上尾の家-TOTOの取材
今日は、2年ほど前にリフォームの設計をした上尾の家へ、取材の立会いに行ってきました。

取材風景

今回は、雑誌の取材ではなく、衛生陶器のTOTOのウエブサイトに載せるための取材です。TOTOの便器を使っていて、インテリアのきれいなトイレと言うことですが、トイレだけでなく、家全体の写真と住まい手の感想や、趣味などを関連付けて、載せるという企画です。

取材班は、TOTOの担当者、カメラマン、デザイナー、ライターなど5人で、2時間ほどの取材でしたが、さすが大手のウエブサイトになると、取材もずい分大掛かりだなーと、感心しました。

陶器窯

施主の奥さんが、陶芸が趣味で、かなり本格的に取り組んでいるので、陶芸の作業室も設けているのですが、庭の一角には、陶器を焼く窯があります。今回初めて,その窯を見せてもらいました。灯油のずい分大きな窯ですが、温度の調整が難しいそうで、奥さんの作品を焼く時に、ご主人が付っきりで温度の調整を行っているそうです。

夫婦で一緒に、作品を作るとは、仲が良くていいですね。
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カナル・カフェ
土曜日は、法政大学デザイン工学科で先週から一週間続いていた、「エンジニアリング&デザインウイーク」の最終日で、朝から講演とワークショップがあったのですが、僕は仕事の都合で夕方から出かけて、最終セクションだけ聞いてきました。

イタリア未来派から、日本のメタボリズム、これからの日本と東アジアの都市問題と、なかなか遠大なテーマで、各大学の先生に、フィレンツェ大学の先生も二人参加して、白熱した議論を聞くことが出来ました。
個人的には、未来派とメタボリズムを結びつけるのは少し無理があるように感じましたが、参加した先生方からは、興味深い話が色々と聞けて、有意義な時間を過すことが出来ました。

一連の行事が終った後で、夜に入って、場所を変えて、お堀端のカナル・カフェでパーテーがありこれにも参加しました。
カナル・カフェ

ここは、飯田橋の橋の袂のところから、お濠に桟橋を伸ばして、カフェレストランになっています。前から気になっていて、一度友人と入ろうとしたら貸切で入れなかったことがあります。
お濠の水際で対岸の並木と法政大のタワーを眺めながら、食事とお酒が飲める、なかなかしゃれたレストランです。
パーテー風景

バーベキューが用意されていて、みんなでバーベキューを焼いて、食べながら、ビールやワインを飲んで、盛り上がっていると、お堀に浮かべた船の上から花火が打ち上げられて、とてもよい雰囲気でした。
お濠と花火


その後、神楽坂での二次会まで行き、先週に続いてすっかり飲みすぎた土曜の夜でした。
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耐震補強
今月から、高田馬場でリフォームの現場が始まりました。

今回は、耐震補強を兼ねて、大幅に間取りの変更もするという内容なので、ほとんどスケルトン状態に解体をしました。
スケルトンの状態になると、元の建物の構造的な問題点がよく見えるようになります。と言うことは、補強の仕方も明確になって、やり易いと言うこともいえる訳ですが。

基礎

色々と問題点はあるのですが、まず、間仕切り部分の基礎が布基礎ではなく、独立基礎になっています。しかも束石の少し大きい程度のものが柱の下に入っているだけです。幸い、柱が下がってはいないのは、地盤が良いせいだと想像されます。今回は、この壁は移動する予定なので、移動する位置に、ちゃんとした布基礎を作ることになっています。

コーナーの柱

建物のコーナー部分では、柱にも、スジカイにも金物が付いていません。
コーナー部分の柱は、地震の時に大きな引抜の力がかかる所なので、後付のホールダウン金物を付けます。20年前の建物だと、ホールダウン金物などはなかったので、やむをえないところもありますが、スジカイの金物はあったはず。スジカイに関しては、今回は壁全面に耐震パネルを張る予定にしています。

羽子板金物

地震で揺さぶられた時に、梁が抜けて落ちないようにするのが、羽子板金物と言うものですが、釘で止めてあるだけで、ボルトを入れるように空いている穴に、ボルトが入っていません。これでは、強い力がかかった時に釘が抜けてしまいます。今までリフォームをしていて、この例は非常に多い。いつも後から、スクリューボルトを入れるようにしています。

火打ち金物

同じ様に、床が横にゆがまないように入れている、火打ち梁の金物が釘だけで、ボルトが入っていません。これでは大きな力がかかった時に、簡単に外れてしまいます。
今回は、2階の床で水平な力に対して耐力を持たせるような補強をするので、床の火打ちは必要がないように考えています。

