「アフリカ」 セバスチャン・サルガド
セバスチャン・サルガド


昨日は、恵比寿の東京都写真美術館で開催されている、セバスチャン・サルガドの展覧会「アフリカ」を見に行きました。
朝のテレビ「新日曜美術館」で放送してものです。
セバスチャン・サルガドは、ブラジルに生まれフランスに住む写真家で、1970年代から現在に至るまで、アフリカの紛争、飢餓、自然の砂漠化などの問題を写真を通して訴え続けています。
写真は全てモノクロで、大きく伸ばしてプリントされており、作品によっては、少し粒子が荒れていますが、それが独特の奥行き感を出して、どれもすばらしいものでした。
写真で、どうしてあのような表現が出来るのか、不思議なほどです。悲惨なはずの写真も、崇高に見えるのは光の扱い方のせいでしょうか。
遠くまで風紋の続く砂漠は、不思議なほど砂が艶やかで、馬や牛などの動物の群れは、写真の中できれいなラインを描いて、自然の造形の妙を見せます。
そして何よりも、多くのアフリカの人々の顔が、無言の内に見るものに訴えかけて来るものがあります。
ヒンバ族の女性の写真が何枚かあり、その美しさが後まで網膜から離れることがありませんでした。
面白かったのは、赤ん坊を抱いている女性の写真が、まるで聖母子像のように見えることでした。意図していることではないのでしょうが、多分、サルガドの宗教心が自然と写真の中に出てきているようでした。

展覧会を見終わって、美術館を出るともう外は暗くなりかけて、ガーデンプレイスは、クリスマスツリーに灯がともり、周りの木にもイルミネーションがついて、すっかりクリスマス気分になっていました。
ガーデンプレイス
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キッチン家具の作り方
僕が設計する住宅のほぼ90%は、キッチンカウンターを既製品のシステムキッチンではなく、オリジナルで作っています。ここのところは、Campの木戸君に作ってもらうことが多く、「羽根木の家」でも彼に作ってもらいました。

羽根木の家キッチン

「羽根木の家」では、家の間口が狭いので、キッチンの長さも2.1mと少し短め。ただ、奥行きを75cmと普通より10cmほど広く取っているので、作業スペースはそこそこあり、実際の使い勝手上は問題ないようです。

扉の材質は、木戸君の提案も合って、今回は竹の合板を使ってみたのだけれど、これがしっとりした感じで、なかなか良い。
カウンターは、ハードに使っても良いようにとステンレスにして、コンロの前の立ち上がりもそのままステンレスを立ち上げました。これが又、竹と相性がよさそう。
オール電化住宅としたことで、コンロは自然とIHに。AEGの3口のタイプを使っていますが、魚焼きグリルがない為に上に排気も出てこないので、スッキリしています。確かに手入れは楽そう。魚焼きはIH用の魚焼きの鍋があるので、これを利用してもらうようにしています。グリル部分も収納に使えるというメリットもあります。

調味料収納
カウンター下、コンロの奥は調味料収納。

鍋収納
コンロの下は、大型の引き出しとして、鍋類の収納に。

食器洗い機
その隣は、食器洗い機。これはパナソニックの製品だけれど、最近だいぶデザインがスッキリして来ました。大きな面は扉と同じく、竹の合板を挟み込んでいます。

ゴミ収納
そして、シンクの下は二つに割ってキャスター付きの箱を収納して、ひとつがゴミ収納に、もう片方には、根野菜などを入れています。

家具でキッチンを作ることの最大のメリットは、使う人の使い方に合わせて、細かく寸法、収納などを決めて行けることですね。
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玄関の収納
玄関廻りの収納と言うとまず靴箱が思い浮かびますが、その他に、コートを掛けておく場所、できれば外で使うちょっとしたものなどを収納できる場所があるとよいのですが、小さな住宅ではなかなかスペースが取れないのが実情です。
玄関

「羽根木の家」では、さらに普通の家より玄関に面積を割けないので、収納に苦労しました。
考えられるのは、階段下の三角形のスペースだけなのです。
普通、靴箱の奥行きは40cmほど。階段下のスペースは奥行きが90cmほどあり、普通に棚板を作ると、奥の方に入れた靴が取りにくくなってしまいます。
引き出し靴収納

