逗子の家―Cuzy Corner
昨日は逗子の家の現場へ行きました。
急に涼しくなり、現場での打ち合わせはずいぶん楽になりました。

先週まで階段の吹き抜けにかかっていた足場が取り外されて、階段周りの様子が良く解るようになりました。

階段のベンチと本箱

ここは、設計の時に一番力を入れていたところ。吹き抜けの中にゆったりした階段を設けて、踊り場も少し広めにとり、ベンチと本箱を置いて、子供たちが本を読んだり、遊んだりとするスペースとなるように考えています、ベンチの後ろは大きなガラス窓として裏山の緑を取り込むようにしています。
ベンチはここに座るだけでなく、踊り場の床に座ってテーブルとして使うこともできます。
今回採用しているパッシブソーラーの吹き出し口もこの下に設けているので、足元がポカポカするという仕掛けです。

2階から見た吹抜け部分はこのようになっています。
2階から見た階段吹き抜け

これは小屋裏にあるパッシブソーラー「そよ風」の温風取り入れ部分です。屋根で高温になった空気をここからファンでダクトを通して、床下まで吹き込みます。
小屋裏のソーラー装置

この日は、いつも家具を頼んでいるCampの木戸君がキッチン家具を取り付けていました。ステンレスのカウンターに、面材は米松を使っています。
キッチン家具の取り付け

洗面室では、大工さんが米松集成材のカウンターに陶器の洗面ボールを埋め込むため、楕円の穴を開けています。間違えないように緊張の一瞬。
洗面カウンターの穴あけ
Posted by kozyken
category:未分類
comment(0)    trackback(0)

逗子の家―足場の取り外し
今日は逗子の現場へ行って来ました。

庭側から見た外観

現場では足場が解体されて、養生シートも無くなったので外観が良く解るようになりました。2階の壁を左官仕上にして、1階にサーモウッドのサイディング、木製サッシの取り合わせが考えていたように自然な感じに仕上がっていました。

2階子供スペース

内部では壁の漆喰仕上がほぼ終わっていました。2階は間仕切り壁が柱梁を見せるような納まりで、天井には杉の板を貼ったので、ちょっと和風な雰囲気がします。床のフローリングは養生で隠れているので、これが見えてくるとまたちょっと感じが変わるのですが。

そよ風リターンガラリ

壁の高い位置にあるガラリは、今回採用しているパッシブソーラーシステム「そよ風」のリターンガラリです。
このシステムは、冬の昼間は屋根面で高温になった空気を床板に吹き込み、基礎のコンクリートに熱を蓄え、夜間にはその熱を家じゅうに循環させて暖房を行います。そのために、2階の一番高いところにあるガラリから空気を小屋裏の機械のあるスペースに入れて、また床下にダクトで戻すという運転を行います。

ベランダの手すり取り付け作業

2階のベランダでは、鉄骨の手摺の上に、サーモウッドの手摺を取り付ける作業をしていました。ここに布団を干す予定なので、手触りが良いように手摺の上の部分だけ木でつくるようにしました。
このベランダは、すぐ後ろの山が迫っていて、なかなか良いスペースになっています。小さなテーブルとイスがあれば本を読んだり、お茶を飲む場所としても良さそうです。
Posted by kozyken
category:日記
comment(0)    trackback(0)

ル・コルビュジェの家
ル・コルビュジェの家

アルゼンチン映画「ル・コルビュジェの家」を見ました。

この映画は、ブエノスアイレスにある、ル・コルビュジェ設計のクルチェット博士邸を舞台とした映画です。

この家には、売れっ子のデザイナー、レオナルドが妻と一人娘とともに住んでいます。(もちろん映画の中の話で、現在は資料館になっているらしい)
彼は、歴史的に有名な家に住み、デザインした椅子がミラノで賞を取るなど、それなりに成功したインテリと言うところです。
ある朝ハンマーで壁をたたく音に目を覚ますと、中庭に面した裏の家の壁に穴が開けられています。驚いて裏の家に抗議すると、住人のビクトルは部屋に窓が無くて暗いので窓を開けているのだと言います。
ビクトルは、いかにも強面で、粗野な男と言った印象です。

話は、この窓をめぐって一進一退の会話が延々と続きます。そして、いきなり思いがけない事件によって打ち切られるのですが、この辺の話の運びが見事です。

話は、はじめは知的で上品な家庭が、突然侵入してきた粗野な男によって迷惑をこうむっているように見えます。しかし、やがて映画を見るものにとって、本当にそうなんだろうか、と言う疑問が生じてきます。

