世田谷の現場-屋根の断熱効果は?
今日は午後から世田谷の現場へ出かけましたが、現場までの道のりの暑かったこと、現場に入った途端、体中から汗が噴出すようでした。

道々気になっていたのは、こんな日に屋根の断熱が予定通り働いているかどうかと言うこと。
早速、2階の吹き抜けの上に登って、天井を兼ねた野地板に触って見ました。
化粧野地板

野地板は、全く熱くはなっていません。もちろん冷たくはありませんが、室温と同じぐらい。と言うことは、きちっと断熱が効いていると言うことで一安心。
天井を張らずに、野地板がむき出しになっているのですが、その上に厚い断熱材を載せて、風が通るように通気層を設けて、さらにもう一枚野地板を載せて屋根を葺いています。
換気スリット

大工さんの話では、軒先の通気スリットに手を当てると、熱い空気がでているのが解ると言うことです。

手摺

2階の上にあるバルコニーに出ると、手摺が取り付けられていました。これはスチールで製作して、亜鉛メッキを掛けたもの。バルコニーがかなり狭いのだけれど、手摺を壁の外側につけたので、前よりも帰って広くなった感じがします。

床暖パネル

内部では、床暖房のパネルが敷き終わり、今日から大工さんがフローリングを張り始める段取りをしている。フローリングが張れれば、家具が入って、壁の漆喰を塗るようになり、現場は急速に進んで行くはずで、これから、目を離せない段階になります。
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category:建築現場
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25階の夕日
昨日は、夕方から母校の法政大学で会議があり、市ヶ谷まで出かけました。

25階からの夕景

市ヶ谷キャンパスの高層棟25階に会議室があります。少し早めに行って、窓の外を眺めていると、先ほどまでの雨はやんで、東京の街も夕闇が迫ってくる様子が見渡せます。
しばらく眺めていると、西のほうから見る見る空が晴れてきて、やがてきれいな夕焼けになりました。
高いところから、東京の町並みと夕焼けが眺められるなんて、なかなか贅沢なことでした。

お堀と中央線

ビルのすぐ下には外堀の水面と緑が見えます。そのお堀に沿って、中央線の電車が走っている様は、まるで鉄道模型が走っているようでした。
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category:日記
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玉川上水
昨日は世田谷の現場へ行きました。

ここは、京王線の代田橋が最寄の駅なのですが、帰り道で、いつも通っているから、斜めに入ってゆく道に気がつきました。

玉川上水緑地

1年近く通っているのに、今まで気がつかなかったのは、狭い道なのに真ん中に緑地帯があって、あまり道路らしく見えないからでしょうか。こうゆう場所は、たいてい水路の上に蓋をして出来ていることが多いので、好奇心に任せて歩いてみました。
すると、しばらく歩くと思ったとおり、川が露出しているところに出合いました。階段を下りて川沿いの道を行くと、京王線の線路をくぐって甲州街道のほうに続いているようです。

玉川上水

それにしても、こんもりと木が茂って、ここだけを見ていると、とても東京とは思えません。

事務所に帰って、グーグルマップで調べてみると、思っていたとおり、玉川上水でした。
甲州街道を越えてから又、緑地となって、下高井戸、東北沢の辺りまで続いて、途中で消えています。そういえば、以前、永福町の現場から、下高井戸まで歩いていった時に、緑地帯になった公園を横切ったことを思い出しました。
小金井の家の現場の近くにも玉川上水が流れていたし、三鷹の辺りでも、玉川上水を見かけたことがあります。
ずい分蛇行しながら、東京の西から都心に向かって、所々で地中に潜ったり、表に出てきたりしながら水が流れてゆくのはとても不思議な景色に思えます。
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category:景色
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1Q84を読んで
1Q84

話題になっている、村上春樹の「1Q84」を読みました。

何を置いても、まず面白いの一言。1ページ目からいきなり村上ワールドに引き込まれてしまいます。
小説が面白いことに文句はないのだけれど、あまりストーリーの面白さに引っ張られてしまうと、その後ろにあるものが見えなくなるのではと言う心配が、頭を過ぎるのですが、それも最初の内だけのこと。下巻(BOOK2)には入ると、物語が厚みを増してきます。
特に主人公の一人、「天伍」が老人施設に入っている父親を訪ねるところから、話が深みを増してゆきます。このシーンは、本の中で大事な意味を持っているように思えるのですが、僕はなぜか、「カラマーゾフの兄弟」の中の大審問官の話を思い出しました。
話としての直接の関係はないはずですが、全体のストーリーから少し外れたところで、物語に大きな影響を与えること、「猫の町」のような、話の中の話しと言う構造などが、そのような連想を感じさせるのでしょうか。