そこで、引き出しの靴箱にして見ました。こうすると奥の方も取りやすくなり、子供の小さな靴なども上手に入れると、無駄がなくなります。
ブーツ収納

上の部分も三角形の引き出しにして、女性のブーツなど、背の高いものを収納するようにしました。
その横は、比較的まとまったスペースが取れるので、コート収納になっています。
けっして十分な量ではありませんが、これで何とか家族3人の靴とコート、プラスちょっとした小物が仕舞えるようになっています。
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オール電化の効果
先日、羽根木の家のご家族に会ったので、住み始めて2ヶ月ほどの感想などを聞いてみました。

オール電化にしたことで、電気代などがどうなのか、そろそろ寒くなってきたので、床暖房が効いているかどうかなどですが、まず驚いたのは、一ヶ月の電気代が6千円ほどだということです。これは、エコキュートを利用した床暖房の費用なども入っているので、思った以上に燃料費が掛っていません。
もっとも、まだ寒さは本格的ではないので、真冬には暖房費がもう少し掛ると思いますが、今のところは、断熱が効いているせいか、床暖房はタイマーを掛けて、朝起きるともう切っているとのことでした。

電気代が安い理由のひとつは、洗濯も、食洗機もタイマーを掛けて、安い深夜電力を使うようにしていることと、エコキュートのモニターにお湯の残っている状態が表示されるので、かなり気をつけてお湯を使っているようです。
エコキュートは、基本的に深夜に安い料金の電気でお湯を沸かして、その貯めて置いたお湯を日中に使うわけですが、お湯が足りなくなると、日中の高い料金の電気で沸かすようになります。そうならないように、お湯を使いすぎないように気をつける様になる訳です。
自然に電気と同時に、水の使用料も減ってくる計算になります。

オール電化が本当にエコなのかどうか、疑問を呈する人もいますが、現時点で水や燃料を節約しようと言う意識が働くだけでも大きなメリットではないかと思います。

エコキュート

写真は、玄関脇のエコキュート本体。普通は家の裏のほうに置かれる給湯器具ですが、この家の場合、周りは敷地目いっぱいに立っているので、玄関脇にこのようなスペースを設けて設置しています。
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江ノ電-鎌倉
昨日は、昔亡くなった友人の法要があって、鎌倉へ行きました。

極楽寺

鎌倉から江ノ電にのって、四つ目の駅で降りると、山間の田舎の風情で、ずい分遠くに来たような気がします。
由比ガ浜辺り

駅から5分ほど歩いて、お寺の石段を上り詰めると、山門の横、はるか下のほうに鎌倉の海が見えました。
鎌倉って、なんとなく不思議なところですね。
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隈研吾展など
昨日は一日あちこちと動き回って、忙しい土曜日でした。と言っても、仕事半分、遊び半分ですが。

午前中は、設計仲間の大戸浩さんのオープンハウスへ出かけました。
市谷に近い商業地域に建つ、鉄筋コンクリート造、地下一階、地上3階、ピアニストの施主の為の音楽室を地下に持つ住宅です。
いつもの大戸さんらしい、狭い敷地を上手に使った、住みやすそうな住宅でしたが、僕が気に入ったのは、ひとつはキッチン。
キッチンとダイニング

ナラ集成材のカウンターが広くて使いやすそう、その後ろにある、やはりナラ集成材で作った大きなテーブルもおおらかな感じでインテリアにマッチしています。収納の工夫も中々考えられていました。
地下音楽室

地下の音楽室は、フローリングの床とOSBの壁、天井に黒い吸音材を張って、音響も中々よさそうでした。

午後から、三鷹の住宅の土地をめぐって、不動産業者と話をする為に、三鷹まで行きました。
その話は1時間ほどで済み、その後夜のコンサートの予定まで、少し時間が余ったので、乃木坂の「ギャラリー間」で行われている、隈研吾展によって見ました。
僕は、隈研吾と言う建築家が今ひとつ良くわからないところがあるのですが、この展覧会でも、なかなか理解しにくいと言うのが正直な感想。
ウオーター・ブランチ

最近のプロジェクトの模型がスタディーを含めて、数多く展示されていて、それを見ていると、プロジェクトの条件に合わせて、全体を構成するひとつの基本的なセルを考えて、その組み合わせのパターンが、最適な条件になるようにスタディーを重ねているように見えます。
それを彼は、自然の中にある有機体と語っています。生物を作る細胞になぞらえているのかもしれないなどと考えながら、展示を眺めていました。
グラナダ・パフォーミング・アーツセンター

