八幡山の家―内装工事
昨日は八幡山の住宅リフォームの現場へ、定例打ち合わせに行きました。

現場では、第1期工事の耐震補強と、大工さんの工事が終わりこれから内装工事に入ります。
外部では先日基礎補強のための鉄筋が組んであったところが、コンクリートを打設して新たな基礎が出来上がっています。基礎に空いている二つの丸い穴は床下通気用に元の基礎の換気口と繋がるようにしたものです。
壁の補強用の構造用合板も張り終り、この上に来週から左官屋さんがモルタルを塗る予定です。
基礎補強

この写真は内部のサッシ回りです。サッシは全てLowEガラス入りの断熱サッシに取り換えているのですが、ここはサッシが一回り小さくなったので既存の壁との間を、これから左官屋さんが補修して行きます。元の壁の仕上げとなるべく違和感が無いように補修するのにはどうしたらよいか、この日は左官屋さんに来てもらって相談しました。
サッシ周りの補修

来週中には1期工事が終わり、お施主さんに工事が終わったところに生活の場を移動してもらい、第2期工事に入るようになります。
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旅と本
ビザンツ関係の本

9月にイスタンブールに旅した後、立て続けにビザンチン関係の本を読みました。

「世界の歴史11―ビザンツとスラヴ」(中公文庫)、「行き残った帝国ビザンティン」(井上浩一―講談社学術文庫)、「コンスタンティノープルの陥落」(塩野七生―新潮文庫)、「ロードス島攻防記」(塩野七生―新潮社)、このうちロードス島攻防記は、オスマントルコとヨハネ騎士団の戦いを描いたもので、昔読んだものの再読です。

4世紀から15世紀まで1千年以上続いたビザンツ帝国(東ローマ帝国)がどんな国だったのかということは、以前から知りたいと思いながらそのままになっていたのをイスタンブールへの旅をきっかけにして調べてみようと思ったわけです。

僕たちは本を読むときに小説であれ、ノンフィクションであれ、歴史ものであれ、その舞台となっている町なり、土地について、頭の中で想像しながら読んでゆきます。小説であれば、その土地を知らない方がかえってイメージを膨らませることが出来るということがあるかもしれませんが、歴史を知りたいときには実際にその土地を知っている方が格段に細部が頭の中に入ってくるということがあります。

この読書でだいぶビザンツ帝国のことが理解できたつもりですが、ローマの国教となったキリスト教が、カソリックとギリシャ正教に分かれた理由がどうもまだよく解っていません。
いずれ、もう少しその辺を調べてみたいと思っています。
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大江宏賞 盾授与式
大江宏賞の盾。大江宏設計の中宮寺の厨子をデザインした青銅製の立派なもの。

昨日の夜は大江宏賞の盾の授与式でした。

大江宏賞というのは、法政大学建築学科の大学院卒業設計の最優秀者を表彰する賞で、大学ではなく我々OBが運営しています。受賞者に賞金と記念の盾を贈るのですが、その費用もすべて、OBの寄付で賄うようにしているので、建築系大学のこの種の賞の中でも珍しいことだと思います。

今年で9回目になり、春の審査会の後、盾に名前を彫りこむ関係で毎年6月ごろに、この盾の授与式を行っています。今年は受賞者Hさんの都合がなかなかとれずにこの時期まで伸びてしまいました。
というのは、彼女の受賞作は宮城県の震災被害地の復興に関わる提案で、彼女は卒業と同時に仙台の設計事務所に震災復興の仕事に携わりたいと就職したので、なかなか時間が取れなかったからなのです。

