仕事納め
久しぶりに本棚を整理してスッキリ

今日は大掃除も終わり、書類や本棚を整理して仕事納めです。
明日から新年4日まで8日間のまとまった休暇となるので、少し読みたいと思っていた本を買い込んで、読書三昧の年末年始としたいと思っています。

今年の春から設計していた田園調布の集合住宅が11月に設計アップしたものの、このところの材料費の値上がりと、職人不足で工事費の調整にだいぶ手間取っていましたが、それも先日工務店との合意が取れて、年明けから着工の予定です。

今年は住宅の仕事に恵まれませんでしたが、やはり仕事としては住宅の方がやりがいがあって、面白いですね。来年はどんなお施主さんと巡り合うことが出来るのか楽しみにしています。

今年は忙しさもあって、ブログのアップが途切れがちでしたが、来年はもう少し書かなくてはと思っています。
僕のブログを読んで下さっている方、本当にこの一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

大掃除も終わって、入口扉に松飾を
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category:日記
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「逗子の家」が掲載された「月刊ハウジング」
先月「逗子の家」が月刊ハウジングと言う雑誌の取材を受けたということはこのブログにも書きましたが、その本が発売になって、雑誌社からも一冊届けられました。(2015年2月号)
取材から1月足らずで発売になるなんてずいぶん早いものです。

月刊ハウジング

月刊ハウジング

今回は収納の特集と言うことで、1ヶ所に大きな収納を集中するのではなく、家中に必要な場所に必要なものを分散して収納するという形を提案しています。
本屋さんで見かけることがあったら、ページをめくっていただければ幸いです。
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category:住宅
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伊藤豊雄展
先日、乃木坂のギャラリー間で開催されている、「伊藤豊雄―台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡」と言う展覧会を見てきました。

伊藤豊雄展、会場風景

表題にあるように、最近一部が完成してオープンした、台湾の台中市に伊藤豊雄が設計したオペラハウスを模型と図面、映像で紹介する展覧会です。一つの建物だけで展覧会を開くというのも異例ですが、それだけこの建物が複雑で豊かな内容を持ったものの証左でもあります。
2005年にコンペで優勝した時から、雑誌には図面や模型写真がたびたび掲載されていたのですが、二次元の図面や写真ではなかなか理解しずらいところがありました。この展覧会では、様々なスケールの模型や工事中の現場の動画を駆使して、その空間の魅力がかなりわかり易く説明されています。

外観から内部の見える模型

初期のワイヤーメッシュを使った模型

外観はこのように四角いのですが、そこから見える内部は複雑な曲面を持つ洞窟のようです。
伊藤豊雄は、人間の消化器官に例えて、顔の皮膚が内側で口につながって、食道、や胃袋、腸を通って、肛門から又外側の皮膚に繋がって行くようなイメージを説明しています。

内部はこのように床から壁、天井が滑らかにつながって隣の部屋へと流れてゆく

外観から内部の見える模型

伊藤豊雄は仙台メディアテークで、海藻の様にゆらゆら揺らめく柱で、僕たちを驚かせましたが、その後も一作ごとに誰も考えたこともないような新しい空間を提案し続けてきましたが、今回のオペラハウスは今まで以上に斬新な空間だと言えます。
ただ伊藤豊雄の建築は奇抜と言うことではなく、その中に実際に入った時に人をやさしく包む柔らかさがあります。

台湾は少し遠いですが、すべてが完成したらぜひ一度見に行ってみたいものです。

Posted by kozyken
category:建築
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海外のオンラインマガジン
先日、ベルリンに本拠地のあるfomifyと言う建築系のオンラインマガジンから、10年前にリフォームの設計をした「鷺宮の家」を掲載させてほしいというオファーがありました。
最近掲載が完了して見ることが出来るようになりましたので、見ていただけたら嬉しいです。
https://www.homify.jp/projects/26144

鷺の宮の家

これが載っているのはFomify.japanと言う日本のサイトのようですが、世界中の建築やインテリア、デザイン製品を国別で見ることが出来て、中々楽しいサイトです。

