いろいろなバスルーム
お風呂好きで知られる日本人、家を作るときにこだわりたいところの一つがバスルームですね。ゆったり湯船につかって一日の疲れをいやす至福の時、そんな時にユニットバスではちょっと味気ないということで、今までにずいぶんいろいろなバスルームを設計してきました。そんないろいろなバスルームを集めてみました。

バスコートのある浴室
ヒバ材の壁と天井、槙の木の浴槽と、木の香りに包まれたバスルーム。夕涼みのできるバスコートを設けています。

サンルームにつながる浴室
洗面室、浴室、そしてその先のサンルームがガラスの仕切りで繋がって、広がりと明るさのあるバスルームになりました。

トップライトのある浴室
海外生活の長かった家族のための、浴室洗面室、トイレが一体となった広々としたバスルーム。バスタブの上のトップライトから光がたっぷりと降り注ぎます。

ガラスドアの浴室
洗面室と浴室を白で統一して、強化ガラスのドアで一体感のあるバスルームです。

明るいバスルーム
洗面室から浴室まで同じタイルで床をつなげて連続感を出しています。洗面室は大きなトップサイドウインドウで、外から覗かれにくく、たっぷり光が入るようにかなえています。

bat6.jpg
狭小敷地の住宅で、少しでもバスルームを広くするために、洗面室とトイレを一体化して、浴室との間もガラスで仕切ることで狭さを感じさせないように考えました。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

ウフィツィ バーチャル ミュージアム
バーチャル ミュージアム

先週、九段のイタリア文化会館で開催されている「ウフィツィ バーチャル ミュージアム2015」へ行ってきました。

フィレンツェのウフィツィ美術館にある名画23点を最新のIT技術を使って、実物大の再現したレプリカを展示しています。
有名なボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」、ミケランジェロの「聖家族」、ダヴィンチの「受胎告知」などのほか、ティティアーノ、カラヴァッジョ、ポントルモなどの名画が実物大で額に入れられて飾られています。これだけの名画をそろえてみることは、フィレンツェへ行かなければ無理な話で、とても贅沢な雰囲気を味わえます。

近くで見たり、斜めから見ると絵の具の厚みがないので、プリントだということがわかりますが、離れて正面から見ると本物そっくりに見えます。レプリカなので見るときもあまりうるさいことを言われないので、目を近づけて細部を見ることもできます。ボッティチェリのあの優雅で美しい線もゆっくりと観察できるのもうれしいことです。

絵画はもちろん実物を見ることに越したことはありませんが、海外にある作品はなかなかそうもゆかないので、美術全集などの写真で見ることになりますが、大きな作品は縮小した写真では全く雰囲気が変わってしまいます。ここで、ボッティチェリのあの大作を実物大で見られるのは本当にうれしいことでした。

そのほかに、ここに展示されている作品のデジタルデータを大型の液晶ディスプレーでも見ることができます。自分で絵画を選んだり、操作をして自由に拡大してディテールを見ることもできて、これもなかなか楽しめます。

3月13日まで開催されているということなので、一度見に行かれてはどうでしょうか。
そうそう、入場料が無料ですよ。

マニフィカトの聖母子像
ボティチェリのマニフィカトの聖母子

マニフィカトの聖母子像細部
マニフィカトの聖母子のディテール

ミケランジェロの聖母子像
ミケランジェロの聖母子像

ウルビノのヴィーナス
ティッツィアーノのウルビーノのヴィーナス

会場風景
Posted by kozyken
category:日記
comment(0)    trackback(0)

いろいろなキッチン(2)
前回に続いて、キッチンを4件並べてみました。

テーブルと一体になったキッチン
キッチンと半円形のテーブルを一体で作ってみました。みんなでキッチンを囲んで、料理と食事を一緒に楽しめるようになっています。食器棚と大型のパントリーの扉をビビッドな赤い面材で作りました。

部屋の雰囲気に合ったキッチン
周りの家具に合わせて、オーク材で作ったキッチンです。

長いカウンターのキッチン
居間と食堂に面して、4m近い長さのキッチンです。カウンターの下は全て収納になっていて、食器棚を兼ねています。背後の階段室にはトップライトからたっぷり光が注いで、半透明の壁を通してキッチンにも光が回って来るようになっています。