もうひとつこの展覧会に来た目的のひとつは、グラナダ・パフォーミング・アーツセンターの模型を見ること。実はこの模型は、いつも家具を頼んでいる、木工の木戸君が作ったもので、製作にだいぶ苦労したと言う話を聞いていたからです。
4階の部屋に置かれたこの模型は、3m×2mほどの大きさがあり、9mmのシナ合板で作ってありましたが、複雑な形をしているので、確かに苦労したことと思います。

夜は、そのまま錦糸町にある墨田トリフォニーホールでの、「法政大学交響楽団定期演奏会」へ。夏にインターンで事務所に来ていたKさんが、団員でフルートを演奏しているので、招待状をもらいました。
演目は、サンサーンスの「死の舞踏」、バレエ組曲「コッペリア」、ベルリオーズの「幻想交響曲」。
学生とは思えないほど、レベルの高い演奏で、十分音楽を堪能することが出来ました。
管楽器の響きもきれいでしたが、弦の合奏も中々のものです。何よりも学生たちの、熱意とパワーが伝わってくるようで、気持ちの良いコンサートでした。
法政大学交響楽団
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野川あたり
昨日は、武蔵小金井で耐震補強の工事をするお宅へ打ち合わせに行きました。

つい先日まで、やはり小金井でリフォーム工事をやっていたのですが、そことは駅を挟んで反対側です。
小金井の駅を下りて、南に15分ほど歩くと、野川と言う川が流れています。この辺りは、緑が多く、武蔵野の面影を色濃く残しています。

昨日は朝から雨が降っていましたが、周りの木々が少し色づいているところに、しとしと降る雨がなかなか良い雰囲気で、遅刻気味なのについカメラを出して、写真を撮りながら歩いてゆきました。
天満宮

途中に由緒のありそうな神社があり、境内には、背の高い木が鬱蒼と茂っています。
その先に行くと野川に行き当たるのですが、その両側には遊歩道があり、そこに面して民家が立ち並んでいます。住むのには本当に環境がよさそう。
野川

この辺りは、建ぺい率が厳しいせいか、どの家も庭が広くて、いろいろな植栽が、歩く人を楽しませてくれます。
石榴とピラカンサ

黄色く色づいている木はなんだろうと思って、近くで見ると、石榴のようでした。石榴って紅葉するんですね。知らなかった。その隣では、赤いピラカンサの実がいっぱいついていました。これは、鳥の大好物のはず。
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街道を行く-韓のくに紀行
韓のくに紀行


旅行に行くときに、先入観を持たずに、自分の五感で感じる為に、何も下調べをしないで行くという人もいると思います。
僕は、それほど自分の感覚を信じていないので、とりあえず、関連する本を読んで、地図を調べて、地形を頭に入れてゆくようにしています。

先日、済州島へ行くときも、本を探していたのですが、済州島を書いた本が見つからず、司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズに韓国の釜山を中心にした「韓のくに紀行」があるのを見つけて、行き帰りの飛行機の中で読もうと思って持ってゆきました。

お隣の国なのに、あまりに韓国のことを知らない自分を恥じるとともに、古代からの日本と韓国の関係が想像以上に深いことにも、考えさせられることが多くありました。
それにしても、このような紀行文を書く時の司馬遼太郎の思考の深さと、飛躍にも感心する事が多い本でした。
僕は日本と韓国の関係を考える時に、どうしても戦前の日韓合併と称して韓国を植民地としていたことに思いが行きがちですが、その前に豊臣秀吉の侵略、さらにさかのぼって行けば、百済と新羅の戦いの時にも、日本は百済に要請されて兵を送っている訳です。
さらに、その時に敗れた百済の人々が大勢日本に移住してきて、まだ文明の未開時代の日本に天平の文化が花開くことを考えると、日本と韓国の歴史上関係は、非常に深いものだということが出来ます。

司馬遼太郎の文章は、この長い歴史の流れと、現代の韓国の景色との間を自在に行き来するようで、読んでいて飽きることがありません。(この本が書かれたのが、1971年なので、現在とはたぶんに異なっていることもあると思いますが。)
旅行中も、ホテルのベッドで、ついつい遅くまで、読みふけっていました。
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HP更新しました。-羽根木の家
僕の事務所のホームページを更新しました。

