風が気持ちよい
昨日の日曜日は、先週引渡しが終り、週末に引越しをした、クローバーハウスへ新築祝いを持って、伺いました。

新築のお祝いは、自分で作った観葉植物で、今回はゴムの木にしました。
今年の春に、元の木から切り取った枝を、挿し木して育てたものです。最初は70cmほどだったゴムの木も、今年の暑さと、毎日たっぷり水をあげていたおかげで、すくすくと育って、今では140cmほどの高さになっています。
ゴムの木

問題は、これをどうやって運ぶか。いつも荷物を運ぶ時に借りている息子の車も、この高さでは入らない。
僕の車は、ほとんど荷物は載せられないのだけれど、屋根が幌になっていて開ければ、多少背の高いものでも、面積が狭ければ助手席で何とかなるはず。
でもさらに問題は、この暑さにオープンで走ることに運転手が耐えられるかどうか。
もう少し涼しくなってからにすればよかったと少し後悔しながらも、そうも行かないので、水をたっぷり積んで、つばの広い帽子に、サングラスと、ちょっと怪しい格好で出かけました。

走り出したら、心配していたよりも快適。クーラーを付けてはいるのですが、走っている分には風が気持ちよく、ゴムの木に気を使って、ゆっくりと左車線を走っていると、道が空いているせいもあって、暑さを忘れるほどの気持ちよさです。
こうやって、オープンで走っていて、気がつくのは、東京の道には意外と樹木が多いこと。
特に、青梅街道は、道の両側に大きなけやきの木があるので、車は日陰の中を走っていることが多く、思ったほど暑さを感じません。

気をよくして、ゴムの木を下ろした、帰り道もオープンのままで帰りました。ちょっと無理をしていないわけでもないけれど、でも風を感じながら走るのは気持ちの良いものです。
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建築ジャーナルに作品集
建築ジャーナル誌

「建築ジャーナル」と言う雑誌の9月号に、僕の今までの設計した住宅6軒を、想設計工房作品集と言う形で、掲載してもらいました。

「建築ジャーナル」と言う雑誌は、専門化向けの雑誌ですが、建築に関わるさまざまな問題を、毎回異なったテーマ特集で、論評する、なかなか辛口な雑誌です。

5月頃に、雑誌社より話が有り、作品を選んだり、写真をそろえて、多少の文章を書いたりとしてきたのですが、今まで設計した中から6軒だけ選ぶのは、結構難しいことでした。結局、事務所設立最初の仕事から、最近のものまで、満遍なく選ぶようにしたのですが、今までの仕事を振り返る、良い機会となったように思います。

もし本屋さんで見かけたら,手にとってもらえれば幸せです。

雑誌社より、少し多く送ってもらっているので、ほしい方がいましたら、5冊だけ、先着順で無料にてお送りしたいと思います。
ご希望の方は、住所・氏名・メールアドレスを書いて、下記Eメールアドレスに申し込んでいただければ、お送りします。
kekojima@pluto.dti.ne.jp
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クローバーハウス-引き渡し
クローバーハウスもいよいよ完成して、昨日は建物の引渡しと、取り扱い説明に行ってきました。
取り扱い説明風景

最近は、住宅の設備が複雑になってきて、取り扱い説明も以前よりも時間が掛かり、説明の為の業者も大勢来る様になって来ています。
この日も、電気、給排水設備の説明に加えて、エコキュート、太陽光発電、IHヒーター、食器洗い機、床暖房、セコムとそれぞれの業者が2時から始めて、全ての説明が終ったのが6時でした。
説明を聞く、お施主さんも、これだけ一度に説明されてもいっぺんでは、覚えられないことと思います。しばらくは、取り説が手元から離せないのかもしれません。

取り扱い説明が終って、各業者が帰った後で、お施主さんと、恒例のフローリング、ワックス掛け。
フローリングは、リボス社の自然塗装があらかじめ塗られている物を使っているのですが、やはりそのままでは、汚れが付きやすいので、同じリボス社のビボスと言う、植物オイル系のワックスを塗るようにしています。
これを、工事の中にペンキ屋さんに塗ってもらっても良いのですが、結構工賃が掛るので、僕の事務所では、よくお施主さんと僕とで塗るようにしています。
費用のことだけでなく、自分でワックスをかけると、フローリングに親しみが持てるようになることと、これからのメンテナンスの練習になるというメリットもあります。
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青山通りから表参道へ
インターンシップで事務所へきている、学生のK君が、今日で終了するので、渋谷で進行中のビルの現場へ一緒に行きました。
現場は丁度、サッシと、正面のカーテンウオールを取り付けているところで、図面を見ながら、現場の納まりなどを、解説してあげたのですが、ほとんどこういうことは、大学では教えていない。もう少し、大学も実務的なことを教えた方が良いのではないかと、ちょっと思いました。