集成材天板のキッチン
キッチンカウンターを集成材で作り、現場の大工さんの工事だけで作ったキッチンです。シンプルでローコスト。お施主さんが用意したワインの空き箱を使って引き出しとしています。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

いろいろなキッチン(1)
前回に続いて、今までに設計した住宅のキッチンを集めてみました。

食べることは生活の基本なので、どのようにキッチンを作るかということは住宅の設計の中ではかなり大事な部分になります。
僕の設計する住宅の中では、既製品のいわゆるシステムキッチンを使うことは少なく、約8割の住宅がオリジナルで作っています。
部屋の雰囲気と、建て主の要望、使い方に合わせてデザインして、家具屋さんに作ってもらうようにしています。
というわけで、毎回違ったキッチンが出来上がるわけですが、そのうちのいくつかを集めて2回に分けて見ていただきたいと思います。

エクステンションするキッチン
必要に応じてキッチンカウンターが60cmほど広げられるように作ったキッチンです。カウンターは人工大理石、扉はメラミン板、コンロはAEGのIHヒータ、水栓はグローエの製品を使用しています。

周りの家具に合わせたキッチン
リビング、ダイニングに面して、アイランドタイプのオープンなキッチンなので周りの家具に合わせて米松材の扉としました。料理の好きな家族がみんなで料理に参加できるように考えました。キッチン上のトップライトから光が降り注ぐ明るいキッチンです。

シンプルに大工さんに作ってもらったキッチン
シンク一体のステンレスカウンターを特注して、箱の部分は現場で大工さんに作ってもらいました。火力の大きなガスコンロと、ミーレの大型食洗器はお施主さんのこだわり。

コンパクトで使いやすいキッチン
狭小住宅のためのコンパクトなキッチン。長さが取れない分奥行きを深くして使い勝手を犠牲にしないように考えました。ステンレスのカウンターと竹集成材の扉。同じく竹集成材でダイニングテーブルを家具屋さんお揃いで作ってもらいました。

対面式キッチン
キッチン前に40cm程の高さのパネルを立ち上げた対面式キッチン。キッチンの手元を隠しながら、リビングにいる家族と会話がはずむキッチンです。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

いろいろな階段(2)
前回に続いて、残り5軒の家の階段を紹介します。

本棚を持つ階段
蹴込と踏面を同じ厚さの集成材で作り、白くペイントした鉄骨フラットバーをリズミカルに取り付けて手摺としました。
階段のニッチに本棚を設けて、読書の好きな家族の場所となるように考えています。
階段上に設けたトップライトから落ちる光が、本を明るくするとともに、リビングルームの奥まで光を届けます

踊り場に読書コーナーを持つ階段
読書の好きな家族のために、ゆったりとした階段の踊り場に、ベンチと本棚を設けました。
大きさの違う窓をランダムに配置して、様々な光の入り方を楽しむことができます。

シンプルな木造階段
別荘の2階寝室への階段。
木の壁に合わせたシンプルな木造の階段です。上部のトップライトから光が落ちてきている様子がよくわかります

吹き抜けに設けた階段
玄関ホールの吹き抜けに設けた階段です。木造の階段で、手摺も木で作りましたが、手摺子は、軽快に見せるためスチールフラットバーを白くペイントしました。
吹き抜け上部に大きなトップライトがあり、暗くなりがちな玄関ホールを明るくしています。

床から浮いた階段
フローリングと同じオークの集成材で作った階段ですが、一段目だけが床から行て見えるように作ってみました。小さな子供のいない家庭なので、手摺もシンプルに1本の丸い棒で作っています




Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

いろいろな階段(1)
先日、あるWebサイトから作品の写真を載せませんか?というお誘いがあり、載せるための写真を整理しているときに、今まで設計した住宅の階段が家によってそれぞれ違って面白いことに気が付きました。
階段は建築の設計の中で大事な部分なので、多くの有名な建築家が力を注いで設計しています。僕もそれほど意識して考えているわけではないと思うのですが、並べてみると一軒一軒その家に合うように違ったデザインで設計していることがわかります。