古い住宅を解体すると、今では考えられないようなところがいくつも出て来ます。昔は耐震に対する認識が薄かったのかもしれませんが、当時でも、もう少し地震に対する意識を持って工事をしていた人も多いはずだと思うのですが。
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「フトゥリズモー未来派のデザイン」
昨日は、夕方から、法政大学デザイン工学部でこの1週間行われる「フトゥリズモ-未来派のデザイン」のオープニング行事に行きました。

法政大学の建築学科は元々工学部に属していたのですが、3年まえから新入生ごとに、新しく出来たデザイン工学部に属すようになり、来年で全てデザイン工学部に移行が完了します。それに伴って、大学院研究室も全て移行するようになります。
デザイン工学部は建築科、環境デザイン科(旧土木課)、システムデザイン科(プロダクトデザイン)、の3科からなっているのですが、今回の行事はこの3科合同で、デザイン工学研究科開設記念として行われるものです。

吉田教授講演

まず、構造力学の教授でデザイン工学研究科長の吉田長行さんの基調講演に始まり、各課の先生方のイタリアにおける未来派宣言から100年とこれからのデザインのイノベーションと言ったテーマでの話がありました。

僕がこの日、行事に参加してよかったと思ったのは、吉田先生の講演が素晴らしかったこと。日本における、この100年間の建築の歩みと、ご自身の専門である地震学の変遷が巧みに語られたことに加えて、明治の時代の文化、技術を最期に夏目漱石の思想を通してまとめられて、中々興味深いものでした。

講演の後の、ウエルカムパーティーで、吉田先生に伺ったところ、昔から夏目漱石の大ファンだと言うこと。その話から、ピアニストのグレン・グールドがやはり漱石のファンで、草枕を愛読していたと言う話になり、はからずも、お互いにグールドのファンであることもわかって、大いに話が弾みました。

ウエルカムパーティー
ウエルカムパーティ

そしてもうひとつ、各課の先生の話を聞いていて、デザインを通してこの3つの科が協力して、新しい展開が開けて行けたら素晴らしいと思いました。
帰り際に、吉田先生がデザイン工学部の発展に全力をささげたいと言っていたのが印象的でした。
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椅子選びに
先日、2年ほど前に竣工した、小金井のクライアントから、住まいが落ち着いてきたところで、ゆっくり読書やテレビを見るための椅子とスタンド照明がほしいので、セレレクトしてほしいという連絡がありました。

家の中にどのような家具を置くかと言うことは、インテリアデザインの大きな要素ですから、このように相談を受けるということは、とても嬉しいことです。

と言うわけで、昨日はご一緒に家具のショールームを2件ほど廻りました。
最初に青山の照明器具メーカーのショールームへ行きました。ここは家具も扱っているというので、両方一緒に見られると思ったのですが、家具については納得できるものがありませんでした。

天童木工ショウルーム

次に言ったのは、大門にある天童木工のショールーム。天童木工は古くから日本の家具デザイナーの製品を積極的に作っている家具メーカーです。
最近、ヨーロッパの家具を選ぶことが多く、天童の製品を久しぶりに眺めてみると、逆に新鮮な感じがしました。結構品質的にもデザイン的にも質の高いものが多いと改めて感心しました。
ヨーロッパのものと比べると、値段もだいぶ安いし、使えそうなものが色々とあります。

今回は、1人でゆったり、くつろいで座る椅子と言うことで、こんなロッキングチェアー
ロッキングチェアー


又は、オットマン付きのこんな椅子を候補にしています。
この椅子は、すわり心地がすばらしく、僕もほしくなりました。
安楽椅子
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なぜ、ウエブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか
設計者の為のインターネット再入門

設計仲間の大戸浩さんから、彼の最近の著書「なぜ、ウエブに強い設計事務所は家づくりが上手いのか」(エクスナレッジ)と言う本が送られて来ました。

大戸さんは、インターネットをかなり初期の頃から、仕事のコミュニケーションツールとして利用してきた実績のある人です。
たしか12年ぐらい前に、メーリングリストを使って、施主と現場と、設計者の連絡を取りながら工事を進める試みをすると聞いて、まだメーリングリストの意味もよく解らなかった僕は、しきりと感心した記憶があります。
その時はあまり上手くいかなかったようですが、現在はメーリングリストに代って、BBSを利用したコンテンツに発展していると、この本には書かれています。
その様に、試行錯誤を重ねた結果、彼のホームページ上には、様々な住宅設計に関するユニークなコンテンツが出来上がっています。

