雪の日は家で仕事を
今日は関東地方は朝から雪が降っています。

関東としては大雪といってよい降りかた(雪国の人には笑われそうですが)なので、事務所へ行くのをやめて自宅で仕事をしています。

そんなこともあるかと、昨日の帰りに設計中の図面データ一式をUSBメモリにコピーしてきたので、自宅のパソコンでCAD図面を書いています。
こういうことに関しては本当に便利になったものです。データは小さなUSBメモリで持ち運べるし、Eメールのチェックは自宅でも出来るし、電話も転送で事務所にかかってきたものを携帯電話で対応できるのですから。
おまけに通勤時間がかからないのでその分長く仕事が出来ます。
これならばいつも自宅で仕事をしていても良いようだけれど、どうもそれではけじめがつかない様な気もします。通勤時間と言うのも貴重な読書の時間になりますしね。

椿の木も雪で真っ白

などと、いつもと違った雰囲気で、庭に積もった雪を眺めながら仕事をしています。
ダイニングテーブルにノートパソコンを置いて仕事をしていると、ちょうど目の前の庭に、満開の梅ノ木に雪が積もってきれいでした。
雪と梅
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上尾の家Ⅱ―竣工検査
昨日は上尾の家が完成して、竣工検査に行ってきました。

まだいくつか手直しをしないといけないところもありますが、この日の検査と合わせて直した後、今週土曜日には引き渡しとなります。

赤と青の扉

居間の西側の天井まで届く大きな扉は、赤と青に塗り分けました。赤い方がスタディールームの入り口で、青い方は納戸の入り口です。

大きな扉をむらなく仕上げるのは、かなり大変だったようで、ペンキ屋さんは4回ほど重ね塗りをしたそうです。その手間をかけた甲斐があって、しっとりとした良い仕上げになっていました。

赤い扉とモンドリアン風本箱

この赤い扉を開けると、その向こうに4色に塗り分けた本箱が見えます。
この部屋は、ご主人の書斎であり、子供の勉強部屋であり、奥さんの家事室も兼ねています。普段は、扉を開けて居間とつながって使うことを想定して、扉を開けて壁に仕舞い込むことが出来るようになっています。

キッチンとテーブル

先週工事中だったキッチンも完成していました。
半円形の大きなテーブルとキッチンが一体となった作りです。

キッチンの詳細

面材に使った赤いメラミン化粧板の色は、去年マンションのリフォームの時使った色と同じものです。今回のお施主さんにその家を見学してもらったところ、赤の色が気に入って同じ色にしました。
でも、印象はその時とだいぶ変わっているのは、一つはその赤に組み合わせて使っている木の部分がブナ材の白っぽい木のせいが大きいと思います。
もう一つは、マンションのキッチンは自然光が入らないので、どうしても赤の色が濃くなるのですが、この家は自然光がたっぷり入るので、赤の色が鮮やかに見えます。
かなりモダンなインテリアになりましたが、若い家族に似合った雰囲気になったような気がします。
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「ソウル清渓川の再生―歴史と環境都市への挑戦」
ソウル清渓川の再生

「ソウル清渓川の再生―歴史と環境都市への挑戦」(鹿島出版会)と言う本を著者の朴賛弼さんが送ってくれたので読んでみました。

朴さんは法政大学の建築学科で学生の指導をしながら、建築の環境学を研究している人です。
ソウル市の清渓川(チョンゲチョン)は2005年に川を覆っていた道路と高架の高速道路を取り壊して、元の川の流れを復元したことで、日本でも話題となり、新聞、テレビ等でずいぶん報道されたのでご存知の方も多いかもしれません。
この本は、この清渓川の歴史と、再生までの問題点、再生された川沿いの新しい都市環境について詳しく書かれています。
またこの清渓川周辺のソウルの街の魅力を、子供時代をここで過ごしたという朴さんの経験を交えて楽しく語られているので、観光書としての魅力も兼ね備えている本と言うこともできます。
もともとは、学会向けの論文として描かれたものですが、その論文と比べると大幅に写真が増えて、前述の観光的要素も加えられているのでわかり易い本になっています。
特に古い清渓川周辺の写真などは探すのにずいぶん苦労したのではないかと思います。