そのHさんに青銅製のずっしりと重い盾を渡した後、卒業設計の苦労話や仙台に移ってからの、仕事や生活の話を聞きながら飲み会になりました。
この日集まったのは、この会の委員4人と受賞者のHさんで、年齢は20代から70代までまちまちですが、建築の話になるとアルコールが入っていることもあって、際限なく話が広がって、結局5時間近く話し続けることになりました。
建築というのは、広い分野に関わることなので、建築が好きという一点で年齢に関係なく話題が広がってゆきます。この日も、実務的な話から、歴史と建築のかかわりについて、絵画や写真の話、はては文学にまで話が及んで、話が尽きませんでした。

僕は、この大江宏賞以外にも、大学の同窓会関係の仕事にいろいろと絡んでいるのですが、それを続けている理由は、年の離れた先輩後輩と建築を通してこのようないろいろな話ができるからだと言えます。
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八幡山の家―床暖配管
今日は八幡山の住宅リフォームの現場で、定例打ち合わせでした。

現場は、先週基礎補強の鉄筋検査をしたところの、コンクリートの打設が昨日終わっています。
内部では、今週初めに床暖房のパネルの敷設が終わり、大工さんがその上にフローリングを張っています。

床暖パネルと、フローリング貼り

写真の銀色をしたところが床暖パネルで、赤いテープを張ったところの下に、温水の通るパイプが入っています。大工さんが温水パイプを傷つけないように赤いテープの部分を避けてフローリングの釘を打ってゆきます。

サッシ取り換え部分

サッシを取り換えたところは、サッシが一回り小さくなっているので、これから大工さんが枠を取り付けて、左官屋さんがその周りをプラスターを塗って埋めて行きます。もともとの仕上げが、表面に凹凸のあるプラスター仕上なので、それに合わせて仕上げるのが中々難しいところですが、左官屋さんの腕の見せ所と言えます。
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category:建築現場
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テレビの場所
このところ続けて、逗子の家とののの家の2軒の住宅が雑誌の取材を受けました。

どちらの取材にも立ち会っていたので、ライターの方とお施主さんとの話のやり取りを、横で聞くことが出来ていろいろと参考になることがありました。

その時に改めて気が付いたのですが、どちらの家のお施主さんもほとんどテレビを見ないということでした。
逗子の家では、テレビをめったに見ないので、普段は隠せるようにしてほしいという要望があって、大きな吊戸を閉めると壁の中に隠れるようになっています。

大きな引き戸を閉めるとテレビが壁の中に隠れる

ののの家では、テレビそのものが無くて、家族みんなで使う大きなカウンターの上にあるパソコンで必要な時だけ見るということになっています。

カウンター上のPCでテレビを見る

実は設計の中で、テレビをどこに置くかということは結構大きな問題になります。
夜はテレビの周りに家族が集まるという家庭が多いので、ソファーの位置、ダイニングテーブルの位置、そこから派生して窓の大きさや位置もテレビをどこに置くかで決まってくることが多いのです。

ののの家の様に、全くテレビの位置を考慮しないで良いと言われると、居間の設計の自由度がかなり大きくなります。ののの家は決して大きな家ではないのですが、このことで面積の制約にもかかわらず空間のレイアウトがうまく収まったのだと改めて気が付きました。

そうはいっても、一般的にはテレビを中心に家族が団らんするというケースは多いので、テレビの場所はまだまだ考えないといけない問題ではあります。
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category:住宅
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八幡山の家―配筋検査
昨日はは午後から、八幡山の住宅リフォームの現場に行きました。

現場では基礎工事の職人さんが、基礎補強のための鉄筋を組んでいます。

基礎補強配筋

この家ではなぜか構造的に大事な外壁の下が写真のようなコンクリートの束石で支えられていて、その奥の壁のないところに布基礎が回っています。
多分、過去の増改築工事の時に、このようになったのだと思いますが、構造的にはとても不安定です。
しかも今回は外壁回りで耐震補強をする為、この部分の基礎を補強するようにしています。