我々のように住宅設計を中心に仕事を展開している設計事務所は、自分で営業活動をしたり、マスメディアに広告を打つようなことはなかなか難しい。多くは、人の紹介であったり、住宅雑誌を通したり、プロジュース会社の紹介であったりと言うところから、クライアントと出会っていると思います。
そんな中で、インターネットは、自分の仕事を世の中の人にアピールする為に一番適した方法だと彼は言っています。そのために、どのようにウエブを利用して効果的なコンテンツを造って言ったら良いか、基本的な考え方から、実際的な技術面のコメントまで、この本には詳しく書かれています。
この本は、自分でホームページの更新をしている人には、かなり参考になるはずだと思います。

僕も、この本を読んでから、又少し自分のホームページを直さなくてはいけないと思い始めました。
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世田谷の家―引き渡し
昨日は、世田谷の現場が完成して、施主への引渡しに立ち会ってきました。

今週末には引越しをしなくてはいけないということで、ウイークデーですが、夜6時から、最終的な工事の点検と、引渡しの書類一式、工事中は私が預かっていた建築確認の書類等を渡て、いよいよこれで建物は施主のものとなります。

インテリア夜景
夜に入ったので、照明の具合なども確認が出来ました。
食卓テーブルもキッチンに合わせて、竹の集成材で、家具の木戸君に作ってもらいました。ちょっとほっそりした足なかなか良い感じです。これにあわせる椅子がどうなるか、難しいところです。

キッチン側より見る
引渡しが終ったところで、施主夫婦と3人で、フローリングにワックス掛けを行いました。フローリングには元々リボス社の自然塗装が施してあるので、同じリボス社の自然オイルのワックスを用意して、布にしみ込ませたものを、刷り込むようにして行きます。
今回は桧のフローリングなので、表面が滑らかで、ワックスはあまりしみ込みません。おかげで塗るのは楽で、1時間ほどで塗り終わりました。
ちょっと大変ですが、こうしておくと汚れは付きにくくなります。普段のメンテナンス用には、もう少し楽な、水溶性のワックスアンドクリーナーと言うものを使ってもらうように、1本プレゼントしました。
これは、僕も我が家で使っていますが、全く匂いがしないので普段使うのには重宝しています。
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床下収納
世田谷の現場は、先日完了検査が終わり、最後の手直し工事を行って、今週末には引き渡し、引越しの予定です。

今まで、床には養生のベニヤとシートを張って、フローリングを保護していたのですが、それも取り払われて、フローリングが見えるようになりました。
寝室の床には床下収納が設けられています。丁度タタミ一枚より、一回り小さいサイズで、深さが30cmほどあり結構な収納になります。

この家はかなり狭いので、収納には苦労しました。面積は限られているので、収納を多くすれば、部屋が狭くなるし、かといって最低限の収納は必要。
残された空間は、小屋裏と床下ですが、小屋裏はロフトとして使っているので残るところは床下だけと言うことになります。

床下収納
内部

この収納の優れているところは、大きな扉が割りと軽くあけられること。扉にガスダンパーが付いていて、動きが穏やかで、締める時も途中から手を離しても、ゆっくりと閉まってゆくようになっている。

こうゆう物を、現場工事で作ろうとすると結構難しいことになります。
丈夫で断熱をしっかり作ると、重くなり、これをダンパーで軽くしようとすると、調整が難しいことになります。以前家具用のダンパーで造ったことがあるのですが、途中までの動きは良いのですが、ある角度を越すと、急に重くなり、手を挟む危険があります。

今回使ったものは、ある建材メーカーのものですが、箱自体が断熱仕様になっている点もよく出来ています。これで枠のアルミ部分がもっと目立たなく出来ると言うことはないのですが。
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建築金物
土曜日は、今月から工事が始まった、小金井のリフォームの現場へ行きました。

そんなに大掛かりな工事ではなく、2階のダイニングキッチンと、子供室だった部屋の壁を取り払って、広めのキッチン、ダイニング、リビングに改装するものです。

壁を取り外すので、その中にある柱も二本ほど取るようになります。そのために、その柱が負担していた荷重を両端の柱に伝達するように、補強の梁を入れるようになります。

この梁を柱にどのように取り付けるのか。新築の場合は、柱と梁に彫りこみを入れて、上から落とし込むようにすれば良いのですが、改築の補強の場合、上には既存の梁があるので上からは落としこめません。
最近、木造用の金物は色々な物が出ていて、今回のような時の為の、後遣り用梁取り付け金物というのがあり、ちょっと面白いので紹介したいと思います。

