ホームページ更新しました
久しぶりにホームページを更新しました。

八幡山の家、外観

今年の7月に竣工した八幡山の家を、作品集(リフォーム)のページに掲載しました。
築40年の住宅を大規模にリフォームしたもので、暮らしやすく改修すると共に、耐震性の向上、断熱性能の向上を図っています。
工事中の様子はこのブログでも連載していましたが、出来上がった姿をぜひ見ていただければと思います。
こちらからどうぞ
http://www.pluto.dti.ne.jp/~kekojima/works2.htm
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

山手の家-改修工事
横浜の山手の丘の上に14年前に設計した住宅の外部改修工事を行いました。

木造2階建ての住宅で、外装にサイディングを張った建物ですが、竣工してから14年が経て、そろそろ外回りに手を入れた方がよいのではと、お施主さんから相談を受けていたものです。
工事は、地元の改修業者に頼むということだったので、僕の方で材料や工事の方法についてアドバイスをして、出てきた見積りのチェックだけをするということにしましたが、先日無事工事が終わりきれいになりましたとお施主さんから写真が送られてきました。

改修の終わった外観

軒裏の見上げ

工事の内容は、主に屋根の塗装とサイディングのコーキングの打ち直しです。サイディング自体はもともと塗装なしで使っていて、特に傷んでいるところも見当たらないので、クリーニングだけで済ませました。
屋根に使う塗料はここの所ずいぶん進歩しています。少し単価が高いのですが、耐久性の高いフッ素樹脂塗料の遮熱タイプを使いました。遮熱タイプと言うのは、太陽光の熱を反射して、室内に入る熱を少なくするもので、夏の室温を下げる効果があります。

サイディングのコーキングは、一部劣化しているものの全体にはまだ行けそうでしたが、せっかく足場を掛けたついでなので、全て打ち直すようにしました。

今の木造住宅は、耐久性が昔と比べると格段に長くなっています。と言っても何もしないで良いわけではなく、今回の様に15年に一度ぐらいの改修をすれば寿命がかなり長くなるものと思います。

この住宅は、僕のホームページの作品集(新築工事)に出ていますので、良かったら見て下さい。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

ファッションと土木の間
昨日はたまたま新宿駅の西口広場を歩いていたら、土木コレクション2014と言う展示をやっていたので見てきました。これは土木学会が、土木のことを一般の人にも知ってもらおうと毎年開催しているもので、僕は偶然去年も見ています。

震災直後の、復興計画の模型。中心に皇居が見え、手前に佃島や月島が見える。

隅田川に架かる橋

隅田川に架かる橋のいろいろ
聖橋の精巧な図面

建設当時の聖橋。お茶の水の景色が今とまるで違う。

この日は、関東大震災からの復興の計画と復興橋梁の図面や写真が展示してあって、とても面白かったです。我々がよく知っている隅田川に架かる橋や、神田川に掛る聖橋などはみんなこのころに出来たものが多いのですね。一口に橋と言っても、その種類の多いことにも驚きます。
そして、当時の土木の図面が、とても精巧な手書きのものでとてもきれいなものでした。

見終わって帰り道に、土木と建築は近いところもあるけれどずいぶん違うところもあるなと考えているうちに、ふと、土木とファッションの中間に建築があるという考えが浮かんできました。
どういうことかと言うと、ファッションと言うのは人間の皮膚に一番近いところにあります。洋服にしろ、靴にしろ、人間の体に直に触れているものですね。その対極にあるのが土木で、人間の生活に有用なものでありながら、そのスケールから言っても身体感覚からは遠いところにあります。建築はそのちょうど中間に会って、特に住宅はより身体に近い気がするのです。

もう一つは、流行に関してですが、ファッションはかなり短いサイクルで、多分数年の単位で流行が変わってゆきます。土木にも流行はあるのでしょうが多分100年単位ぐらいかなと思えます。建築の場合は、やはりその中間10~20年位で流行があるような気がします。

などと、土木コレクション展を見て、取り留めもないことを考えました。
Posted by kozyken
category:建築
comment(0)    trackback(0)