ケミカルアンカーと鉄筋の配筋

既存の布基礎にケミカルアンカーと言うもので鉄筋を打ち込んで、それにからめるように新たな基礎の鉄筋を配筋して行きます。

ホールダウン金物の取り付け

柱を基礎に緊結するホールダウン金物と言うものも、あらかじめ取り付けておきます。これでコンクリートを打設すると外壁の下も布基礎と一緒になったしっかりした基礎となり、ホールダウン金物もコンクリートに埋め込まれた関係になるわけです。

和室床から床下へ

大工さんは床下に断熱材を取り付ける工事を行っていました。
旧い家では、床下に断熱材が入っていない場合が多いので、このように和室の床を一部剥がして、床下に潜り込んで断熱材を取り付けています。
この家では床下が余裕があるので潜ることが出来ますが、床下に潜ることが出来ないことも多くその場合は床をはがしての工事となるために大掛かりなことになります。
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ののの家―雑誌取材
取材風景
親世帯の取材風景

昨日は、ののの家の雑誌取材がありました。

リクルート社の「月刊ハウジング」と言う雑誌の編集の方から、二世帯住宅を特集するので該当する住宅はありませんか、というお電話をいただいたのが3週間前。
ののの家の写真とデータを送ったところ、ぜひ取材したいという連絡をいただいて、昨日の取材となりました。

編集方針として、家族全員の写真を中に入れたいということでしたが、6人の家族が全員揃うのはなかなか大変です。ご主人は月曜日が定休日なのですが、午後から予定があり、小学一年の娘さんは学校から帰るのが3時過ぎと言うことで、朝10時から始まった取材は終わったのが午後4時でした。
途中でご主人がお昼ご飯を作ってくれて、お施主さんご夫婦と編集の人も一緒に食事をしたりと、話をする時間も長く取れたので、充実した記事になるのではと、期待しています。

お施主さんからはこの家に住んで良かったこと、気に入っているポイントなどいろいろとお話をされました。
僕も設計の考え方を質問されましたが、多分一番大きなポイントは、30坪ほどの限られた面積の中で、二世帯6人の家族が、どれだけ豊かな生活が出来る空間を作れるかということではないかと言うようなことを話しました。

絵本の並ぶ本箱

これは居間にある本箱ですが、本の飾り方がとてもきれいです。
住宅を設計して、作り上げるまでは、設計者と工務店の仕事ですが、その住まいを育てて行くのはそこに住む人の仕事とはよく言われることですが、この家は着実に育っているように感じました。
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category:住宅
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ののの家-竣工慰労会
お施主さんと職人さんたち

昨日の夜は、ののの家のお施主さんから招かれて、竣工慰労会に行きました。

工事を担当した工務店の監督さん、大工さんをはじめ職人さんたちと、手作りのお料理をいただきながら、ついつい遅くまでお邪魔しました。
建物が完成してから早くも3か月以上過ぎましたが、お施主さんと工務店、設計者のお付き合いは、工事の竣工で終わるわけではなく、これからも長く続いてゆくわけで、このような会を開いていただけるのは本当にうれしいものです。
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category:住宅
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サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァ
ローマでの一日目、サンタマリア・デッラ・パーチェの次に行ったのが、丁度ナボナ広場を挟んでサンタマリア・デッラ・パーチェの反対側にある、サンティーヴォ・デッラ・サピエンツァです。
これは、サンカルロ教会と同じ、ボッロミーニの設計によるバロック様式の回廊中庭を持つ教会です。

中庭から礼拝堂方向を見る

回廊は広く、立派なものです。教会堂内部も、ボロミーニらしい独特な形をした美しいクーポラを見せているはずですが、この日はクローズされていて見ることが出来ませんでした。月に一度ほど公開しているようですが、短期間の旅行では運が良くないとみることは難しそうです。