梁取り付け後遣り金物

写真の柱に付けている金物ですが、大きいほうが大きな梁、小さな方が小さな梁を取り付けるためのものです。

梁のスリット

梁の方には、金物を挟み込むようにするためのスリットを入れておきます。

ドリフトピンで留めつけ

写真は、小さいほうの梁が取り付いたところです。金物を挟むように梁を下から差し込んで、ドリフトピンと言うものを横から2ケ所差し込んでいます。右側の金物には、もっと大きな梁が付くので、金物も大きく、ドリフトピンの取り付けが、4本に増えているのが解ると思います。

このほかにも、梁の補強には鉄骨を利用したり、色々な方法があるのですが、この家ではそれほど大掛かりな工事ではないので、なるべく大工さんの工事だけで済むようにと、木造梁で補強しました。
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東京カテドラル―空間パフォーマンス
昨日の夜は、関口台にある東京カテドラルで行われた、パイプオルガンと、LED照明による空間パフォーマンスを見に行きました。

東京カテドラル正面

丹下健三の設計による、東京カテドラルは久しぶりに訪れたけれど、やはりすばらしい建物です。
僕は丹下健三の建築の中では、この東京カテドラルと、代々木のオリンピック体育館が好きですが、この2つの建築はほぼ同じ頃に建てられていて、僕らの世代では、この建物を見て建築を目指そうと思った人が多いのではないでしょうか。
南側より


その中で、特に東京カテドラルには高校時代の思い出があります。
僕が通っていた高校は、この関口台から、神田川の谷を挟んだ向かい側にあり、高校3年生の時に教室の窓から、工事中のカテドラルを遠望することが出来ました。
最初は、何が出来ているのか解らなかったのですが、工事が進んでくると、建物が銀色にきらきら光るようになってきました。日の光を受けてきらきら光るものが何なのか、休み時間に同級生達とよく話していたものです。そのうちに誰かが、あれはどうも教会らしいという情報を持ってきて、放課後に見に行ったことがあります。
まだ、建築のことは何も知らない頃でしたが、今まで見たこともない建築に驚くと共に、どのような発想からこのようなデザインが生まれてくるのか、不思議に思ったものです。

その年のクリスマスに、クリスマスミサを見に行きました。初めて内部に入り、圧倒的なコンクリートのボリュームと不思議な形が上に向かって上昇してゆく中で、荘厳な音を奏でるパイプオルガンの音は、初めての音楽と空間の体験でした。

パイプオルガンの音と、演奏にあわせた照明のパフォーマンスに身をゆだねながら、40数年前の経験を思い出していました。
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銭洗い弁天―鎌倉
日曜日に「坂倉準三展」を見た後、みんなで少し遅めのランチをゆっくりと食べて、ワインで少し酔った体で、銭洗い弁天に行って見ました。

銭洗い弁天へはずい分昔に言ったきりなので、鎌倉に行くことがあったら、もう一度行きたいと思っていました。

鎌倉の駅から北西の方向、佐助谷に沿って山道を1Kmほどいったところにあります。たいした距離ではないのですが、ずうっと登り道で、ほろ酔いの身には少しつらい。

入口
銭洗い弁天は、周りをぐるっと山で囲まれて、写真のようにトンネルを抜けてアプローチするようになっている。ここが面白いところで、昔からこうなっていたのだとばかり思い込んでいたけれど、どうもこのトンネルは戦後に作られたもので、元々は南側の細い道から入るのが正規のルートだったらしい。
でも銭洗い弁天と言うと、このトンネルを抜けて、鳥居の列をくぐって入るというイメージがすっかり定着しているようです。

入口の鳥居

トンネルをくぐると、別世界に入るようで、このほうが雰囲気がありますね。

境内

境内は4~50m四方ぐらいで周りを山で囲われているので、空間の密度が高いという感じがします。

岩屋

社務所の横に、こじんまりとした本殿があり、社務所で買ったろうそくとお線香をつけてお参りした後、やはり社務所で借りたザルを持って、本殿の横の岩屋に入ります。

岩屋の中の弁財天におまいりして、先ほどのざるにお金を入れて、湧き水で洗うと、お金が増えるという言い伝えがあり、大勢の人がお金を洗っています。僕も一緒にお金を洗いました。
岩屋の中

弁財天は蛇の神様と言うことで、岩屋の裏の方に、蛇の像が祭ってありました。
蛇の神様
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