逗子の家-雑誌の取材
子供たちも入って、取材の風景

先日、お付き合いのある雑誌「月刊ハウジング」の編集の方から、12月号の特集で収納の充実した家を探しているのですが、小島さんの設計で当てはまるものはありませんかと言う電話を頂きました。
その時は、検討してみますと言って電話を切ったのですが、特別収納を意識して設計した記憶が無くどうしたものかと考えていたところ、2年前に設計した逗子の住宅のことを思い出しました。
この家は、寝室に2軒巾の押入とクローゼットがメインの収納ですが、子供室に移動式の収納、居間にもいくつかに分散して必要なものを収納する場所を設けて、玄関にも靴だけでなくコートや小物を入れる大きな壁面収納があります。
そしてテレビと音楽CDのコレクションを普段は見えないように壁の中に隠してしまう収納と言うちょっと面白いアイディアもあります。図面にそのことを説明したものと写真を送ったところ、早速編集部からぜひ取材させてほしいという返事がありました。

子供たちのお気に入りの場所、読書コーナー

と言う訳で、昨日の日曜日は朝から取材で、僕も立ち会いのために久しぶりで逗子のお宅へ伺ってきました。
予想以上に写真に撮るところが多かったということで、朝9時半から始まった撮影は午後1時半までかかりました。その間にライターの女性からの質問に答えているうちに、すでに忘れかけていた設計時のことが色々と思い出されてきました。
今回の特集はこの逗子の家と、もう一軒別の方の設計の住宅が掲載されるということです。もう一軒の住宅が、持ちモノを全て見えないように収納しているのに対して、逗子の家ではある程度ものが見えるように収納しているところが違っていて面白いとライターの人は言います。
余り生活感のないインテリアはちょっとどうかな?と言う感覚が僕にあるのかもしれませんが、もう一つはこの家では色々な所に本箱があって本が見えているせいかもしれません。

久しぶりに訪問して気がついたことは、お施主さんと工事前に選んだ庭の木々がずいぶん大きくなって、家の中から見える景色が少しずつ変わってきていることでした。
読書コーナーから見える、木蓮と楠も大きくなってきました
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

松本市民芸術館
またまた松本に行ったときの話ですが、松本城と並んで見ておきたかった建築が、伊藤豊雄さん設計の松本市民芸術館でした。

松本駅の正面の通りを15分ほど歩いたところにあります。斜め向かいに市立美術館があり、松本市の文化地域と言った感じの所です。建物は大小二つの音楽ホールと実験劇場、付属施設などが入っています。

2階のレストランの張り出した正面外観

正面入り口は、こんな感じで音楽ホールにありがちな人を圧倒させるような処は全くなく、柔らかな曲線に囲まれた2階部分が細い柱で支えられています。そのピロティーをくぐって中に入るようになっています。

脇の道沿いの壁

脇の狭い道に沿って2階分のボリュームが緩やかに曲線を描きながら伸びて行きます。壁は鉛色の金属のパネルですが、一面に大小の不定型なガラスを嵌め込んだ窓が空いています。
真ん中あたりに舞台の上のフライタワーが見えます。普通のプランでは、手前に座席があって舞台が奥になるので、フライタワーが一番奥になるのですが、建物の裏手に住宅地が広がっているので、そちらに高いものが行かないようにフラータワーを中心に持って来ているのです。その為に建物の入り口から一番遠いところにホワイエがあって、ホールに入るという普通とは逆のパターンになっています。

エントランスホールと大階段

エントランスを入ると、幅の広いゆったりした階段が曲線を描いて2階へと延びています。この壁に空いている窓が、外から見たように無数の木漏れ日の様に光を運んできます。この日はお天気がよかったので、この壁がことのほか美しく見えました。多分、夜は逆に室内の光が外壁に明るい模様を作ることだと思います。

シアターパーク

2階に上がったところは、シアターパークと呼ばれている広い空間で、この日は市内でアート活動をしている人たちが、作品を展示販売するイヴェントを行っていました。

コンサートの前に、このような空間でゆったりできたら、音楽を聴くときの楽しみも増えるような気がします。

木々の影の映る外壁

一通り見た後で、外に出てみると先ほどの外壁に植木の影が映って、丁度窓の形と重なって見えます。こんな方法で建築に自然を取り入れているところが面白いですね。

内部から外の木を見る
Posted by kozyken
category:建築
comment(0)    trackback(0)

何のための区画整理?
旅先で1人夕食を食べるお店を探すのは結構難しいものがありますね。
先日松本で一泊した時は、無理に自分で探すのをあきらめてホテルのフロントでお薦めのお店を何軒か紹介してもらいました。