現場の帰りに、少し遠回りして青山通りから、表参道へ歩きながら、最近の建物などを見て行きました。
青山紀伊国屋
新しい、紀伊国屋のビルは、前を何回か通っているけれど、中に入ったことがないので入ってみました。
面白いのは、青山通りは都会的で、高層ビルが並んでいるのに、一歩裏側は、木造住宅の密集する住宅地。
裏側住宅地に面して
建物は、法的なこともあるのだろうけれど、裏側は、住宅地に合わせてスケールダウンして、セットバックする2・3・4階のテラスを緑化しているのが好ましく思えました。ちょっと疲れたので、K君と4階のカフェに入って一休み。無理をして外のテラス席に座ったのだけれど、今日の暑さで、客は我々だけでした。でも、見晴らしが良くて、なかなか爽快な気分。
裏側のカフェ

青山通りを左に折れて、しばらく行くと、モリハナエビルが解体工事の始まったところ。雑誌の記事などで聞いてはいたけれど、もう解体工事が始まっていたんですね。
モリハナエビル

モリハナエビルは、丹下健三の設計で、表参道における、ファッションビルのはしりのようなビルでした。
こうゆう建築が、いつも簡単に壊されてゆくのは、本当に何とかならないものかと思ってしまいます。
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村上春樹、ロングインタビュー
雑誌「考える人」

遅ればせながら、考える人で特集していた村上春樹のロングインタビューを読みました。

3日間にわたるインタビューで、ページ数で80ページに上る文字通りロングなものです。村上春樹は、今までにも何度か、自分の作品について、創作の過程について書いていますが、今回はインタビュアーの話の上手さもあって、今まで以上に明確に創作について述べているようです。僕は、インタビュアーの話を聞きだす能力の巧みさにもずい分感心しました。

村上春樹は、日本の作家の私小説的な心理描写に強い疑問を持っています。小説を物語として語ることによって、自分がほかの日本の作家とは違う方向を目指してきたのだと語っています。
そういえば、僕の周りには村上春樹に批判的な人が多いのですが、彼らにとっては、私小説的な心理描写が、小説を小説たらしめるものであって、そうでない小説は、読むに値しないと思っているように思えます。

物語性、と言うキーワードを使うと、僕が今まで読んできた作家の好みについても、確かに思い当たる節が有ります。

村上春樹が興味を持つ作家は、日本では、夏目漱石、芥川龍之介、永井荷風、海外では、レイモンド・カーヴァー、レイモンド・チャンドラー、トールマン・カポティー、フィツジェラルド、カート・ボネガット、ジョン・アービングなどで、そして一番影響を受けているのはドストエフスキーと言うのは、良くわかる気がします。

ガルシア・マルケスについてはどう思っているのだろうと、前から思っていたのですが、マルケスの持つラテンアメリカ的リアリズムについても、同感する所があると聞いて、納得するものがありました。
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角地のファサード
服部時計店(和光)

先日、「考える人」と言う雑誌を買って、ぱらぱらとめくっているときに、一枚の写真が目に留まりました。

この雑誌は、元々、村上春樹のロングインタビューが出ているので買ったのですが、それとは関係ないところで、終戦直後の銀座4丁目の写真が興味深かったのです。
交差点に建つ、服部時計店(現和光)の建物を斜め向かい側から撮っているのですが、現在そこにある日産のショールームのあたりはすっかり焼け野原で、カメラはしっかり引いた位置に構えて撮っているようです。
回りに残っている建物も、大きな建物がないせいで、この服部時計店の建築がひときわ威容を誇っているように見えます。
僕達は、今でも銀座へ行くと、必ずこの建物を目にするわけですが、今では回りにもっと大きな建物が、林立しているので、この写真とはずい分違った印象で見ることになります。
服部時計店の建物は、昭和の始めごろに、建築家の渡辺仁が設計したもので、ルネッサンス様式の端正なファサードを持っています。
この写真を見ると、角地に建っているこの建物を、渡辺仁はあくまでも交差点の斜め向かい側から見たときに、正面になるようにデザインしたことがよく解ります。
角地に建物を建てれば、必ず二面のファサードが同時に見えるわけですが、それを正確に意識してデザインされた建物は意外と少ないように思えます。

竣工当時は、銀座にも大きな建物がまだ少なかったでしょうから、そのファサードは銀座のランドマークとして、見る人に強い印象を与えたことは、想像に難くありません。
しかし、その時でもこの写真のような見え方は出来なかったわけで、戦災の焼け野原の中で、建築家の考えていたことに一番近い姿を見せているようで、しばらくこの写真から目を離せませんでした。
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クローバーハウス― 竣工検査
昨日は、クローバーハウスの竣工検査へ行きました。

予定よりも、検査引渡しが、一週間早まったので、少し工事が残っている所は有りますが、ほぼ工事は終っています。

居間とキッチン
そんなに大きな家ではないのですが、家全体がほぼワンルームで間仕切りがないので、きれいになってみると、ずい分広い感じがします。

階段上トップライト
階段の上の部分は、2階の洗面コーナーが、斜めにせり出してきて、ちょっと複雑な感じがするところですが、その上のトップライトから光が落ちてきて、思ったとおりの効果が出ていました。

