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逗子の家階段吹き抜け

久しぶりにホームページを更新しました。

作品集の中に、この秋に竣工した「逗子の家」を追加しました。

今年は、去年から引き続いて、逗子の家の設計と工事に入ってからの現場の監理、夏からは新しく、千葉県の市川市で住宅の設計を初めて、年明けから着工の予定です。
そのほか、今まで設計したお宅の改修工事、耐震診断とその現場の監理と、結構忙しい一年でした。

「逗子の家」は今まで住宅の設計をしながら、いろいろと考えていたことをかなりのレベルまで実現できたということで、特に力を入れていました。
出来上がって、住んでいただいてから2カ月余り、お施主さんからも気に入っていただいているようです。
設計者としては、良いお施主さんと出会って、納得のゆく仕事ができることほど幸せなことはありません。

市川の住宅は、逗子とはまた違ったデザインになりますが、いろいろと楽しい工夫もあり、これから工事が始まるのを楽しみにしています。

今日で、今年の仕事は終わりにして、年明けは4日より仕事を始める予定です。
来年はどんなお施主さんと出会って、どんな仕事ができるのか、良い一年になると良いと思います。
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category:住宅
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家族で三浦半島へドライブ
この連休は、日曜日に家族で三浦半島までドライブに行って来ました。

我が家は全員働いているうえに、看護師のかみさんの休みが不定期なので、なかなか家族そろって休みが取れるときがありません。
三浦半島の葉山のあたりは、かみさんの生まれたところと言うこともあり、一年に一回ぐらいは出かけるのですが、いつもの夏の終わりの季節を逃してしまい、この時期になってしましました。
でも、この時期の海も、ひとが少なくてなかなか良いものです。

秋に竣工した逗子のお宅へちょっと寄ってから、油壺、三崎へ行き、秋谷海岸の海に面したレストランに予約を入れておいたのでここで夕食。一日早い、クリスマスイヴの雰囲気を楽しみました。

ドライブついでに、僕の目的は先日買ったミラーレス一眼レフカメラを試してみること。

これは三崎港に停泊していたヨット。ヨットの船尾の部分だけカットして、海の色と対比してみました。
三崎港のヨット

これは油壺の丘の上から木々を通してみた海。水の色がとてもきれいでした。
油壷の海

秋谷海岸では、夕日が落ちるところを取ろうと思っていたのですが、到着した時はすでに日が落ちていました。でも、日没後しばらくの海の色の変化もとてもきれいなものです。
夕暮れの秋谷海岸

砂浜に模様を描いて引いてゆく波の跡をモノクロで撮ってみました。
砂と波の模様

三崎から、久しぶりに城ケ島にわたって岩の続く海岸を歩いてみました。
城ケ島の入り江
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category:日記
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我等、同じ船に乗り
我等、同じ船に乗り

これは桐野夏生による、日本文学のアンソロジーです。
普段僕があまり読まない本ですが、かみさんから借りて読みました。
我が家では、大体夫婦で同じ本を読むことが多く、僕が読み終わった本をかみさんが読む、と言うパターンが多いのだけれど、今回は逆。この前に僕が澁澤龍彦のエッセイを読んでいたら、丁度彼女が読んでいるこの本の中にも澁澤龍彦が入っているというので、借りたものです。

入っている作家は、島尾敏雄、島尾ミホ、松本清張、林芙美子、江戸川乱歩、菊池寛、太宰治、澁澤龍彦、坂口安吾、谷崎潤一郎。僕は桐野夏生の小説は読んだことが無いけれど、こうやって見ると、文学の好みと言うか傾向が良く解ります。

どの作品も興味深く読んだのですが、一番衝撃的だったのは島尾ミホの「その夜」でした。
終戦間際の南の島に駐留していた特攻隊の隊長と恋に落ちた島の娘の話です。
これは島尾ミホの実際の体験を下敷きにしているようで、戦後、その特攻隊長だった島尾敏雄とミホは結婚しています。

終戦の2日前(当然2日後に終戦になるとは、誰も知らないわけですが)、いよいよ特攻隊が攻撃に出るという情報を知った娘が、最後に彼に会うために、身を清め懐に自決の為の短刀を忍ばせて、特攻隊の基地へ出かけます。基地の見張りに見つかれば、有無を言わせず銃撃されるのは目に見えているのですが、彼女は見つからないように、海岸伝いに岩陰に身を寄せながら匍匐して進んでゆきます。闇夜の海辺を岩で傷だらけになり、ずぶぬれになりながら彼に会いに行きます。
二人とも明日の命は無い、と言う状況の中で必死な女性の思いが胸を打ちます。死ぬのは怖くないけれど、彼と一緒に生きたいという思いがひしひしと文章の間から伝わってきます。これは短編ならではのだいご味と言えますが、言葉を超えてその思いの一途さが体に入ってくるような小説でした。

もう一つ澁澤龍彦の「眠り姫」も気に入った一篇です。
澁澤龍彦は若いころに、エッセイや美術評論をよく読んだのですが、小説を読むのは初めてです。この作品が出た時にちょっと評判になったので、題名は覚えていましたが澁澤らしいテーマで面白く読みました。特に最後の水のイメージが何ともいえず良いと思いました。
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トロッタ16
日曜の夜に早稲田奉仕園、スコットホールで行われた、トロッタの会のコンサートに行きました。

