ツツジが満開
一昨日の日曜日は、何もしないでのんびりと一日過しました。

本を読んだり、音楽を聴いたり、久しぶりにお昼に料理を作ったり、夕方には近所を散歩と本当にのんびりした休日でした。

赤と白のツツジ

散歩していると、どこの家にもツツジが満開になっています。やはり例年よりも少し早いようですね。
近所の大きな農家では、赤と白の花が一本の木から咲いていて、中々見事でした。

赤いツツジ

その近くでは、赤い花がこんもりと付いた木があって、これも又見事。赤といってもバラと違って、華やかだけれども、柔らかな赤でした。
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地盤改良―世田谷の現場
新しく世田谷で始まった住宅の現場は、先週に解体工事が終わり、今週から本工事に入りました。

基礎工事に先立って、地盤の調査を行ったのですが、その結果、思ったよりも地盤がよくないという問題が出てきました。
この辺は、関東ローム層と言う比較的しっかりした地盤と予想していたのですが、以前に盛土をしたらしく、表層の80cmぐらいがやわらかいのです。
データを見ると、2階建てならば、よく転圧をすれば何とかいけそうな、ぎりぎりの数字です。
しかし、敷地ぎりぎりに建っている、お隣の建物があまりしっかりしていないので、転圧をすることで振動を与えたくない、すぐそばに、地主さん所有の井戸があって、これには手を付けられない、等の問題もあります。
だいぶ迷ったのですが、後々に不安を残したくないので、お施主さんとも相談して、地盤改良を行うことにしました。
表層地盤改良といって、地盤の弱い部分を掘り起こして、土に地盤改良材と言う、セメントのようなものを混ぜて、地盤を固めてゆくものです。

地盤改良

敷地は狭いので、改良する土の量も少なく、昨日一日で終わる仕事でした。私が午後から現場に行った時は半分仕事は終っていました。
この現場は、前面道路が1.8mしかないので、穴を掘る“ユンボ”と言われる、重機も小型のものですが、それにしてもよく入ったものだと感心します。
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レイルズ・アンド・タイズ
レイルズ・アンド・タイズ

この間、いつものツタヤでDVDを借りてきて、「レイルズ・アンド・タイズ」と言う映画を見ました。
監督がアリソン・イーストウッド、主演がケヴィン・ベーコン(かみさんのお気に入り)と言うところがちょっと気になって借りたのですが、これがすごくいい映画でした。

ケヴィン・ベーコンは妻が癌の再発で余命があまりないと宣告されている、鉄道の運転手の役。良い男なのだけれど、自己中心的で、人の気持ちになって考えられないタイプで、病気の妻にうまく対応が出来ないでいる。
そして、列車の運転中に事故を起こしてしまいます。人生に悲観して、子供をつれて心中を図った車に踏み切りで衝突します。母親は死にますが、子供はぎりぎりで逃げて助かります。
そして、ひょんなことから、彼と妻が、その子供と一緒に暮らすようになります。今まで子供のいなかった夫婦に、その子が加わることによって、少しずつ夫婦の関係が変わってゆきます。

こうゆうストーリーは、えてして安っぽいお涙ちょうだい的なドラマになりがちですが、この映画には、そんなところは全くなく、少し暗く、シリアスなテーマを、淡々と描いて、最後には、見ているものをさわやかな気持ちにしてくれる、シーンが用意されています。

これはやはり、監督の力によるところが大きいと思いますが、なんと監督のアリソン・イーストウッドは、クリント・イーストウッドの娘さんだそうです。(借りる時になんとなくそんな気がしていたのですが)僕は知らなかったのですが、彼女はすでにキャリアを積んだ女優で、これが初監督作品だそうです。
しかも、音楽はカイル・イーストウッド。これはクリントの息子と言うこと。
イーストウッド一家はすごいですね。クリントだけでなく、子供達も並の才能の持ち主ではないようです

週末に見る映画の決まっていない人にはぜひお薦めです。
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category:映画
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雨上がり
昨晩は、久しぶりに本格的な雨でしたね。

今朝は、打って変わって朝から良いお天気です。
朝起きて、いつものように庭で体操をしていると、庭のあちこちの伸びてきている草に雨露がびっしり付いて、そこに朝日が当たって、とてもきれいでした。
雨露の庭


児玉のお施主さんにもらって、植えたクサソテツ(コゴミ)が、去年は雑草に飲み込まれて、
すっかり忘れられていましたが、今年はちゃんと芽を出していました
クサソテツ
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永福町の家―写真撮影
土曜日は、永福町の家へ写真の撮影に行ってきました。

