内外装材活用シート 2016-2017
内外装材活用シート

建築仲間の友人たちと作った建材の本、「内外装材活用シート 2016-2017」が出来上がりました。

長年の建築設計の仕事を通して、設計者の目線で選んだ建築の材料について解説しています。
5年前に初版を出してから、2年ごとに改訂版を出して、今回で第4版となります。5年前は手探り状態で議論を重ねて本を作りましたが、毎回少しづつブラッシュアップしながら、だいぶ内容の濃い本になってきたのではないかと思います。

毎回巻頭レポートとして、テーマを決めてメーカーに取材をした記事を載せていますが、今回のテーマは「知らなかった意外なオーダー建材」。建築材料は量産されているものが多いので、なかなかオーダーできないと考えられていますが、意外と少量でもオーダーできる建材があるということを取材してみました。

一応まだ経験の浅い設計者のためにということで書かれた本ですが、わかりやすく書かれているので、これから家を建てられる方、建築に興味のある人が読んでも十分役に立つのではないかと思います。

本屋さんで見かけたら手に取っていただければ幸いです。
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HP更新しました。
バスコートのある浴室


久しぶりに、設計事務所・想設計工房のホームページを更新しました。

今までに設計した住宅の部屋ごとのスタイルを集めた「部屋のスタイル」というページを新たに設けました。
このブログですでに掲載した部屋ごとの写真を集めたものですが、よろしければまとめて見ていただければ幸いです。
こちらのURLからどうぞ。

http://www.pluto.dti.ne.jp/~kekojima/
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category:住宅
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Paper Town 講演会
講演中のフィリップ・ブルーメさん

昨日は法政大学の網野先生の案内で、フィリップ・ブルーメさんの講演を聞きに行ってきました。ブルーメさんはウイーン工科大学在学中の2012年にPAPER TOWNという企業を立ち上げて、様々なものを段ボールで作っています。
イスやテーブル、収納棚などの家具から、子供の遊具、そして中に人が入れるシェルター、舞台装置などなど、精密にカードボードで作ってゆく発想力に圧倒されます。

実はこのブルーメさんは、網野先生がウイーン工科大学で教えていた時の学生さんだったそうです。大学に学生として16年いた間に、少しずつアイディアを練って、紙を使っていろいろなものを作るということを、企業を立ち上げて実行に移すというところも面白いと思いました。日本でも最近は学生のうちに起業するということがIT関連ではよくありますが、建築の世界でも少しずつそうなって行くのかも知れませんね。

カードボードのパーツ

自由に座れる家具

自作の椅子に座るブルーメさん

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category:建築
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もしも建物が話せたら
もしも建物が話せたら

土曜日に前から見たいと思っていた、ヴィム・ヴェンダース制作の映画、「もしも建物が話せたら」を見てきました。

6人の映画監督が自分の好きな建築を題材に、ナレーターの語りでその建築はこんなことを考えているのではないかということを表現しています。
ヴィム・ヴェンダース自身もその中に入っていて、ハンス・シャローンの設計したベルリンフィルハーモニーホールを撮っています。そのほか俳優で映画監督のロバート・レッドフォードがルイス・カーン設計のソーク研究所を撮っていたり、パリのポンピドーセンターや、オスロのオペラハウスなどが出てきます。

僕が一番気に入ったのは、女性監督のマルグレート・オリンの撮ったオスロ、オペラハウスでした。建物も素晴らしい建物ですが、演奏家、歌手、バレーの踊り手などがいろいろな場所で、様々な表情を見せながら練習をしている姿が建物と関連付けて撮影されているところが面白く感じました。この建物は、オスロの湾に面して全面の広場から持ち上がる屋根の上を自由に人が歩けるようになっています。その建物の内部と外部の関係を人の行動と共にうまくとらえている映像になっていました。

3時間に近い長い映画でしたが、建築が好きな人にとっては飽きさせることのない、とても興味深い映画ではないかと思います。
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category:映画
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アニー・リーボヴィッツ展
アニー・リーボヴィッツ展会場入り口

