見せる? 隠す?
土曜日は、2年前に設計した小金井の家に用事があり、行ってきました。

午前中に用事が終わり、そのままお昼をご馳走になってしまいました。この辺りは、まだ畑も多く、農家でその日に取れた野菜を直接販売しています。今朝取りたてと言う新鮮なトマトと、キュウリがたっぷりのった冷やし中華で、美味でした。

アイランドキッチン
この家は、いわゆるアイランドタイプのキッチンで、キッチンの前に目隠しになるものがないので、その前のダイニングテーブルとの間には遮るものがありません。
食事の支度をしていただいている間、テーブルについている僕とご主人、料理をしている奥さんとの間に隔てるものがないので、そのまま自然と会話が続いてゆきます。

先日、友人の設計した家のオープンハウスに行ったときに、その家のキッチンは、対面式なのですがカウンター前に食器収納を兼ねた、30cmほどの立ち上がりがありました。
こうしておくと、キッチンが汚れていても、ダイニング側からは見えない。キッチンに立ている人と、ダイニングに座っている人はおたがいの顔が見えているので、会話はスムーズに行きます、と言う説明でした。
確かにキッチンはいつもきれいにしているわけには行かないので、手元を隠すと良いという考えもあって、僕もよくやります。ただ、この30cmほどの立ち上がりが、結構難しいところで、このためにキッチンとダイニングの間に微妙な距離感が出てしますこともあり、迷うところです。

キッチン立上り
今年竣工した、永福町のお宅では、この立ち上がりを20cmにして、薄いパネル1枚にしています。立ち上がりを少なくして、薄いパネルにすることで、その距離感を少しでも少なくしようとしているのですが、こういう寸法は本当に微妙なところで、設計中に大いに悩むところでもあります。
結局は、設計者の考え方だけではなく、使う人の感覚、考え方が大事になってくるわけですが。
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夏服を着た女たち
夏服を着た女たち


この季節に町を歩いていると、「夏服を着た女たち」と言う言葉が、ふっと思い浮かびます。

昔読んだ、アーウィン・ショーの短編小説の表題です。
ニューヨークのダウンタウンを散歩している老夫婦。色とりどりの軽やかな夏服を着て、颯爽と歩いてゆく若い女性達に、夫はついつい目が行ってしまします。
一休みのつもりで入ったレストランで軽く酒を飲みながら、そんな夫を妻が揶揄します。
「あなたは、昔からそうだったのよ」、会話の中に少しずつ夫婦の食い違いが見えてくる。
そんな話だったと思うのですが、どちらにしても、話はたわいないものだったと思います。

町を歩いていて、この言葉が浮かんでくるのは、表題の付け方がなかなか卓越しているから(又は翻訳がうまいのか)ではないでしょうか。
「夏服を着た女たち」と聞いた時に、初夏の日差しのまぶしい町の様子と、軽やかな夏服で、颯爽と歩く女性達の様子が目に浮かぶようです。
そして、それがニューヨークでなくても、今の東京の街でも良いように思えます。
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雨の日曜日
昨日は、少し朝遅くにおきると雨が降っていました。

天気が良かったら、先週の続きで雑草を刈り取ろうと思っていたのですが、久しぶりに何もしない日曜日と言うことに。

レコードプレイヤー

しばらく前に、レコード針を取り寄せてあったのを思い出して、レコードプレイヤーの針を取り替えることにしました。
先日、大井町の家のお施主さんがレコードプレイヤーを新調したのを聞かせてもらったこともあって、我が家でも久しぶりにレコードを聞いてみようと思い、ネットで注文しておいたものです。
持っているレコードはそんなに多くはないのですが、結構気に入っている盤もあります。CDと違って、一枚一枚丁寧に針をおろす手間がありますが、こんな雨の日にはうってつけの時間の過し方が楽しめます。
コーヒーを入れて、、そういえばこんなレコードもあったなー、などと思いながら、手をつけていなかった建築雑誌を読んで過しました。

1Q84

テーブルの上には、先日やっと送られてきた村上春樹の「1Q84」もあるのですが、これは息子が先に読んでいるので、しばらくお預け。

紫陽花

レコードを聴きながら、庭を眺めると、紫陽花の花が今年はいつもよりも多くの花をつけているのが見えます。

久しぶりに、のんびり出来たのは雨のおかげですね。
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世田谷の家―外壁取り付け
昨日は世田谷の現場に行きました。