外観

竣工、引越しをされてから、早いものでもう一ヶ月ほどたち、そろそろ落ち着かれた頃と思い、お邪魔してきました。
土曜日は、天気予報で晴れマークが付いていたのですが、あいにくスッキリとは晴れてくれませんでした。内部を撮るのには良いのですが、外部は空が真っ青と言う状態の方が、壁が白いこの家の場合きれいなのにと思いながら、中々お天気は思うようになってくれないものです。

今ならば、デジカメ一眼レフで撮れば楽だろうと思いながら、昔から使っているペンタックスの一眼レフと24mmのレンズが手放せずに、いまだに銀塩フィルムで撮っています。

先ほど現像が出来てきたので、ここで何枚か紹介します。

延べで24.5坪の家なので、玄関も狭いのですが、階段の上のトップライトから1階の玄関まで光が届くようにして、明るい玄関になっています。
玄関


ちょっとずらして、居間とダイニングを配置しています。2階のダイニングは天井が高く、梁が見えるようなつくりです。
居間からダイニングを見る


対面式のキッチンは、オーダーで作りました。
キッチン


四畳半のお茶室は、京間なので、関東間の五畳半ぐらいの広さがある。床の間を作る面積的余裕がないので、壁床、いわゆる織部床にしています。
茶室
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27年目のオープンハウス
友人の建築家数人で、「sumai-open」と言う会をやっています。

新築の家のオープンハウスだけでなく、人が住み始めて、時間の立った状態で見てもらえるような企画を考える為に作ったものです。

かさべるで

そこで、僕が設計して27年前に竣工した住宅、「かさべるで」のオープンハウスを行うことになりました。
住宅は単に物理的な空間ではなく、長い時間をかけて、住まい手である人間と空間が関係を作り上げてゆくものだと僕は思っています。
建物が竣工した時は、実はまだ半分しか出来上がっていなくて、それから家族と共に成長して行くものだと考えると、27年経ってから、どのように成長したのかを見てもらうのは、興味深いことだと思っています。

生活している住宅を見てもらうので、あまり多くの人に来ていただくのは無理なのですが、興味のある方は、僕のホームページのこちらを見てください。

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事務所の周りは花盛り
桜の季節はいつの間にか終ってしまいましたが、今年は暖かいせいか、いつもの年よりも木の芽が吹くのが早いような気がします。

ハナミズキ

僕の事務所の入口にある、ハナミズキは芽が吹き始めたと思ったら、もう花が咲き始めています。例年だと、四月の末ごろだったような気がするのですが。

花壇にも、チューリップ、パンジー、ハナニラなどが一杯咲いています。

カロライナジャスミンとケヤキ

フェンス沿いに植えてあるカロライナジャスミンはケヤキの上のほうまで伸びて、黄色い花をつけています。

チューリップ

外からだけでなく、事務所の中にいても、窓からチューリップの花がよく見えます。

この建物の大家さんが植物好きで、よく手入れをしているので花もよく咲くのだと思いますが、おかげでずい分楽しませてもらっています。
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ヤノマミ族の家
昨日は、NHKスペシャルで、ヤノマミ族を特集していました。

ヤノマミ族は、アマゾンの奥地、ブラジルとベネズエラの国境付近に居住している部族です。
世界で一番原始的な生活をしていると言われ、今でも極力文明社会と接触せずに暮らしている。

NHKの取材クルーは10年前から取材の交渉をしていて、やっと去年その許可が下り、5ヶ月間彼等の家に寝泊りして、同じ食事をしながら、取材を行ったと言うことです。相当にハードな取材と生活だったことは想像に難くないと思えます。

ヤノマミ族は、人間の運命は、良い精霊と悪い精霊によって決められると信じて、今でも呪術的な世界に生きています。ひとつの部落が150人ぐらいの単位で、ひとつの建物に全員が住んで、平等な生活をしています。主な食料は森にいる動物で、共同で狩を行い、獲物は平等に分けるようにしていると言うことです。

ヤノマミの住居

僕が興味を持ったのは、彼らの住居。森を切り開いた場所に、中心に丸い庭を持ち、建物はそれを囲むように円環状になっています。150人も住むのですからかなり大きくて、直径が50m位あるでしょうか。円環の外側には壁がありますが、庭側は完全にオープンで、柱が立っているだけです。
内部にも間仕切りはないので、家族間のプライバシーはないけれど、そのことが共同生活をするうえでの結束を強くしているように思えます。
ヤノマミの生活形態と、この住居の形は密接に結びついている言えます。