物語は、時間と空間の微妙な捩れの中で、1984年と言う世界から、1Q84年と言うもうひとつの世界へ入ってしまった、二人の男女の話とも読めます。冒頭で、もう1人の主人公である「青豆」がタクシーのFMから流れる、ヤナーチェクの「シンフォニア」を聞いているシーンがあります。これは音楽が時間の流れに歪を作ると言うメタファーと取れます。話の中に出てくる「リトルピープル」は太古の時代から、度々人間世界に現れる存在とされていますが、これは神話性を物語っています。
又、「リーダー」と呼ばれる新興宗教の教祖は、呪術によって支配する王は、役目が終わった時に殺されると言う、これも神話の世界を連想させる話をします。

様々なモチーフが複雑に絡み合って、村上春樹の世界は、読む者の想像力に色々な可能性を訴えるようです。それにしても、これだけ長い小説を一気に読ませる力量はたいしたものです。
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世田谷の現場―屋根
昨日は午後から世田谷の現場ヘ行きました。

ガルバリュームタテハゼ葺き

現場では、板金屋さんが屋根を葺き始めていました。屋根の面積は少ないので、始めればすぐに終るような工事なのだけれどガルバリューム鋼板を加工した材料が、長さ9mほどあり、前面道路が狭いので、搬入と屋根の上に乗せるのにずい分手こずったようでした。
梅雨明けの炎天下で、黒い色をした下地のルーフィングが焼けていて、屋根の上は相当な温度になっている。板金屋さんも汗びっしょりになって工事をやっていた。

軒先

僕は基本的に屋根の軒の出をなるべくとるようにしているのだけれど、今回は敷地4周とも目一杯に建っているので、軒を出す余裕がない。道路側はこんな感じで、これでも樋を付けると、道路との間が5cmも取れない。かろうじて、軒の換気口がライン上に付けられている。この換気口は防火仕様で、火災の時は中がふさがれて、炎が屋根裏に廻らないようになっている。

階段

内部では、大工さんが階段の取り付けを行っていた。階段が付くとだいぶ工事も進んできた感じになる。

石膏ボード

壁の石膏ボードも張られていた。天井は張らないので、2階の根太と床下地の構造用合板がそのまま見えるようになるのだが、なかなかきれいな仕上がりになりそう。
壁は、石膏ボードに塗装仕上げの予定だったのを、カルクウオールと言うスイス製の漆喰に変更して、その仕様書にしたがって、石膏ボードが張られている。ボードの目地を通さずにずらして張るとか、窓のコーナーに目地を持ってこないというのは、クラックが入らないようにする為だけれど、これは他の仕上げの時にも使えることだと思う。
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category:建築現場
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Away From Her
awy from her


サラ・ポーリー監督の「アウェイ フロム ハー」をDVDで見ました。

雪景色の美しいカナダの都市郊外に住む、老夫婦の物語です。
大学教授だった夫は、かっては教え子の女性達とずい分問題を起こしたこともあったようだが、今では夫婦で穏やかな日々を過している。しかし、妻に少しずつ認知症の病状が現れてくる。
自ら望んで、認知症の介護施設に入るのだが、次第に病状は進んで行き、訪問に訪れる夫の顔もわからなくなり、同じ施設の男性と親しくなってゆく。

監督のサラ・ポーリーは「あなたになら言える秘密のこと」でティム・ロビンスと共演して、すばらしい演技を見せた、カナダの女優です。短編映画をいくつか監督しているようですが、長編映画は、これが始めての監督作品。
暗くなりがちな題材を、淡々と描いてゆき、見るものの心をしっかり掴む力量はなかなkのものです。
映画の中には、女性ならではの視点も随所に見られます。施設の看護士の女性に彼が「我々には色々と問題はあったけれども、良い人生を送ってきたと思う」と言うところで、彼女は、こう言います。「良い人生だったと思うのは、男だけよ。女はそうは思わない。」

この映画を見て、思い出したのはこの間見た、アリソン・イーストウッドの「レイルズ・アンド・タイズ」です。
サラ・ポーリーもアリソン・イーストウッドもまだ若い女優で、映画を監督している。感性的にも似たところがあるように思えます。
けっして、大きな事件がおきるわけではないではないけれど、会話のひとつひとつに意味が込められていて、物語の進行にしたがって見るものはその中に引き込まれてゆく、と言うところもよく似ています。
これからも、二人の作品を見るのが楽しみです。
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category:映画
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根岸
今日は、高校時代の友人の家を訪ねて、台東区の根岸へ行ってきました。

一ヶ月ほど前の、高校の同窓会の時に、家に古いお茶室があるから見に来ないかと、誘われていたのです。
根岸と言うところは初めてですし、最寄り駅の鶯谷も初めて下りたような気がします。近くに正岡子規が住んでいた家があるそうですが、いかにも下町の風情がします。

茶室

この家は彼の両親が若い時に買ったそうですが、お茶をやっていた母親が、茶室が気に入って是非にと、手に入れたそうです。その後増築したようですが、このお茶室部分は80年近くたっているのだそうです。