実は、半年ほど前に同じようなアメリカのオンラインマガジン、Architizerからも「上尾の家Ⅱ」を載せてほしいというオファーがありました。
http://architizer.com/projects/house-ii-of-ageo/

上尾の家Ⅱ

ネットの世界は、国境がなくなっているということを感じますが、それでもちょっと不思議な感じがします。
「鷺宮の家」も「上尾の家Ⅱ」もリフォームの住宅ですが、リフォームをちゃんと取り組んでいる建築家が少ないので、オファーが来るのかもしれませんね。
Posted by kozyken
category:住宅
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槙文彦さんの講演
7回連続の法政大学建築フォーラム最終日と言うことで、火曜日に建築家の槙文彦さんのお話を聞いてきました。

講演中の槇文彦

槙さんの名前を一躍有名にした、代官山のヒルサイドテラスはご存知の方が多いのではないかと思います。ヒルサイドテラスは1969年に第一期工事が完成し、その後7期にわたって建物が増えて行き今の姿になっています。一つの町並みを形成するように、このような建物が時間をかけて少しずつ出来上がってくるということはとても珍しいことだと思います。1期工事が出来た時僕は大学3年生で大いに感銘を受けたものですが、その後新しい建物が出来るたびに必ず訪れました。

講演のスライド、ヒルサイドテラス周辺の俯瞰写真

この日は、このヒルサイドテラスから始まって、今年ニューヨークのグランドゼロに竣工した4ワールドトレードセンタビルまで、都市と建築と言うテーマでした。
槙文彦さんは一貫してモダニズムのデザインで通してきた人ですが、街並みに溶け込むような独特な建築の存在感があります。それがなぜなのか、この日の話の中にいくつかヒントがあったような気がします。
話の中にしばしば、behaviorと言う言葉が出てきます。多分、都市に対する建築の振る舞いと言った意味だと思うのですが、建築と言うものを擬人化した言い方に、槙さん独特の感覚があるように思えました。
又、ヒルサイドテラスのカフェにいつも一人で座っている老齢の人の話をひいて、パブリックなスペースの中にも、孤独に浸れる場所が必要なのではないかと言う話も興味深いものでした。
モダニズムの建築は論理的に作られているようなイメージがありますが、槙文彦と言う人は、言葉の持つ感覚を大事にして建築を作っている人ではないかいう印象を持ちました。
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風の影その他
バルセロナ四部作の三作

スペインの作家、カルロス・ルイス・サフォンの小説を立て続けに3冊読みました。

「風の影」「天使のゲーム」「天国の囚人」は、バルセロナを舞台にした4部作の内の3作ですが、4作目はまで出来上がっていません。
この3作はそれぞれ独立した小説なのですが、微妙に登場人物や場所が重なっていて、前作の謎が次の作品で明かされるところがあり、一つを読むと続けて次が読みたくなるという仕掛けに、ついつい文庫本5冊の長い小説を一気に読んでしまいました。

物語は、古書店の主人センペーレが息子のダニエルを「本の墓場」と呼ばれる奇妙な場所へ連れて行くところから始まります。ダニエルはそこでフリアン・カラックスと言う無名の作家の本を手にするのですが、そこからさまざまな不思議な事件に巻き込まれて行きます。
ストーリーはサスペンスであり、ゴシック小説風の怪奇な現象次々と展開されて、読むものを飽きさせることがありません。
3つの話はそれぞれ時代が少しづつずれていているのですが、舞台は同じバルセロナで、バルセロナの街の持つ独特な雰囲気と、内戦の時代、独裁政権の時代、フランコの死後の時代の様相の変化が巧みに小説の背景に織り込まれています。
本の最初に、バルセロナの地図があるのはバルセロナと言う、街自体がもう一人の主人公であるということなのでしょう。その地図には、話の舞台が詳しく書きこまれているでバルセロナの街を知っているものにとっては、風景を思い出しながら読む楽しみもあります。

4作目がいつ出るのか解りませんが、読めるようになるのが待ち遠しい本です。
Posted by kozyken
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