町の現場へ行って来ました。

吉祥寺で井の頭線に乗り換えると、丁度急行が来ていたので10分ほどで永福町へ。

現場は、明日基礎の立ち上がり部分のコンクリートを打設するということで、ほぼ型枠ガ出来上がっていました。

型枠

配筋検査のときに、アンカーボルトや設備の配管スリーブもチェックが終っているので、今回は型枠の高さ、鉄筋のかぶり厚のチェックぐらいです。

止水シール

写真で細長い粘土の様に見えるのは、コンクリートの打ち継ぎ部分の止水の為のシールです。今回は、基礎の床下になる部分が地面よりも下になるので、型枠をはずした後に基礎の外側から防水をする予定。
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永福の家ー配筋検査
昨日は、永福の家の配筋検査に行ってきました。

基礎配筋

今回は、基礎が「べた基礎」で、基礎の立ち上がりのレベルが3種類あるので、ちょっとややっこしい。
事前に基礎の図面に色分けをして、間違えないように配慮したつもりだったけれど、玄関周りの立ち上がりのレベルを間違えていた。
それは、その場で直してもらい、確認。その他は図面どおりで、比較的きれいな配筋がされていました。
今回は、「瑕疵担保保証」にも入っているので、保証会社の検査員の人も来て、一緒に検査をしまた。こちらの検査も、問題なく終了しました。
今回は、任意で「瑕疵担保保証」に入ったのだけれど、来年からはこれが、法律で義務化するので、必ず、基礎配筋と木造軸組の検査が行われるようになる。

設備スリーブ

その他、アンカーボルト、ホールダウン金物のチェック、設備配管のスリーブ検査を行って、この日の検査は終わりました。
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Brother、Broaher
土曜の夜は、銀座でのパーティーと、高円寺ジロキチのライブが重なっていて、迷った末に両方とも行くことにしました。

銀座のパーティーは、建築家が選ぶ建築家展の第二弾、「空に向かって」のオープニングパーティー。
少し早めに行って、4人の建築家の作品をゆっくり見せてもらう。今回はテーマ通り、屋上庭園を含めて、空の下での生活を楽しむスタイルが多いようです。
僕も、屋上庭園はよく設計に取り込むので、興味深く見せてもらいました。
出展者の人たちに話しを聞いたり、顔見知りの人、初めて紹介された人たちと、話が盛り上がったところで、後ろ髪引かれる思いで8時ごろに失礼して、高円寺へ。

ジロキチのライブは松谷冬太、レオ兄弟のデュオコンサート「Brother、Brother」

fuyuta  and  leo

今まで、お互いのライブにゲストで一緒に歌うことはあっても、デュオでコンサートは初めてなので楽しみにしていました。
9時ごろにお店に入ると、ワンステージめが終わったところで、お店の中は立っている場所もないくらいの混雑で盛り上がっていました。
と言うわけで、ツーステージから聞いたのですが、期待通りの素晴らしいステージでした。
兄弟なので、声の質は良く似ているけれども、当然ながら歌い方は微妙に違う。それぞれのソロを楽しんで、さびのところで、ハモッタり掛け合いがあったりして、実に楽しいライブでした。

最期にアンコールで歌った、You‘ve Got a Friendのメロディーが、帰りの電車の中、ずっと頭の中に響いていました。
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ネコの休日
ネコの昼寝

休みの日に、一日のんびり寝ているネコを見ていると、こちらものんびりした気分になってきます。
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江戸東京たてもの園―馬篭の原図展示
先日、小金井公園にある、「江戸東京たてもの園」へいってきました。

「江戸東京たてもの園」ご存知の方も多いと思いますが、江戸から明治、大正、昭和期の東京のたてものを移築してきて、広い園内で公開している場所です。

今回は、ここの展示室で行われている「全国建築博物館展」に宮脇ゼミのデザインサーヴェイの図面を展示しているのを見に行くのが目的。

馬籠

ガラスのケースの中に、長さが4m近くある「馬篭宿」の平面図と屋根伏図が上下に比較できるように並べられており、さらにその上に立面図が展示されていて、街道沿いの馬篭の町の雰囲気が良くわかるように配置されています。
このように併置されて見ることが出来ると、デザイン・サーヴェイがどういうものであったのかが良くわかります。

学芸員の方に展示のお礼の挨拶をしてから、少し時間があったので、園内を歩いてみました。
10年ほど前に一度来たことがあるのですが、その頃からだいぶ建物も増えているようですが、時間があまりなく、結局以前にも見た建築家「前川国男」の自邸をもう一度訪ねることにしました。

前川国男自邸

この建物は戦時下に建てられたそうですが、モダニストの前川にしては、切妻屋根の和風な外観が興味を引きます。巾の広い破風が下に行くにしたがって広くなっていたり、中心に棟持ち柱のように丸太柱が立っているところなどは、伊勢神宮を思わせるような気もします。

インテリア

内部は大きな吹き抜け空間に、紙障子の入った窓と、洋風な空間を和風の素材で表現しているようにも見えますが、玄関から居間への大きな扉などは、明らかにコルビュジェの影響も見られるようです。

バスルーム

そのような中で、バスルームだけは完全な洋風スタイルで、便器も、多分当時としては珍しい洋風の水洗便器です。
時間があれば、もっと色々と見て廻りたかったのですが、閉館の5時半になってしまいました。近いうちに、もう少し時間の余裕を持って、再訪しようと思っています。

ここは、見所も多く、一日いても楽しめるところなので、お勧めできる場所と言えます。
その上で、デザイン・サーヴェイの図面も見ていただけたらと思います。
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「船橋の家」―一年点検
先日、船橋で増改築工事を行ったお宅の一年目の点検に行ってきました。

ご両親の家の2階に増築して、二世帯住宅に改造したものです。元々の2階の桁の高さが高いところにあわせて、増築部分の桁を設けて、小屋を表すようにして天井を張っているので、天井がかなり高い造りになっています。

トップライト

半年振りにお邪魔して、まずはお茶を頂きながら色々なお話を伺っていると、天井の高さが心地よい。
部屋の中心にあるキッチンの真上のトップライトから光がたっぷり入ってきて、空を流れて行く雲が見えるところも心が開放される感じがします。
人間にとって、景色が見えたり、雲や月を眺めたり、刻々と変化する光の移り変わりを感じることは大事なことだと、再認識しました。

この一年間、大きな問題もなく快適に過ごしていただいているという話を聞いて、安心しました。
点検の結果も大きな問題はなく、一部壁と家具の間が透いているところを直すことと、玄関のドアから少し異音がするところがあり、後日建具やさんに見てもらうことなどを決めて帰ってきました。
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