清渓川は1960年代から70年代の韓国の高度成長時代に川を覆って道路を作り、その後東京の首都高速に倣って高架の高速道路が作られたのですが、1900年代終わりごろからその老朽化が大きな問題になってきました。
2002年のソウル市長選挙の時、現在大統領になっている李明博がこの清渓川の再生を公約にして立候補して、多くの支持を集めて当選したことによってこの困難な事業が実現することになったのです。
東京でも日本橋川に架かる首都高を撤去して、江戸の文化を再生させようという運動がありますが、ソウルの例は良い参考になりそうです。

この本は、少し遅れて韓国でも出版される予定とのことです。もちろん翻訳は朴さん自身が行っていますが、日本以上に韓国では評判を呼ぶのではないかと思っています。
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キッチン家具工事の様子―上尾の家Ⅱ
昨日は、上尾の家の現場でキッチン家具の取り付けがあったので、いつも火曜日の定例会議を一日早めて行ってきました。

現場に行くと、いつも家具を頼んでいるCampの二人がすでに取り付け工事を始めているところでした。
食器棚や、パントリーになる大型の収納は先週すでに取り付けが終わっているので、今回はアイランドタイプのキッチン本体の取り付けです。

一番はじのガスコンロが付くパーツから設置を始めます。
コンロの箱


シンクが付く残りの箱も取り付けてゆきます。箱から出ている腕木はこれからカウンターを支えるもの。
シンクの箱

そしてキチンカウンターを上に載せます。このカウンターはコーリアンと言ういわゆる人工大理石で、すでにステンレスシンクが取り付けられ、コンロをビルトインする穴があけられています。
人工大理石のカウンターを設置

カウンターは乗りましたが、まだ扉が付けられていおらず、オーブン、食洗機などもこれからはめ込まれてゆきます。
扉を付ける前の状態

今回は、キッチンとダイニングテーブルが一体になった設計なので、大きな半円形のテーブルが取り付けられました。これはブナ(ビーチ)の無垢の木で作ったもの。
ブナ材のテーブル

これは取付前の扉。赤いメラミン板で作り周りの縁の部分だけブナ材を張っています。取り付けられている金物は、スライド蝶番と呼ばれているもので、扉を付けた状態で見えなくなるので、隠し蝶番と呼ばれているものです。
取り付け前の扉

現場もあと一週間で全て工事が終わる予定で、来週は竣工検査です。
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あの川のほとりで―ジョン・アーヴィング
あの川のほとりで


ジョン・アーヴィングの新しい小説「あの川のほとりで」(新潮社)を読みました。

ニューハンプシャーの材木伐採場でコックをやっている男とその12歳になる息子が、ある事件をきっかけに悪辣な保安官から逃れるため、ボストン、バーモント、アイオワ、トロントと住まいを転々としてゆきます。成人した息子のダニーは小説家として成功して世界的に有名になりますが、彼の周りには次々と不幸な出来事が・・・。

いつものように、延々と続く長い長い物語です。僕は去年の暮れに買ったのですが、読み終わるのに一カ月半もかかってしましました。忙しくて、続けて読む時間が取れなかったこともあるのですが、いつものアーヴィングに比べてちょっと読みにくいところもあったような気がします。
しかし、読みにくく、読むのに時間を掛けざるを得ないことは決して悪いことではありません。
最近思うのは、ストーリーが面白すぎてあっという間に読んでしまう小説はどこか欠点があるような気がします。
12歳の少年だったダニーが60を過ぎるまで読者として付き合ってゆくには、小説の中の話としてもそれなりの時間がかかります。
60近くになって、すでに廃墟となったかっての川のほとり、材木伐採場のあった町へ行くシーンでは、主人公と同じように懐かしい気持ちになってしまうのはアーヴィングの文章の魔術かもしれませんね。

物語の最後の方で、ダニーが書き始める新しい小説が実はこの本であるという仕掛けがありますが、この中で小説の造り方に対する記述がいくつも出てきます。これは作家としてのアーヴィングの手法を明かしているようで興味深いところです。
そういえば、ダニーが学生だったときの教官としてカート・ヴォネガットが出てきたり、教師になってからのライターズワークショップでの同僚にレイモンド・カーヴァ―が出てくるのは、この二人のファンとして思わずにやりとしてしましました。
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壁の月桃紙―上尾の家Ⅱ
昨日は上尾の家の現場へ行きました。

予定では、家具屋さんが入って、作り付けの家具類を取り付けることになっていたのですが、朝からあいにくの雨で運搬中に家具が濡れるのを避けるために、一日延期することにしました。
おかげで、現場は職人さんは入っておらず、監督さんと二週間後の工事竣工に向けての工程の打ち合わせをしただけで終わりました。