そのクーポラは外から見ても例を見ない独特な形であることは解ります。

クーポラ詳細

回廊の列柱は、先ほど見てきたサンタマリア・デッラ・パーチェによく似た、アーチを支える柱の中に、その上の梁部分を支えているように見える付け柱があります。
場所も近いこともあって、ボッロミーニはブラマンテの影響を受けているのかもしれません。
回廊は二層になっていますが、一階も二階も同じ柱の繰り返しで、柱頭部分が一階がドリス式なのに対して、二階がイオニア式に代わっています。
立派な回廊空間ですが、このシンプルな柱の繰り返しが、軽快な印象を与えているように思いました。

中庭の回廊

列柱詳細

回廊から見る中庭
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ウエブマガジンの取材
取材風景

昨日は逗子の家で、板硝子協会が運営しているエコガラスのサイトのウエブマガジンの取材がありました。
エコガラスとは、ペアガラスや、Low-Eガラスなどの省エネルギー型のガラスのことで、逗子の家では1階にLow-Eガラス入りの木製サッシ、2日にペアガラス入りのアルミサッシを使用しているために取材を受けたものです。
実は春先に取材の話があったのですが、冬だけでなく夏の暑さも経験してからの方が、エコガラスの効果が聞けるのではと言うことで、昨日の取材になりました。

住宅の取材の経験が豊富な感じの女性のライターの方が、この家の住み心地、使い勝手の話から始まって、窓の開け方の話、光の入り方、夏の暑さ、冬の暖房の効き方などとても上手に話を聞き出してゆきます。
僕も横で聞いていたので、大変参考になりました。
ご夫婦の共通の意見として、夏も冬も室温が一定で過ごしやすい環境になっているということでした。エアコンを冬は設定温度20℃、夏は28度で回しているそうですが、食堂の隅にあるエアコン1台だけを付けているだけで、家中の温度が一定になるのは、パッシブソーラー「そよ風」のファンで家中の空気を循環していることと、やはり断熱性能を高くしていることの効果だと思います。
ちょっと意外だったのは、あまり窓を開けないというお話で、窓を開けなくても快適な環境になっているということでした。これも「そよ風」のファンで空気が循環しているせいかもしれません。

この「そよ風」に毎日の温熱環境をデーターとしてSDカードに記録する機能があるので、そのデータも見てみました。
温熱グラフ

このグラフのオレンジ色の線が外気温で、青い線が室温です。このグラフは今年の8月15日のものですが、外気温が12時ごろにピークになるのに対して、室温は1日中ほぼ一定な事が解ります。

この日取材した内容は来年の1月か2月ごろにエコガラスサイトに掲載されるということでした。
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八幡山の家―着工しました
外壁の解体

世田谷区の八幡山でリフォームの設計を進めていた、住宅の工事が今週から始まりました。

リフォームとはいえ、耐震性能を上部構造評価点1.0以上に上げ、サッシを全て断熱サッシに取替え、屋根を葺きかえて、2階の間仕切りを変えて、新たに浴室を作ったり、屋根を新しく葺き替えて太陽光発電パネルを乗せてと、かなり大規模な工事になります。

今回はお施主さんが住みながらのリフォーム工事で、これも大変なのですが、幸い比較的大きなお家で、ご夫婦2人だけなので、工事を3期に分けて行うことにしました。
常に家の2/3は工事をしていないので居住に使えることになるわけです。
お風呂や、トイレも2カ所になるので、使えない期間は無くなるのですが、キッチンだけは一時期使えなくなります。その期間だけは外食で済ませてもらって対応しようと思っています。

まずは外壁の解体とサッシの取替えから工事が始まっていますが、早速いくつか問題が出てきて、昨日は午後から暗くなるまで現場で大工さん、監督さんを交えて対策を考えていました。
何とか、これならば対応できるという解決策を考え、今日は1日その図面を書いて、工務店に送ったところです。

リフォーム工事は、解体してみると思いがけない問題が出てくるので目が離せませんが、現場でその対応策を考えるのも醍醐味と言えるのかもしれません。とはいえ、これ以上あまり問題が出ないことに越したことはないのですが。
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