同じ様な円環状の住居と言うと、中国福建省の客家(ハッカ)の建築を思い出します。
客家の住居

客家の住宅は高層で立派なものですが、やはりそこに住む家族間の結びつきが非常に強いと言われています。
円環と言う形と、住民の共同体意識にはつながりがあるのだと思えます。
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軽くて小さいということ
自転車


僕の事務所の玄関前に、自転車が一台置いてあります。

もう20年ほど前に、高田馬場の駅近くにある、某自転車やさんで作ってもらったレーサータイプのものです。別にレースに出るわけではないし、そんなに遠くまで行くこともなく、事務所の廻りを走っているだけなのですが、これがすごく気持ちいい。
こういう自転車に乗ったことのある人ならば解ると思うのですが、普通の自転車とはまるで違う。自転車に乗っているというよりも、自分の体と自転車が一体になって、動いていると言う感覚です。
その原因は、なんと言っても自転車が非常に軽く出来ていて、各部材が細いということに尽きます。

車でも同じことが言えて、僕が今乗っている車は、小さくて、かなり軽い。エンジンにそんなにパワーがあるわけではないけれど、この軽いおかげで、自転車の時と同じ気持ちよさ、自分の体と一体になって、思うままに動いてくれると言う感覚があります。

住宅の設計にも同じことが言えるかもしれない、とよく思います。
大きくて、予算に余裕のある家もいいのですが、小さな家と言うのは、又別な設計する楽しさがあるような気がします。小さくて、予算もなければ、当然シンプルに、余計なものは全て剥ぎ取って設計しなくてはならない。その中で、デザインとして成り立つように、色々と工夫を重ねてゆくところが醍醐味ともいえるかもしれませんね。
自転車や車と同じで、小さくて、シンプルと言うことは、人間のスケールにより近い存在と言うこともいえるかと思います。

設計が終って、来週から着工する世田谷の住宅も、敷地が10坪を切って、延べで18坪ほどの、本当に小さな家なのですが、住宅として成り立つぎりぎりまで切り詰めた、潔さが結構気に入っています。
これから工事が進んでゆくのを楽しみにしています。
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東大キャンパスを散歩
先週の土曜日は、宮脇さんの「船橋邸」を見学に行き、場所が本郷の東大近くだったので、帰りがけに、東大のキャパスの中を散歩してきました。

とはいっても、ちょっと目的はあったのですが。ひとつは、農学部の敷地にある、「弥生講堂アネックス」を見ること。もうひとつは、赤門脇にある、安藤忠雄の福武ホールを見てみたかったのです。

弥生講堂アネックス
詳細

「弥生講堂アネックス」は去年の夏にも偶然見ているのですが、今回は幸いにも、中に入ることが出来ました。木造のHPシェルと言う、ちょっと変わった構造の建物です。見方によってはイチョウの葉のように見える、HPシェルの構造体が8個頭でつながっていて、その間がガラスでふさがれています。
そこから光が入り、キャンパスの木々の緑が見えて、とてもきれいでした。以前に外観だけ見た時よりも、内部の方がずっと良い感じです。ちょっと教会の内部のようにも見えます。

福武ホール

福武ホールの方は、建て物のボリュームの半分を地下に埋めて、道路に近い敷地に高さを押えるようにして建てられています。
通路に沿って、伸びる長いコンクリート打ち放しの塀、大きくキャンチレバーで覆いかぶさる庇の薄さ、これまた細いコンクリートの列柱と、安藤忠雄らしい、端正な表現です。
しかし、かなり安定した印象もあり、安藤建築って安心して見られるなあと言うのが正直な感想。これが外国人から見ると、日本的に見えるというのもうなずける気がします。

その後、三四郎池の周りを、漱石の事など考えながら散歩。
新しい建物も良いけれど、僕は古い、ゴシック風のこんな建物が好きです。
ゴシック風の校舎



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神田川、川面の桜
川面の花びら
今日は午後に、以前に設計した、早稲田鶴巻町のお宅へちょっとした用事があり、うかがってきました。近くなので自転車で行き、帰りに神田川沿いを自転車を転がしながら歩いて、お花見としゃれ込んでみました。

お天気が良かったので、ウイークデーなのに川沿いは、大勢の人が桜を眺めながら、散歩しています。
川に両側から伸びている桜は、まだまだ見ごろですが、ずい分散っている花もあると見えて、川面は一面、花びらで埋め尽くされています。
桜の楽しみ方は、色々あるけれど、川面を埋める花びらも、美しく風情のあるものですね。
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宮脇檀設計「船橋邸」見学会
土曜日は、宮脇檀さん設計の船橋邸の見学会に行って来ました。