床柱

床の間の床柱が変わった木で、最初僕はわからなかったのですが、話を聞いてみると元は南天の皮付き丸太だったようです。中を虫が食っていたので、皮を全部剥してみると、虫の食べたあとが模様のようになっていたということですが、これはこれでなかなか面白いと思いました。

網代天井

天井もなかなか凝っています。真ん中が松と杉の皮で組んだ網代天井で、細い丸太で区切って、回りが杉板になっていますが、その四隅が又組み方を買えた網代になっています。

当時の棟梁が、色々な材料を集めて、工夫を重ねて作り上げていった手の後が解るような気がします。
日本の職人さんたちは、かっては施主に恵まれていたこともあるでしょうが、今のように時間に追われることもなく、自分の納得の行くように仕事を進めていたのだと思います。
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category:建築
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座・高円寺
今日は、大阪で設計事務所をやっている同級生が仕事で東京へ来たついでに、事務所へ遊びに来ました。
ひとしきりお互いの近況等を話したりした後、せっかく久しぶりに東京へ来たのだから、新しく出来た建築でも見に行こうと言う話しになり、伊藤豊雄さんの設計した「座・高円寺」を見に行きました。

座・高円寺

中央線で高円寺に近づくと、電車の窓からも見えます。
線路沿いの道路に面した建物は、思ったよりもこじんまりとしていますが、テントをイメージした小劇場と言う説明のとおりの形をしています。色も暗めのチョコレート色で形とあっています。

ホワイエ

入口を入ると、ホワイエは一面水玉模様、左側の壁の水玉は窓で外からの光が入って来るけれど、階段の手摺の水玉は照明、そして床に広がる水玉は天井の照明によるもの。この水玉の使い分けが面白い。伊藤豊雄さんはそういえば、着るものも水玉模様が多かったような気がするから、きっと水玉模様が好きなんでしょうね。

階段

地下二階までの階段室を上からのぞくと、微妙なアールを描く階段の形と水玉模様が面白い。

カフェ

2階がカフェになっているので、ここでコーヒーを飲みながら一休み。
壁の色が、ワインレッドよりも少し茶がかった色で、これもなかなかいい色。結構微妙でこういう色って難しいんだよねと、友人と意見が合いました。
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トマトとバジル(2)
先週末は、久しぶりに土曜日曜と二日続けての休日でした。

フルーツトマト
土曜の朝起きて庭に出てみると、青い実を一杯付けていたトマトが二つほど色づいています。

サラダとトルテージャ

早速摘み取って、これをサラダにして、ジャガイモ入りのスペイン風オムレツ(トルテージャ)を作って、バジルの葉を並べました。これだけで、休日の朝食としてはなかなか豪華。トマトは苗を買ったときにフルーツトマトと書いてありましたが、その名のとおり、甘い味がしました。

天気予報が変わって、二日とも雨は降りそうにないので、懸案になっていた庭の草刈をしました。苦労しながらも、電動草刈り機もそろえたので、何とか2日できれいになりました。
伸びすぎた髪の毛が気になっているときに、床屋に行って、さっぱりしたような気分です。

ゴミの袋詰め

刈り取った雑草を45L入りのゴミ袋に詰めたところ、17袋もありました。

何の花?

雑草を刈り取ったところ、紫陽花の近くに、オレンジ色のきれいな花を見つけました。今まで雑草に隠れていたようですが、何の花なのだろう。
可憐な風情のある花でした。
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世田谷の現場―バルコニー防水
今日は午後から世田谷の現場へ。

防水

この一週間でだいぶ現場は進んできました。
2階の吹き抜けに面して小さなバルコニーがあるのですが、そこの防水工事が終っていました。木造の防水はどうするのか悩むところで、一般的にはFRP防水といって、モーターボートなどに使われている、ガラス繊維入りの樹脂でやることが多い。ただ、木造建築はゆれの動きが大きいので、今ひとつ不安が残るところですが、今回は設計中にたまたま営業に来た、ガルバリューム鋼板を使った防水を使ってみました。関東ではまだ実績が少ないけれど、九州では多くやられていると言う説明でした。
一度、現場で寸法を取ってから、工場で加工したパーツを現場で組み上げるというもので、仕上がったところを見ると、確かに信頼性は高そう。工務店の社長も、FRPより好いのではないかと言っていました。

外壁

外壁もだいぶ進んできたけれど、ずい分時間がかかっている。やりにくいことと、雨の合間を見ての工事なのでしょうがないのだけれど。
写真に写っている面は、隣のマンション側に足場を立てさせてもらったので、この後は通常の手順で張ってゆけるわけで、もう一息と言うところ。

ロックウール

内部では、壁の断熱材が張られている。ロックウールの100mm厚のものを使っているのだけれど、張り方に問題があり、やり直してもらうことに。
ロックウールは、この部門の大手だった日東紡が、建材部門から撤退したと言うことで、他社のものが入っていました。
去年からの不況で建材部門の赤字に耐え切れず撤退と言うことらしいのですが、困ったものです。
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