ここでも、工事中の様子を時々載せていた、世田谷の家の写真を作品集のページに「羽根木の家」として、掲載しました。
宜しければ覗いて見て下さい。

リビングルーム
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済州島にて(3)-「城邑民俗村」
済州島の2日目午後からは、チェジュ市からは島の反対側、西帰浦へ行く途中の「城邑民俗村」へ行きました。

ここは、昔は県庁があり古い都だったところで、今ではその町並みが、文化財として国によって保護、保存されているということです。
城壁と門

元々は、村は城壁によって囲われていたそうですが、今でも一部が残って、入口の城門が保存されている。(再現されているのかもしれませんが)

町並み

民家は、壁をチェジュの石で組んで、木の小屋をかけて、屋根を茅で葺いている。チェジュではお米が取れないので、藁ではなく、茅なのだそうです。
その茅の屋根が、独特の柔らかい曲面を描いて、いくつもつながってゆく様子は、軒が低く、屋根の勾配も緩いこともあって、やさしい、のんびりとした風景を形作っています。
軒が低い屋根の形は、風が強いことから来ているということです。

コートハウス

家の形は、典型的なコートハウスで、母屋の前に「マダン」といわれる庭があって、その回りを、納屋や離れの部屋が囲んでいます。

チョンナン

庭の入口には、写真のような3本の丸太が置いてあります。これは両脇の石に開けた穴に差し込んで、片側全部がはずしてあれば「家におります。どうぞ」と言う意味で、下1本だけかかっているときは「ちょっと近所に行っています」、二本ならば「半日いません」、3本の時は「しばらく留守にします。皆さんよろしく」と言う意味なのだそうです。
チェジュは島国で、住民の結束が強く、犯罪が少ない為、厳重な門の必要がなく、このような優雅な装置が出来たのだと思います。最近の防犯にうるさい日本の事情を考えると、ちょっとうらやましいことです。

サンバン

家の間取りは、真ん中に「サンバン」と言われる板の間があり、両脇に、台所や寝室があります。寝室はオンドルになっている家もありますが、チェジュは気候が本土に比べて温暖なので、オンドルのない家も多いそうです。
写真の右奥の小さなドアが、オンドル部屋のドアです。

小屋組

屋根の小屋の架け方がちょっと変わっていて、方型に架かる垂木が、棟を中心に唐傘のように広がって架かっています。このために屋根の形が緩やかな独特の曲面になっているようです。でも、どういう曲面になるのか、散々考えても理解できませんでした。その内模型でも作って検証してみようと思っています。
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済州島にて(2)-石文化公園
チェジュ島は中央に漢拏山(ハルラ山)という、標高1950mの死火山を持つ、1800K㎡ほどの島です。思ったよりも大きな島で、その漢拏山から四方の海に向かってなだらかな斜面をなしています。

チェジュの2日目は、レンタカーを借りて午前中に、その山の裾野、チェジュ市から一時間ほどのところにある、石文化公園へ行きました。

済州石文化公園

チェジュ島の名物は「石と女と風」と言われているそうです。島なので風が強く、海女に代表されるように、伝統的に女性が良く働いて強い、そして漢拏山の噴火のときの火山岩が島中いたるところに顔を出しています。

この公園は、ヘクウンチョルさんと言う方が、長い時間をかけて、個人的に島中の石を集めたものを、国に寄付して、国の施設として作られたものです。ただ、ヘクウンチョルさんは、施設を自分の好きなように設計して、石を展示することを条件にしてもらったそうです。
屋外展示

広い公園のいたるところに、さまざまな形をした石が韓国の伝説と伝統を連想させる形で、置かれています。

ミュジアム展示

外部だけでなく、敷地の中央には、立派な美術館があり、その地下にも展示があります。ちょっと安藤忠雄を思わせる、地下に埋められて、地上には大きな水盤だけ見える建物でした。
我々は、施設の会議室でヘクウンチョルさんにお会いして、朴さんの通訳で色々とお話を聞くことが出来ました。
展示する石は、まだまだたくさんあり、全てが完成するのは、まだ10年ほど先になるそうです。

五百将軍の象徴塔

ここを訪れるまでは、僕は自然の石を展示することにどんな意味があるのか少し疑問に思っていました。しかし、この圧倒的な量の石を見ているうちに、自分の間違いに気が付きました。石自体は自然が作ったものですが、その配列、人にどのように見せるかという行為自体が、芸術的な行為になります。それによって、見るものは、天然の石からも不思議な感動を感じることが出来るのだと思います。