ガルバリュームサイディング

現場では、今週から外壁のサイディングを取り付けています。
ごらんのように隣の家との間隔は25cmほど。
人間が入れる余裕はありません。

サイディング取り付け

どうやって、サイディングを取り付けているかと言うと、このように内側から一枚ずつ取り付けています。
サイディングを張る前に、透湿防水シートを貼るのですが、先にシートを張るとサイディングが張れなくなってしまいます。そこで、色々考えたのですが、まずサイディングの巾よりも15cmほど広くカットした透湿防水シートを張ってその上にサイディングを張ります。上に15cm伸びているシートの上に次のシートを重ねるようにして貼り、又サイディングを張ると言うことを順番にやって行きます。
サイディングは横張りで、軽くて作業がやりやすいようにと、ガルバリューム鋼板にウレタンフォームを裏打ちしたものを使用しています。

透湿防水紙

それでも、通常の張り方に比べると、ずい分手間がかかるようで、月曜日から張り始めているのに、まだあまり進んでいませんでした。
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電動草刈り機を買う
この間の日曜日に、電動草刈り機を買いました。

電動草刈り機

5月の連休にだいぶ苦労して、庭の草刈をしたのですが、一月ほどで元に戻るどころかそれ以上に雑草が増えてもう手に負えません。なるべく機械の手を借りたくないと思っていたのですが、このままでは去年の二の舞になりそうなので買うことにしました。

近くのドイトに行くと色々な種類のものが並んでいます。基本的に電動のものとエンジンのものがあるのですが、エンジンは取り扱いが難しそうなので電動タイプに。
それから、金属の刃とナイロンの刃があります。金属の刃はよく切れるのですが、石に当たると石が飛び散る危険があり、その点ナイロン刃のほうが安全ですが切れが悪いと一長一短。散々悩んだ末に、少し高いけれど、ナイロンと金属の両方に取り替えられるタイプを見つけて、これにしました。それにプラス、電気コードのリール30mタイプを購入。

草刈り前

家に帰って、早速説明書を見ながら、組み立てて、おっかなびっくり使い始めました。
しばらくやっているうちに、こつが解ってくると、面白いように雑草が切り取られてゆきます。
コツとしては、まず根の少し上辺りでいったんカットして、その後、地面ぎりぎりに、少し地面に当たるようにすると、きれいに刈り取られるようです。

草刈り後

2時間ほどで、雨が降ってきたので残りは来週と言うことにしましたが、ご覧のとおりずい分さっぱりしました。
今年の夏は、これで庭をきれいに出来そうです。
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サーヴェイ図面の引き渡し
昨日は、学生時代のデザインサーヴェイの図面をアーカイヴに預けるために、内容の確認作業を行いました。

図面確認作業

学生時代、僕の先輩、後輩合わせて10年ほどの間に、日本の集落でフィールドワークを行ったかなりの数の図面ガあります。これを最終的に保管してくれるところを探していたのですが、日本建築家協会と金沢工業大学が共同で運営する建築アーカイヴスに寄付することが、去年決まりました。
ところが去年は、色々なところでその図面を展示する企画が持ち上がり、図面の引渡しが伸びていたものです。

サーヴェイ図面

図面は長いもので4mほどある大きなものなので、内容を確認するにしても、広い場所が必要。千駄ヶ谷にある建築家協会のホールを借りて、家協会側の人と図面一点一点を確認しました。

この後、図面は金沢へ行くことになります。アーカイヴスの方で、閲覧できる形に保管してもらって、公開される予定です。
金沢へ行けば、見ることが出来るようになるわけですが、今までのように簡単には見られなくなると思うと、少しさびしい思いがします。
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夏の暑さに備えて、朝顔
先日、去年竣工した、上尾のお宅へ、一年点検に行ってきました。

クライアントの方は、きれい好きな人なので、家の中はしっかり片付いて、気に入って住まわれている感じが伝わってくるようです。

朝顔の日除け

色々話をしながら、南側のデッキにつながる大きな窓を見ていると、軒先からグリーンのネットがデッキに向かって張られており、植物のツルが絡んでいます。
聞いてみると、夏の暑さ対策にご自分で作られたそうです。ブルー・オーシャンと言う種類の垣根などに使われる西洋の朝顔だそうです。
夏になるまでに、伸びて葉が茂るといいんですけどねと、笑っていましたが、梅雨が明けるまでには結構伸びそうな気がします。
半分ぐらいでも覆われれば、部屋内から朝顔の葉越しに、景色が見えて、いかにも涼しい雰囲気になりそうです。