10軒の階段を選んでみたのですが、面白いことにそのうちの8軒の家で階段の上にトップライトを設けています。階段は必ず吹き抜けになるので光が2階から1階まで降りてくる効果を狙っていることもありますが、階段のある場所が暗くなりがちなところを補っている意味もありそうです。改めて気が付いて面白いと思いました。
その10軒のうち今回は5軒を紹介します。

光の道となる階段
3階建ての住宅の中心にある階段を細い鉄骨と透明な段板で作りました。屋根に設けた大きなトップライトから降り注ぐ光がこの階段を通って家中に行き渡るようになります。

カーブを描く階段
2世帯住宅の共用の玄関に設けた、1/4円のカーブを描くガラスブロックの壁に沿ってアールを描く階段です。
玄関の上に設けたトップライトから入る光が、ガラスブロックの向こうの親世帯のリビングルームまで届く仕掛けになっています

吹き抜けに設けた階段
<スッキプフローアの吹き抜け部に設けた階段です。段板だけ集成材で作り、蹴込みは壁と同じ漆喰で塗り回しているので、シンプルで空間に溶け込むような階段になりました。

アトリウムに設けた階段
大きな吹き抜けのアトリウムを持つ住宅の階段です。
室内ですが、屋外の中庭を感じさせるために、床を玄関からつながるタイルで仕上げ、壁も外壁と同じサイディングで仕上げて、天井に設けたトップライトから十分な光が入るようになっています。階段も外部階段を連想するように鉄骨で作り、赤くペイントしました。

スケルトン階段
2階のリビングから、3階の子供スペースへ至る階段。成るべく軽快に感じるように、白く塗った鉄骨に木の段板で、蹴込み板を設けない、スケルトン階段としました。
Posted by kozyken
category:住宅
comment(0)    trackback(0)

卒業設計審査会へ行ってきました
昨日は、母校法政大学建築学科の卒業設計公開審査会へ行ってきました。

学生たちの卒業設計を見るのは毎年楽しみにしている行事の一つです。
特に今年は力作がそろっていて、見ていてもわくわくする楽しい審査会でした。
100名を超す卒業生の作品の中から選ばれた15名の作品を公開で審査するというものですが、この日外部から招かれた3名の審査員の建築の人たちのユーモアを交えた批評もこの審査会を楽しいものにしていたように思えました。

どの案もよく考えられていて感心したのですが、ちょっと気になったこともありました。それはいつも思うことなのですが、提案された建築の使われ方に対する提案がもっとあればよいのにということです。その辺がもっとしっかり提案されていれば建築にリアリティーが出てくるのにと思うのですが、まだ学生のうちは少し難しいことかもしれませんね。

審査員の質問に答える学生
スライドでの説明の後、模型を見ながらの審査員の質問に学生が真剣な表情で答えてゆきます。

横浜駅を建て替えるプロジェクト
これは横浜駅を建て替えるプロジェクトですが、模型がすごかった。

新宿駅西口に
阿部公房の作品を建築で表現したら、という作品。とてもユニークで気に入りました。

審査員の質問に答える学生とそれを見守る人たち
会場ではこんな感じで、審査員と発表者が質疑応答を行い、後ろでは先輩後輩が見守っています。

過去の記憶をコラージュ
これは僕が一番気になっていた作品。東京の東大和市にある戦前の陸軍工場の発電所の遺構を利用して町の変遷、歴史を体験できる施設を作るというもの。最優秀賞に選ばれました。

木密住宅改修
これは、東京下町の木造住宅密集地において、減築によってできた狭い路地を活用して地域のコミュニティーを図るというものです。今問題になっている空き家対策も考慮して、高齢化する下町の住宅を考える地味ですが大事な問題を扱って好感を持ちました。彼女も優秀作品に選ばれました。

復興小学校のコンバージョン
これは四谷にある復興小学校のコンバージョンの案でした。

懇親会での受賞式

審査会がお終わった後、学校のカフェテリアで懇親会を兼ねて、授賞式が行われました。受賞してうれし泣きする学生もいて、楽しいひと時でした。
Posted by kozyken
category:日記
comment(0)    trackback(0)

| HOME |