壁の月桃紙

この一週間のうちに、現場の壁紙が貼り終わっていました。
今回使っている壁紙は、沖縄の月桃紙です。これは沖縄で育つ月桃と言う草の茎から作った紙で、吸湿性や防虫、防菌効果があるといわれています。そして、1年草なので、パルプのように森林資源を減らすこともなく、エコロジカルな材料だといえます。
吸湿、乾燥するときに多少伸縮するので、ビニールクロスのように突きつけて貼ることができず、ジョイント部分は1cmほど重ねて貼っています。
薄いアイボリーの色合いで、表面に少し凹凸があるので、離れてみると左官系の材料を鏝で塗ったような風合いがあります。

カラフルに色分けした本箱

スタディールームの本箱は、塗装がすっかり終わり、赤、黄、青、グレーの4色に塗り分けられていました。ペンキ屋さんにはだいぶ手間を掛けましたが、考えていたように華やかな感じになりました。
この部屋の入口の扉は天井いっぱいの大きな引き戸で、これも赤く塗るつもりなので、仕上がりが楽しみです。

御影石の階段受け

外では、先週出来上がったデッキから庭へ降りるための階段が付けられていました。
階段を受ける基礎の部分は、コンクリートで作るつもりだったのですが、監督さんの提案で庭の敷石が余っているものを使いました。これがなかなか良い感じになりました。
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卒業設計審査会に行ってきました
昨日は法政大学建築学科の卒業設計公開審査会に行ってきました。
審査風景

学生たちのエネルギーと、その努力の成果が見るのが楽しみなことと、僕が担当している建築同窓会のHPへ記事を載せるための写真をとるという目的もあります。

去年は大震災があり、当然卒業設計にも反映されているものと思ったのですが、この問題を取り上げた学生は一人だけだったのがちょっと意外でした。
しかし、この学生の提案がすばらしく、結果として審査員全員一致で一位を獲得しました。
彼女は、このためにボランティアとして3度東北地方へ行き、直接現地を見ていろいろな人たちの話を聞いてきたそうです。
赤坂震災村

赤坂にあるプリンスホテルは解体が決まっていて、震災後一時ふくしまから避難してきた人たちの避難場所になっていました。これを、解体せずスケルトン状にして、福島のある村をそっくりここに再現するように改造するというものでした。
その模型が大きい上に精密で、なかなかリアルなものだったことも評価の対象になりました。

そのほか、浦安の建売住宅地を複雑な空間操作を経て、迷路のような集合住宅にする案、
都市のモアレ

立川の米軍基地跡地を森と共存する施設に開発する案、
森の記憶

江戸川の河口にある島の再開発計画など、魅力的なアイディアがいくつもありました。
廃墟の輪郭

10数年前に僕が設計した家の息子さんが、お隣の理科大建築学科に去年入学して、この審査会に来てくれたのもうれしい出来事でした。その家を設計していたころは、小学生だったのですが、その後建築に興味を持つようになって建築学科に入ったそうです。
僕の設計した家で育ったことが多少影響しているとすれば、うれしいことです。
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category:建築
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ごみ箱の置き場所
ぴったり収まった三連のゴミ箱

キッチンのごみ箱の置く場所はいつも悩むところです。
ごみの分別があるので、三つぐらいのごみ箱を収納しようとすると、結構なスペースが必要になります。

僕の場合、キッチンはオリジナルで家具屋さんに作ってもらうことが多いので、たいていシンクの下にしまうようにしています。
シンクの下だけ床がつながっているような作りにして、キャスター付きの3連のごみ箱をホームセンターなどで買ってきて入れてもらうようにしています。

2カ月ほど前に竣工した根岸の家では、キッチンをメーカー製のシステムキッチンにしたため、その方法が使えませんでした。
そこで、壁の一部をニッチ状に引っ込ませて収納スペースを作りました。この壁の向こうは納戸なので、納戸の方にはでっぱりができますが、その分納戸の収納が減るだけで問題はありません。

ここのスペースは具体的なゴミ箱に合わせたわけではなく、一般的にこの大きさがあれば大体納まるだろうと考えて寸法を決めたものです。
先週、2カ月ぶりにこの家に伺って、キッチンを見たところ、このスペースにごみ箱がぴったり納まっていました。
キャスターの付いたフレームに乗った3つのごみ箱がまるで誂えたように、ぴったり入っているのにびっくり。
偶然かもしれませんが、生活する人のセンスもあるのかもしれませんね。
Posted by kozyken
category:住宅
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