ゴーヤの日除け

玄関の方にはゴーヤが植えられていました。こちらは実ができれば一石二鳥と言うところですね。
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世田谷の家―サッシ取り付け
昨日は、午後から世田谷の現場に行きました。

2階床板

2階の床が張られて、アルミサッシも一部取り付けされていました。
1階の部屋も天井を張らないので、この床板と、根太がそのまま仕上げとなります。床に張っている構造用合板のなるべくきれいな面が見えるように、大工さんに板を選びながら張ってもらったので、思った以上にきれいな仕上がりになりそうで一安心。

アスファルトルーフィング

屋根は、先週外断熱の断熱材が取り付けられていたけれど、昨日はその上の野地板と防水のアスファルトフェルトが張り終わっています。屋根のガルバリューム鋼板はまだですが、ルーフィングガ張られると防水になるので、雨が降ってもとりあえず安心な状態になりました。
野地板とか、床板など普段は隠れる部材を、今回は見えるようにしているので、雨に濡れて、アクが出るのが心配ということで現場でも気を使っているようでした。

トップライト

トップライトが取り付けられていて、その周りは、雨漏りしやすいところなので入念にチェック。
トップライトのガラスの内側に見えるのは、ソーラーバッテリー。このトップライトは開閉はしないのだけれど、日よけのシェードがリモコンで動くようになっている。その動力をソーラーバッテリーから取るようになっていて、電気の配線も要らないというすぐれもの。値段もそんなに高くなく、便利なので、最近よく使っている。
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「ちっちゃな家」展
昨日は夕方から、銀座のタチカワショールームで始まった、「ちっちゃな家」展に行ってきました。

これは僕の友人の建築家、来馬さんたちのグループの企画で、建築家の選ぶ建築家展の第3弾目になります。
僕はこのシリーズの第一弾目「きもちいい窓」展に出展した関係で、案内状をいただき、今日はオープニングパーティもあるというので楽しみにして出かけました。

会場風景

会場は、去年僕が出展した時よりも広くなって、立派なギャラリーになっていました。
ちっちゃな模型

「ちっちゃな家」と言うことで、みんな工夫して、小さな模型を並べて中々可愛い雰囲気です。狭小敷地をネガティブに考えるのではなく、設計しだいで小さいほうが良い家にこともあるという思いが、どの展示からも伝わってきます。
模型展示

第1回目のテーマが「きもちいい窓」2回目が「空に向かって」そして今回が「ちぃちゃな家」と、なんとなく企画をしている人たちの考え方が伝わってくるようです。
大きくて、立派な、お金のかかった家でなくても、又はそうでないからこそ、気持ちの良い空間が出来る可能性があると言うことですね。

その後のオープニングパーティーでは、出展者もよく知っている人たちで、又このシリーズを通して知り合いになった人も多く、ついつい話が弾んで、飲みすぎました。その後、いつものライオンビヤホールでの二次会まで行ってしまい、今日は少々二日酔い気味。
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フォルテピアノ
昨日は、今年の3月に竣工した永福町のお宅に用があって、午前中にお伺いして、午後から自由が丘へ。

建築家の吉村順三さん設計の園田邸と言う住宅でのフォルテピアノの演奏会の案内を頂き、音楽が聴けて、吉村さんの貴重な住宅が見学できる機会は滅多にないということで楽しみにしていたものです。
この住宅はピアニストとして有名な園田高弘さんが54年前に建てたものです。
園田さんは数年前に亡くなり、残された夫人を中心として、地域の有志の方が集まり、この家の継承と活用を考える会を設立して活動しています。その一環として、園田さんにゆかりの音楽家のコンサートを行っているのだそうです。

フォルテピアノ

この日は、平井千絵さんによるフォルテピアノの演奏と、建築家の野沢正光さん、吉村順三の住宅の保存にかかわっている人たちの話を聞いたあとで、ワインパーティーがあり、とても楽しい会でした。
この家のこと、建物の保存のことなど話を始めると長くなるので、その話はこの次ということにして、フォルテピアノについてちょっと書いてみます。

