ライフ
ライフ

ここの所仕事が重なって、ブログをなかなかアップすることが出来ず、2週間も間が空いてしまいました。

こんな時は映画でストレス解消、ということでDVDを借りてきてみたのが「ライフ」。
監督と主演がベン・スティラー。よく見る俳優だけれど名前を初めて知りました。
ちょっとコメディータッチの映画ですが、なかなかよくできた映画でした。

主人公のミティは空想癖のあるちょっとさえない男で、長年ライフ誌の写真整理係をしています。新しく入社した女性に片思いしているのですが、かっこいい姿を見せるのは空想の中だけ。
ライフは廃刊になる予定で、最終号の表紙を飾る写真がカメラマンのシェーンから送られてくるのですが、なぜか大事な写真だけが抜けています。シェーンはだれにも連絡せず常に移動しているので、連絡の取りようがない。そこからミティの冒険が始まります。
最初に行ったグリーンランドでは、一足違いでシェーンはアイスランドへ、世界中を追い回して、やっとヒマラヤの山奥で雪豹の写真を撮っているシェーンと出会うことが出来ます。
シェーンを追いかけているうちに、ミティは逞しい男になって、彼女ともうまくゆくようになります。
話の“みそ”は、だれにでもある空想だけの世界を、現実にするというところにあるのでしょうが、ストーリーが良くできています。

この映画にはシャーリー・マクレーンとショーン・ペンという2人の名優がほとんどチョイ役で出てきます。
シャーリー・マクレーンはミティの母親役で、彼が実家に帰るシーンで2度ほど出るだけですが、話しているときの顔がすごくいい。そしてショーン・ペンはカメラマン、シェーンの役でヒマラヤで出会ったミティとほんの2,3分話をするだけですが、これがまた話し方がとても良くて存在感があります。

この映画、二人の名優が出なければ、まままあ悪くない映画という程度かもしれませんが、この二人が出ることで見ごたえのある映画になっていると言えそうです。
それにしても、この二人はいいなー、と改めて思いました。
Posted by kozyken
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追分の山荘
今年は仕事が重なって、夏休みもずれ込み、やっと昨日から3連休です。と言っても土日を入れてということですが。

夏休み第一日目の昨日は、軽井沢のちょっと先、追分にある大江宏設計の大江家の山荘を見せてもらいに行ってきました。

大江宏先生のお父さんの大江新太郎が1935年に亡くなった時の遺産で、当時この追分に6千坪の土地を買ったそうですが、ここに自分たちが使用する住宅を建てた後、1962年に学生たちが寝泊まりできる山荘を作りました。
当時は大江ゼミの学生たちがここに寝泊まりして、建築を巡って先生とともに激論を戦わしたそうです。昨日は当時の経験のある先輩も3名一緒でした。

現在は、ここを大江宏先生の長男の大江新さんと二男の武さんが受け継いでます。この山荘はだいぶ前から使われ無くなっているということでしたが、この日はこのお二人に案内していただいて、竣工当時のことなど貴重なお話を聞くことが出来ました。

夏休みの軽井沢の混雑とは無縁なように、たった二駅先なだけで追分は静かで落ち着いたところでした。駅から15分ほど歩いて敷地に入ると、写真のように緑の豊かな環境の中に、母屋と山荘、そして最近できた武さんのログハウス、使われなくなった昔の貸家などが点在しています。
緑豊かな6千坪の敷地

山荘は、敷地の奥の方に、手前の宿泊部分と奥の集会室がレベルをスキップさせて並んでいます。
山荘全景

正方形のプランを持つ集会室の部分は、細い柱で持ち上げられて下がピロティ―になっています。半階上がって中に入り、集会室へはさらに半階上がるようになっています。
集会室部分とピロティー

集会室の中は、荷物がいっぱいあって解りにくいのですが、寄棟の屋根そのままに天井が張られて、梁や母屋がそのまま表しになっています。
台所やお風呂などの水回りはブロックで出来ていて、これもそのままインテリアにあらわされています。
多い時には、30名を超える学生やゼミOBがここに集まって熱論を交わしていたと思うと感慨深いものがあります。
集会室内部

ここが学生たちの寝室で二段ベッドが四つあり、このような部屋が4部屋あるのですが、それでも溢れた学生は集会室で雑魚寝していたといいます。
宿泊室

宿泊部分と集会室はこのように1mほどスキップしています。
エントランス部分から集会室方向を見る

建物はこのように質素な材料で作られていますが、繊細な感じがして、いかにも大江宏流という建物です。だいぶ痛んで来ているところもありますが、50年経っているとは思えない凛とした、たたずまいを持った建築でした
Posted by kozyken
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松本の古民家
先日長野県の松本まで、友人でいつも家具を頼んでいるCAMPの木戸君が購入したという民家を見に行って来ました。

松本の郊外少し山に入ったところの静かな集落にその家はありました。
周りはこんな集落です

明治の初めごろに建てられたということですから、もう150年近く建っているわけで、斜面を登ったところの家の正面の右側には立派なお蔵も付いています。
アプローチからにあげるとお蔵と母屋が見えます

木戸君は木工が専門ですから、自分で家を直しながら住むつもりでいるのですが、大工さんの助けが必要な時は、先日紹介された一楽荘の大工さんに手伝ってもらう予定です。
そして、家の状態を確認してほしいということで僕が見に行ったと言う訳です。

屋根はもともとは藁ぶき屋根だったのですが、手入れが大変なのか今はその上に金属の瓦を葺いています。
母屋

内部は昔の家らしく畳の部屋が建具だけで仕切られています。4間取りと呼ばれる典型的な農家のつくりで、田の字型の4部屋に広い土間が付いていたはずですが、今は土間に床を貼ってダイニングキッチンになっています。
建具の鴨居は太くてしっかりしたもので、天井裏の梁と共に構造的な役割を果たしているようです。
部屋の建具と立派な鴨居

家の真ん中には30㎝角ほどもある立派な大黒柱が建っています。
大黒柱

天井裏を除くと立派な丸太梁が煤で黒くなった姿を見せています。
屋根の勾配が急なので小屋裏がもったいないほど広々としています。
小屋裏の垂木や母屋は縄で縛ってあるのですが、かっては囲炉裏を焚いて、その煙で燻蒸されて縄が傷んだり、虫に食われることから守られていたのでしょう。
梁と梁の接合部

曲りもきれいな丸太梁

昔の家は、材料も立派ですし、大工さんお仕事も丁寧で100年以上たっているとは思えないほどしっかりしています。
居間の構造基準からするとどうかと言うところはありますが、かなりしっかりしていると思えます。
近いうちに一度耐震診断の計算をしてみたいと思っています。

ただちょっと気になったのは、一部床が沈んでいたり、柱の傾いているところがあり、床下で柱や土台が腐っている心配がありました。
この日は道具が無くて床下が見られなかったのですが、もう一度大工さんに付き合ってもらって、床下を調べたいと思っています。
Posted by kozyken
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