スコットホールの夜景
スコットホールの中、演奏会場

数年前に、同じ大学の卒業生と言うことで知り合った、詩人の木部与巴仁さんにお誘いいただいて、年2回の演奏会に、僕はこれで伺うのが4回目になりました。
トロッタの会とは、木部さんが「詩と音楽を歌い、奏でる」と書いているように、音楽の演奏と詩唱からなっています。詩は他の方のものもありますが、木部さんの書いたものが中心で、ロルカが採譜して詩を書いたスペイン民謡を木部さんがスペイン語で歌う試みもあり、非常に多彩で、毎回新しい趣向があって楽しみにしている音楽会です。

テルミンの演奏

今回は最初の曲で珍しい楽器に出合いました。テルミンと言う楽器で、ご存じの方もいるかもしれませんが、電気楽器の一種と言えばよいのでしょうか。四角い箱の横からアンテナのようなものが出ていて、その上で手をかざして動かすと、その動きに合わせて音楽を奏でるというものです。ちょっと人間の声に近い、哀愁を帯びた音がします。
演奏の女性の衣装と、手の動きが神秘的な世界に誘い込むようでした。

カスタネット協奏曲

もう一つ、珍しかったのはカスタネット協奏曲で、ピアノの連弾を伴奏に、カスタネット奏者の真貝裕司さんが両手に持ったカスタネットで様々なリズムを刻んでゆきます。
スペイン風なリズムを持つこの曲の作曲者は今井重幸さんで、この日もお出ででした。

演奏される曲の多くは、最近に日本の作曲家が書いたもので、詩もこの日のために書かれたものが多く、常に新しいものを求めてゆく木部さんの考え方が反映されているのだと思います。

また次回の演奏を楽しみにしたいと思っていますが、興味のある方はこちらをご覧ください。

http://www.kibegraphy.com/
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category:音楽
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ミッドナイト・イン・パリ
ミッドナイト・イン・パリ

先日DVDで、ウディ―アレンの映画、「ミッドナイト・イン・パリ」を見ました。

パリと言う町に魅せられた、アメリカ人の作家を主人公にしたいわゆるラブコメディーですが、昔のウッディ―アレンの作品を思い出させる、良く出来た映画でした。
ウッディ―アレンは歳のせいか出てきませんが、主人公のキャラクターがいかにもアレンにそっくりで、多分本当は本人が主役を取りたかったのではないかと、思わず思いました。

主人公のギルは、婚約者とその両親とパリへ旅行に来て、すっかりパリが気に入ってこの町に住みたいと思います。
フィアンセとなんとなくしっくり行かず、夜のパリをさまよっていると、通りがかりのクラシックカーに呼び止められて、一緒にあるパーティーへ誘われます。
ところがそのパーティーはジャン・コクトーの主催で、そこで彼はフィッツジェラルドとゼルダの夫妻に会い、ヘミングウエーや、コール・ポーターにも紹介されます。
そこは、彼のあこがれる20年代のパリだったわけです。
毎晩のように、20年代のパリにタイムスリップするうちに、ピカソやダリ、ルイス・ヴニュエルとも知り合い、やがてピカソの愛人、アドリアナと恋に落ちます。
現実の世界では、フィアンセとますますうまくゆかなくなり、彼は20年代の世界でアドリアナと暮らす決心をするのですが・・・・
この話には落ちがあって、ベルエポックにあこがれていたアドリアナは19世紀のドガやセザンヌ、モネの時代にタイムスリップして、ギルは20年代のパリに1人残されることになるのです。

往年のアレンのユーモアとウイットが満載された楽しい映画でした。
Posted by kozyken
category:映画
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改修工事
今日から12月。

今年を振り返る、と言う訳ではないのですが、今年は昔に設計した家の改修がとても多い年でした。

去年から今年にかけては、4年前に上尾市でリフォームしたお宅の残りの部分をリフォームする工事がありました。
その後、代々木上原で15年前に大掛かりなリフォームをしたお宅の、今回もかなり大きなリフォームがあり、夏には、事務所の隣にある、30年前に独立後初めて設計した住宅の、改修工事がありました。

つい先日、26年前に埼玉県の越谷市で設計した住宅の改修工事もありました。この家は、外装の修繕がメインだったので、特に図面を書くことはなかったのですが、久しぶりに訪れて、感慨深いものがありました。
事務所を開設して4年目ほどで、設計について試行錯誤している時代でもあり、当時のことを思い出すと懐かしいものがあります。
真壁と大壁を使い分けたり、白い塗装の壁とシナ合板を対比させて使うなどの手法は、この時に初めて試みたのですが、今見ても少しも古い感じがしません。
もっとも材料自身は26年もたっているので、だいぶ古くなってきているのは間違いないのですが、シナ合板にしても、真壁で表しになっている柱や梁にしても、いい色に焼けて、ちょっと古い民家のような味が出ています。
やはり自然の材料は古くなっても、きれいに年を取るものだと思いました。

家の中央にある階段は、一間四方に建てた柱に格子を渡して、その上に段板を載せたものです。この吹き抜けの上にあるトップライトから入った光が家じゅうに回る設計になっているのですが、このガラスも今回きれいに掃除をしてもらって、明るさを取り戻したということです。

来週からは、10年前に設計したお宅が、これは一部ですが改修工事が始まります。

この30年ほどの間にずいぶんたくさんの住宅を設計してきたので、その改修工事が出てくるのは、当たり前と言えば当たり前ですが、きちんと覚えていてくれて、何年経っても連絡をいただけるのはとてもうれしいことです。

階段と吹き抜けを見上げたところ

階段や柱もいい色に焼けています。

真壁のシナ合板と、白い塗装の大壁の対比は今も健在
Posted by kozyken
category:住宅
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