スクリーンの写真を見る

先週、豊洲で開催されているアニー・リーボヴィッツの写真展へ行ってきました。

実は僕はアニー・リーボヴィッツという写真家のことは全く知らなかったのですが、フェイスブックで友達が書き込みをしており、全裸のジョンレノンが小野洋子を抱きしめている有名な写真を撮ったのが彼女だと知り、興味を持ったのです。こういう情報が入ってくるところがフェイスブックの面白いところですね。

会場は豊洲の工場街の中、鉄工場だったと思しき建物の中で、この写真展にぴったりの場所でした。ちょっと行きづらい所だというのに、大勢の人で賑わっていました。
プリントした写真だけでなく、大型の液晶スクリーンに映し出された写真や、彼女の写真集がテーブルの上に多く乗っていて、自由に見ることができます。

この日は、彼女の写真集「WOMENS」からの、様々な女性たちの肖像写真をメインにしたものでした。ちなみにこの写真集は、アメリカの批評家、スーザン・ソンタグとの共同で出版されたものとのことで、僕はたまたまソンタグの戦争写真に対する批評「他者の苦痛に対するまなざし」という本を読んだばかりだったので、興味をそそられました。

ここに写されている女性たちは、我々も良く知っている有名人もいますが、ほとんどは無名の女性たち、ラスベガスの踊り子もいれば、戦場で銃を構えている兵士、DVを受けて腫れた顔を見せる女性など、仕事も生活環境も異なる実に多くの女性たちが居ます。
優れた肖像写真は、肖像画と同じで写された対象の人物の内面まで写し取るのではないかと思います。そして絵画とは違って、シャッターを押すという瞬間の表情をとらえているので、その時間を切り取ったという感覚、臨場感に近いものを見る者に与えるように感じます。

多くの女性たちの写真を見終わって会場を離れた後も、いつまでも見られているという感覚が頭の中に残る写真展でした。
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category:日記
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庭のいろいろ
住宅の設計を始めるときにどこから始めるか、人に寄っていろいろなやり方があると思いますが、僕の場合はまず敷地の中にどのくらいのボリュームの建物を、どのように配置するかというところから始めます。

敷地の中に、どのぐらいのボリュームで配置するかによって、余った部分が庭になるわけです。その中に駐車スペースなどを取ると、ほんの少ししか残らない場合がほとんどなのですが、どこにどのような庭を作るかということが、設計の上でとても大事な要素になります。
家の中の間取りを考えるのはそのあとです。(もちろんある程度並行して考えてはいるのですが。)

室内と外の庭との関係がおぼろげながらも決まってくると、その関係で内部の日当たり、風通し、光の入り方、景色の見え方が見えてきて、それぞれの部屋の雰囲気も決まってくるというわけです。

そのようにして、今までに設計してきた住宅の庭を集めてみました。ほとんどの場合が、すでに住宅の建て込んでいるところに設計したものなので、中庭にしたり、屋上を緑化したりと、いろいろ工夫をこらしました。

全面デッキの庭
住宅の裏庭に全面デッキを作り、テーブルとベンチを設けました。樹木のあったところはそのままデッキをくりぬいて、木を生かすようにしています。このデッキ材は、木材を薬剤を使わずに、熱処理で腐りにくくした、サーモウッドというものを使っています。

4階ルーフテラスの緑化
印刷工場の多い、あまり住環境が良いとは言えない敷地で、4階部分のルーフテラスを緑化して庭を作りました。夏にはぶどう棚に葉が茂り、日陰を作ります。都心とは思えない緑の濃い庭となりました。

屋上庭園と家庭菜園
2階建ての鉄筋コンクリートの住宅の屋上を庭として、家庭菜園もできるように考えました。夏から秋にかけて、トマト、キュウリ、インゲン、ナスといろいろな野菜を収穫できました。

集合住宅の屋上緑化
これは僕の事務所のある建物の屋上です。植物の好きなオーナーが様々な植物を植えて楽しんでいます。

2階のルーフテラスと中庭
2階のルフィ―テラスを緑化して、1階の中庭からはシンボルツリーのエゴノキの枝が緑の葉をいっぱいに広げて、立体的な庭となりました。

中庭とシンボルツリー
中庭にデッキを設けて、大きなシンボルツリーが枝を広げます。中庭に面した各部屋は、冬は葉を落としたこの木のおかげで日当たりが良く、夏は葉が茂って日を遮ってくれます。
Posted by kozyken
category:住宅
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