船橋BOX

宮脇さんのBOXシリーズの住宅で、雑誌に発表された時は、「船橋BOX」と、名付けられていました。
1975年竣工と言うことですから、すでに34年が経っていることになります。近く解体されるということで、すでに人も住んでいないので、解体前に見学会が開かれたということです。

階段とトップライト

指定されていた1時半に現場に行くと、すでに大勢の見学者が集まっていました。宮脇さんの人気の高さを改めて感じさせられました。
僕は、この家を実際に見るのは初めてなのですが、中に入ると、ひどく懐かしい感じがしました。と言うのは、この家も含めて、この頃の宮脇さんの作品は、ずい分自分が設計するときの参考にさせてもらったし、雑誌の写真や、詳細図はそれこそ穴の開くほど見たものです。
この船橋邸の階段の上にルーバーの付いた大きなトップライトがあるところも、何度も使わせてもらいました。

居間

それにしても、色々事情はあるのでしょうが、このような名作と言われる住宅が解体されることは悲しいことです。まだ、34年、まだまだ住むことは可能だと思うのですが、日本では、物理的な耐久性よりもずうっと早く、その他の事情によって、住宅は寿命を迎えてしまいます。
宮脇さんの作品の中で、僕が一番好きだった「モウヴィディック」も今はありません。

建築を文化的な財産として、長く使って行くと言う思想が、早く日本の中で定着してほしいと思います。
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やっぱり桜
土塀と桜


開花宣言が出てから、花冷えの日が続いていた為に、中々満開にならなかった桜も、東京ではやっと満開になりました。

他の花ではそんなことはないのに、桜が咲いたと言うと、誰もが話題にするのも不思議ですが、やはり日本人にとっては特別な花なのでしょうね。

一面に桜の花が咲き乱れる景色も良いですが、この季節になると、改めて、こんなところにも桜があったのだ、と気が付くように一本だけ咲いている風情もいいものですね。

我が家の近く、いつもの通勤路の脇に、大きな農家があって、土塀の脇に大きな桜が咲いています。
まだ満開ではありませんが、足元の紫の草花とのコントラストがとてもきれいでした。
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六本指のゴルトベルク
六本指のゴルトベルク


「六本指のゴルトベルク」と言う表題に引かれて、青柳いづみこの本を買いました。

音楽をテーマにした小説についてのエッセイ集ですが、中々面白く読みました。
著者の青柳いずみこはピアニストですが、文章も闊達で、音楽家の余技ではなく、かなり読ませる本です。
表題の「六本指のゴルトベルク」は映画化もされた「羊たちの沈黙」の中で、レクター博士の指が6本あったと言う話。
僕は映画は見ているけれど、原作は読んでいないので、気がつかなかったけれど、原作ではそう書いてあるらしい。バッハのゴールドベルグ変奏曲は非常に複雑な曲なので、6本指があったら便利だろうと言うのは、いかにもピアニストらしい意見。
映画の中で、看守を殺して脱走する前に、レクター博士がうっとりとゴールドベルグ変奏曲を聞いている残酷だけれど美しく印象的なシーンがあります。僕はずうっと、グールドの演奏だと思い込んでいたけれど、どうも違うらしい。その代わり続編の「ハンニバル」でレクター博士がピアノでゴールドベルグを演奏するところは、グールドの演奏の吹き替えらしい。

このほかに取り上げられている小説も、ほとんどがミステリーです。
音楽家、又は音楽をテーマにしたミステリーって色々あるものですね。ほとんど「音楽ミステリー」と言うジャンルが出来そうです。
音楽家には変わった人が多いし、(そういえばグールドもかなり奇人だ)音楽自体が抽象的でミステリアスだから、ミステリー小説には向いているのかもしれない。
それにしても、ここに出てくる小説は、どれも音楽に、又は音楽家と言う特殊な職業にとても深くかかわっている。そこを、音楽家である著者が自身の経験をもとに書いているので説得力がある。
なるほどなるほど、と言うところがいくつもあって楽しめます。

27章に村上春樹の「海辺のカフカ」が出てきます。
この中に出てくる、シューベルトのピアノソナタと小説の関係は、音楽家ならではの解釈で、同時に優れた村上春樹論にもなっています。

本は全部で30の章からなっています。
ゴールドベルグが最初と最後のアリアを除くと30の変奏曲からなっていることに倣っているのでしょうか。
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