よくよく考えると、ビクトルの言っていることはすべて筋が通っているのではないか?彼は最初に、君の家には十分余っている太陽を少しだけ僕に分けてくれ、と言います。至極正当な理由ですが、知的なレオナルドの家庭と、粗野なビクトルと言う色眼鏡で見てしまうと、我々にはそれが解らなくなってしまうのです。
ビクトルが作ったと言う、いらなくなった銃と弾丸で作ったオブジェは、真っ赤に塗られて、素人が作ったガラクタとレオナルドは判断します。映画の文脈の中で観客もそう判断するわけですが、本当にそうなんだろうか。実はレオナルドの上品な椅子よりも、このオブジェのほうが価値があるかもしれない。

映画のもう一人の主役は当然コルビュジェ設計のこの住宅です。
僕は昔からこの住宅が大好きだったので、始めから終わりまで、隅から隅までこの家を堪能できたのも大満足でした。
Posted by kozyken
category:映画
comment(2)    trackback(0)

逗子の家―壁の漆喰塗り
昨日は逗子の家の現場では内部壁の漆喰の試塗りが行われました。

kobau
この写真を見るともう漆喰が塗られているように見えますが、実はこれは下地に紙を貼ったところです。
今回は、プラネットウオールというドイツの漆喰を使ってみました。特徴は、石膏ボードに直に塗るのではなく、コバウと言う壁紙を貼った上に左官で塗ることです。いちど壁紙を貼ることによって、後から漆喰にクラックが入りにくくなるというものです。
このコバウと言う壁紙は確かに厚くてしっかりしています。これはあらかじめクロス屋さんが貼っています。

プラネットウオール塗り

プラネットウオール
水で練ったプラネットウオールはこんな状態ですが、左官屋さんによるとかなり粘り気があるということでした。

タイル下モルタル
同じころ、一階の浴室では、もう一人の左官屋さんがタイルの下地になるモルタルを塗っていました。腰から上の壁は、先週大工さんがヒバの板を貼ったので、ビニールで養生してあります。

家具取り付け
食堂では、家具の取り付けが行われていました。家具はいつものCampに頼んでいます。

軒先スリット
来週には足場が外されるので、監督さんと一緒に足場の上を一通り回って、仕上がりの確認をしました。
写真は南側の軒先、メッシュの貼ってあるスリットは、今回採用しているパッシブソーラー「そよかぜ」の空気取り入れ口です。ここから入った空気を屋根の下を通して温度を上げて、床下に吹き込む仕掛けになっています。

さて、来週はいよいよ足場が外されて、外観が見えるようになるのが楽しみです。
Posted by kozyken
category:未分類
comment(0)    trackback(0)

逗子の家―階段取り付け
昨日は逗子の住宅の現場へ行きました。
逗子の駅前は、夏休みも終わっていつもの静けさを取り戻していました。

現場はお天気に恵まれていることもあって順調に進んでいます。

外壁の仕上げ塗り
外部は左官屋さんが外壁の仕上げを塗っていました。これはアクリル樹脂系の塗り壁材ですが、鏝の後を残さないように平滑に塗るようにお願いしてあります。もともとが、鏝後のパターンを模様として見せる材料なので鏝後を残さないようにと言われると左官屋さんは大変なようです。かといって完全に平滑では面白くないので、平滑に塗ろうとして少し鏝跡が残るぐらいで良いのですが、その辺の微妙なところは現場で打ち合わせていても難しいところですね。

階段周りの様子
吹き抜けから二階を見上げる

内部では階段が付いて、吹き抜け部分を覆っていた足場が取れたので、階段周りの感じがだいぶ良く解ります。階段正面の二層分の大きなガラス面には、ガラス屋さんがガラスの取り付けを行っていました。その向こうに裏の山が見えるのもなかなか良い感じです。

CD棚

居間と洗面室の間の壁の厚みを利用した、CD棚が出来ていました。これでCD1400枚ほどが入る計算になっています。その隣のテレビ棚と一緒に、普段は大きな扉で隠されていて、テレビを見るときだけ横に扉を引いてみるようになります。

今週はこれからペンキ屋さんが、塗装工事に入り、来週からはいよいよ壁の漆喰塗りに入る予定です。
Posted by kozyken
category:建築現場
comment(0)    trackback(0)

| HOME |