フォルテピアノ

フォルテピアノは、モーツアルトの時代のピアノで、その頃のチェンバロやハンマークラビアに比べて、大きな音が出るようになったので、フォルテピアノと呼ばれるようになったと聞いたことがあります。
とはいっても現代のピアノに比べると音は小さく、柔らかな音がします。
外観は現代のピアノよりもふた回りほど小さく、鍵盤は60鍵ぐらい、ちょっとほっそりした、華奢な感じです。
実際に演奏を聞いてみると、音がやさしいことも確かですが、それよりも、すごく音楽が楽しい、身近にあるという感じがします。それが、この木造住宅にとてもあっているようにも感じられます。
この楽器は、大きなホールで聞くよりも、このような小さなスペースで、少ないオーディエンスの前で弾かれるほうが向いているように思いました。元々モーツアルトやバッハの時代の室内楽は、小さなサロンで演奏されていたようですから、このような空間があっているのかもしれません。

フォルテピアノ

丁度ピアノの後ろが、障子になっていて、演奏者が逆光に浮かび上がる様がとてもきれいです。この障子は通称、吉村障子といわれるもので、ひとつのマスが大きく、桟が太いのが特徴です。
このちょっとモダンな障子とフォルテピアノがよく似合っていました。
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category:音楽
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世田谷の家―屋根断熱
昨日は午後から世田谷の住宅の現場へ。

先週末の雨のせいで現場はあまり進んでいませんが、屋根の野地板と断熱が施工されていました。
今回は屋根だけ外断熱にしています。

断熱材

野地板の上に60mmの板状のアルミ箔を張った高性能断熱材を並べて、通気の為の垂木で押えるようにしています。この上にもう一度野地板を取り付けて、吸音の為のシージングボード、防水のアスファルトルーフィングを張り、ガルバリューム鋼板の屋根を取り付けます。
通気垂木が30mmの背があるので、ここを空気が流れるようになっています。

ラーチ材の野地板

室内側から見ると、野地板が見えていますが、今回は天井を張らないので、最終的にこの垂木と野地板が見えた状態になります。コストを抑える効果と、インテリアとしても少しラフな感じで面白くなるのではないかと思っています。屋根の外側で断熱を取ったために、このようなことが可能になりました。

構造金物

スジカイ金物や引き寄せの金物が付けられています。構造用の金物はまだ一部だけの施工なので、全て取り付けられた状態でチェックをする予定です。
ここは建物の角の部分、通常は通し柱にすることが多いのですが、4寸角程度の通し柱は、断面の欠損が多く、かえって強度が落ちると言う構造事務所の意見で、最近は通し柱にはしないで、このように引き寄せ金物で、1階と2階の柱を緊結するようにしている。
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category:建築現場
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ウオークラリー
土曜日は、大学のイベントでウオークラリーに行ってきました。

毎年、今頃の季節に建築学科の新入生とOBが東京の街と建築を見て歩くと言うイベントなのですが、今年は新入生だけでなく、3年4年大学院生を入れて僕のチームだけでも11人の大所帯で、上野公園を中心に歩きました。

上野公園には、有名な近代・現代建築が多く集まっているので、学生の勉強にはもってこいなだけでなく、僕にとっても結構楽しめる場所です。

国立西洋美術館

コルビュジェ設計の国立西洋美術館はルーブル美術館展をやっているので、物凄い人の列で込み合っていました。その向かい側にある、前川国男設計の東京文化会館を見た後、国立博物館へ。

国立博物館は、何度行っても面白いところです。広い敷地に本館、表慶館を始めいくつかの建物があり、それぞれ様式が違うので、外だけを見ていても勉強になります。

法隆寺宝物館
一番新しく出来た建物が、谷口吉生設計の法隆寺宝物館で、これは僕のお気に入りの建物なので、中まで入って、ゆっくりと見て廻りました。

黒門

敷地の中には、こんな立派な江戸期の黒門もあります。

その後、安藤忠雄が改築工事を行った、国際子供図書館へ。これはルネッサンス様式の明治期の建物に、ガラスの箱をつけたような格好をしていて、安藤さんの工事部分も面白いけれど、もとの建物が堂々とした立派な建築で一見の価値があります。

浅草

この後、浅草まで歩くつもりだったのですが、ここまでで、かなり時間を使ってしまい、疲れてきたこともあって、地下鉄で浅草まで行き、浅草寺をお参りしました。

夕方、学校へ戻った時は、さすがにくたくたでしたが、楽しい一日でした。
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