洗面コーナー
ちょっと広めの洗面コーナーも特に仕切りがなく、ゆったりとした広さが有ります。

洗面コーナー、寝室
2階は、天井を張らずに、梁、垂木、野地板、など構造体がそのまま見えるようにしています。壁の白い漆喰と対比して、屋根裏部屋のような雰囲気がします。
ちょっと見ると、野地板が直で、暑くなりそうに見えますが、この上で外断熱を行って、その上に、通気層を取って熱を逃がすようにしています。

現場は、明日から夏休みに入りますが、今日の指摘事項を休み明けに手直しして、月末には引渡しの予定です。
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「ビギナーズ」―レイモンド・カーヴァー
「ビギナーズ」と「愛について語るとき」

レイモンド・カーヴァーの「ビギナーズ」を読みました。

この本は、レイモンド・カーヴァー全集に入っている短編集、「愛について語るときに我々の語ること」のオリジナルです。
中に収録されている作品は同じなのですが、大きく異なるのは、話の長さがビギナーズの方が大幅に長いと言うこと。

真実は、「愛について・・・」の方は、編集者によって、大幅にカットされているのです。
カーヴァーは原稿を渡すときに、編集者のリッシュを信頼していて、色々と恩義も感じる事情もあったので、多少の文章の編集は任せるといったらしいのです。ところが信じられないことに、リッシュは多少どころか、ほとんどの作品を半分近くに削ってしまった。
さすがにカーヴァーは、これでは自分の作品ではなくなってしまうと、変更を求めたらしいのですが、結局そのまま出版されてしまったと言うことです。

何で、編集のリッシュはそんなことをしたのか?ふたつの本を読み比べてみるとなんとなく解ります。
カーヴァーの短編には、殺伐とした、ちょっと救いようのない雰囲気があります。
オリジナルの「ビギナーズ」には、その感じを和らげるような、ちょっと暖かいと言うか、しんみりさせるようなエピソードが添えられている話が多いのですが、リッシュはそれを全て削り取ってしまった。そのおかげで、作品の持っている、荒涼とした感じが、より強調されるようになっています。それが編集者としてのリッシュが狙った所なのだと思います。

たとえば、僕の好きな「ささやかだけど大事なこと」。交通事故で昏睡状態の子供が、やがて亡くなって、焦燥している夫婦の元に、嫌がらせの電話がかかってきます。電話の主が、息子の誕生日のケーキを頼んだパン屋だということに気がついた夫婦が、夜明け前のパン屋に抗議に行きます。ここで、パン屋にも色々問題を抱えていることを知った夫婦が、パン屋の差し出す、出来立ての暖かいパンを食べるシーンがあります。僕はこのシーンが好きなのだけれど、「愛について・・・」では、この部分がすっかり削られて、嫌がらせの電話がなる所で、唐突に話が終ってしまします。当然、「ささやかだけど大事なこと」と言う、表題が使えなくなり「風呂」と言う、訳のわからない題になっています。

同じ様に、ほかの作品も大幅にカットされるとともに、題名を変更されています。
読み比べてみて、短いバージョンの良いところもあるけれど、やはりオリジナルの、カットされていない部分の持つ独特なニュアンスが僕には良いと思えます。
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秋?
朝の池袋駅


毎日、うだるような暑さが続いています。

今朝、いつもの通勤電車で、池袋で乗り換えの為、階段を上って山手線のホームに出た瞬間、ほんの0.2秒ほどですが、体が「秋」を感じた気がしました。
朝からの猛暑で、涼しい風が吹いているわけでもないのにと、一瞬戸惑ったのですが、光が今までと違う気がします。

夏至からもういつの間にか一月半ほどたって、確実に太陽の高度は下がってきて、よく考えれば影が長くなってきています。
心持、光に赤みが増えているようにも感じます。
無意識の内に、体はそういうことに反応するものなのですね。
不思議なものです。
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クローバーハウス―キッチン家具の取り付け
昨日から、法政大学のインターンシップで、学生が事務所へ研修に来ています。
現場を経験したいということなので、早速彼を連れて、午後からクローバーハウスの現場へ行きました。

FRPバルコニー
現場はもう一息で完成と言うところで、外部はほとんど終って、鉄骨で作ったバルコニーが取り付けられています。いつもの、FRPのグレーチングで床を作っています。今回は奥行きも深いバルコニーなので、下の部屋が暗くならないように、透明なFRPを使っています。

キッチン家具取付け
内部では、キッチンの家具を、いつも頼んでいる、Campの木戸君が取り付けているところでした。
キッチン家具が出来上がると、部屋の雰囲気もだいぶ完成に近くなってきます。

2階洗面周り
2階は、壁の漆喰も仕上がって、ペンキやさんが作りつけの家具を、白く塗っているところでした。こちらもほぼ完成に近くなってきています。
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