蔵造りの料理屋さん、その名も蔵
そして入ったのが写真の左に写っている、蔵造りのお店でした。
表にメニューも出ていなくて、あまり高かったら困るなとおっかなびっくり入ったのですが、納得のゆく価格で、お店の人も感じがよくて正解でした。

料理もおいしく、1人お酒を飲みながら悦に入っていると壁にかかっている写真が目に入りました。
区画整理前の同じ場所

このお店の外観の写真のようですが、周りの様子がさっき入ってきたときとだいぶ違います。道がもっと狭い路地で、向かい側にも蔵が立ち並びとても良い感じになっています。
お店の人に聞いてみるとしばらく前までは写真のような状態だったそうですが、区画整理があり道路幅が広げられ、向かいの蔵も他の場所に移動したそうです。
思わず何のためにそんなことをするの?と言いそうになってしまいました。前の方がずっと街並みに雰囲気があって良かったのにと思います。

しばらく前に、ドイツのローテンブルグの町が、40年前と全く変わっていなかったので驚いたということを書きましたが、それと全く逆のことをやっているわけです。
ローテンブルグは古い街並みを変えないことによって、世界中から観光客が集まってくるということですが、松本もこんな美しい街並みがあったら当然大事にするべきだと思います。

翌日松本の町を半日歩いてみて、松本城を始め魅力的なところがたくさんあるのですが、建物単体ではなく、もっと町全体でデザインを考えればもっと魅力的な街になるはず、と考えてしまいました。

P.S.
話は矛盾しますが、松本城はうっとりするほど美しいお城でした。
お濠越しに眺める、松本城天守閣
Posted by kozyken
category:建築
comment(0)    trackback(0)

古民家の改修
この週末は松本へ行って来ました。

僕がいつも家具を頼んでいるCampの木戸君が去年買った、松本の郊外の山あいにある古い農家を見るためです。7月の末に一度見ているのですが、この日は大工さんにも立ち会ってもらって、今後の方針を打ち合わせました。

外観

畳の部屋がいくつもつながる内部

築150年ほど経つ、平屋で50坪ほどもある大きな農家で、もともとは藁葺き屋根だったのでしょうが今はその上に金属の瓦を葺いています。
この様な古い民家を、きっちっと耐震も考えて改修すると相当な予算が掛ります。
そんなにお金をかけて改修することは考えていないということなので、どうしたものかと7月に行った時から悩んでいました。
今の住宅と違って、このころの建物は石を基礎として柱が載っており、筋違なども入っていません。地震で揺られた時に全体が揺れながらバランスを取っています。ここに部分的に筋違を入れたりして中途半端な補強をするとそのバランスが崩れて、かえってよくない状態になると考えられます。

考えてみると、出来てから150年の間大きな地震もあったはずで、それにも耐えてきたのですから、それ以上大きな地震が無ければ大丈夫と言うことは言えそうです。
ただそのためにはできた時と同じ状態かどうかと言うことが問題になります。一つは柱や梁が腐っていたり、シロアリにやられていないかどうかと言うこと。もう一つは最近の改築で柱を切り取っているところがあるので、その辺を確認してなるべくものと状態に戻してあげるということ。
この二点を方針として、現場を見ながら大工さんと相談するようにしました。

床を剥がして土台を調べる

一部床が傾いているところが前から気になっていたので、大工さんに床を剥がしてもらいましたが、材料が腐食したりシロアリにやられている様子はありませんでした。床下に水と共に土が少しずつ流れ込んでいるようで、土台が土に埋まっているところがあるのですが、土台が栗の木のせいか腐食はしていません。栗の木は強いものですね。
ここは土を取り除いて、床下に水が入らないような処置をすることにしました。

土に埋もれた栗の木の土台

又、柱が切り取られている所は15cm角の少し太い柱を新たに入れて、小屋裏の補強なども相談して、見積もりを出してもらうようにしました。

小屋裏がそのまま2階ができるほど広い

昔の土間を復元して、囲炉裏を作ったり、土間にキッチンを作ったりするのですが、その辺は木戸君がプロなので自分で少しずつ作ってゆく予定です。
この民家がきれいになって囲炉裏や薪ストーブが付くのが楽しみです。

Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

| HOME |