ヘクウンチョルさん

公園の中を歩いてゆく途中で、韓国風のコートと帽子を被ったヘクウンチョルさんに何度も出会いました。彼は一日中歩き回って、クレーンを操縦する職人たちに指図をして、精力的に働いている様子でした。
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耐震補強金物検査-高田馬場の家
昨日は、高田馬場のリフォームの現場へ午後から行きました。
この現場は、僕の事務所から自転車で10分ほどの距離なので、とても楽です。

火打梁

耐震補強のための金物類が、一部を除いて、一通り取り付け終わったということで、その検査です。
小屋の火打梁は、釘で止めただけのものだったので、写真のようにボルトで留めるようにしました。羽子板ボルトにもボルトが通していなかったので、新たにコーチボルトと言うものを取り付け、柱と梁にも金物をつけています。

スチール火打ち

火打梁が少ないので、スチール製の火打梁も追加しています。

雲スジカイ

小屋裏の束を固める、雲スジカイというものを取り付け、これは大工さんの工夫らしいのですが、三角にカットした構造用合板で、同じ様に束を固めるようにしています。

根太補強

2階の和室だったところの床部分、根太を両側から新しい材料で挟んで、補強しています。これは床のレベル調整の為でもあるのですが。もともとの床が、一番高いところと低いところで、30mmほどの高低差があり、とても無視できる差ではないので、このようにして、水平を出すようにしています。レベル出しの機械を見ながら、一本一本レベルを調整して行くので、ずい分手間のかかる作業です。
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済州島にて(1)-山地川
済州島(チェジュ島)の一日目は、午後にチェジュ市に着いて、早速、小雨の振る中を町に出てみました。

行き先は、朴さんの案内で、山地川(サンジチョン)。
ここは山から流れてきた川が、最後にチェジュの港に流れ込むところなのですが、しばらく前までは、川に蓋をして、その上に4階建てぐらいのビルが建っていたそうです。
当時の写真を見ると、ビルだけが見えて、その下を川が流れているとはとても思えない。
1990年代に、水の環境を元に戻そうという計画が持ち上がり、そのビルを壊して、蓋をはずし、川を整備したのだそうです。
サンジチョン

おかげで、写真のように港までの660mほどが、きれいに川が復元されています。

2005年にソウルの中心を流れる清渓川(チョンゲチョン)の上を走る高速道路を撤去して、川の景観を復元したことは、日本でもテレビや新聞で報道されてよく知られています。この場合は、距離も長く首都の中心で行われた為に有名になりましたが、チェジュ市では、その10年以上も前に、川の景観復元が実現していたことになります。
東京でも、日本橋川の上の首都高を撤去して、日本橋周辺の景観を取り戻そうという計画がありますが、大いに参考にして実現できれば良いと思います。

市場

この川の山側はまだ蓋をされたままで、現在では市場になっています。
写真の市場の下を川が流れているわけです。

市場の食堂

僕達は、この迷路のような市場の中を見て歩いているうちに、小腹がすいてきたので、表で盛大に湯気を上げて、煮込み料理を作っている食堂に入ってみました。
地元の料理に詳しい朴さんにメニューを任せて、何品かとってみました。
食堂内部

こうゆう市場の中の食堂はおいしい、と言うことになっているはず。
でも、正直に言うと、僕にはちょっと合わなかったかな
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済州島へ行きます。
明日から韓国の済州島(チェジュ島)へ、2泊3日で出かけます。

久しぶりの海外旅行。
といっても、韓国は本当に近い国ですね。チェジュ島は沖縄に行くよりもずっと日本に近い。
韓国へ行くのは初めてなので、楽しみにしています。

今回は、大学の同窓会のメンバーで、チェジュ島の集落と民家を視察するのが目的です。
法政大学建築学科で助手をしている、朴 賛弼さんが韓国と日本の集落、民家の研究をしていて、チェジュの集落も何度も訪れて、調査をしているということで、今回の企画となったわけです。

韓国本土よりも、チェジュのほうが古い民家が残っているという話もあり、かなり楽しみにしています。
朴さんの案内で、普通の観光では行けないようなところも行けるのではないかと期待しています。
短い旅行ですが、帰ってきたら、ここで報告したいと思います。
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