ニューマイヤー/104歳の最終講義
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5年前に104歳で亡くなったブラジルの建築家、オスカー・ニューマイヤーの死の直前に書いた本「ニューマイヤー 104歳の最終講義」を読みました。

ニューマイヤーは、日本ではブラジルの首都、ブラジリアの設計や、ニューヨークの国連ビルの設計で良く知られた建築家です。
ニューマイヤーが100歳の時に日本の建築雑誌がインタビューをした記事を読んだことがあり、100歳を超えても現役で活躍していることに驚いたのですが、そのまま104歳の死の直前まで、毎日奥さんに付き添われて事務所へ通って、所員たちに指示を出したり、あたらしい設計のスケッチをしていたそうです。

ニューマイヤーは、若いときから人間は等しく平等であり、建築はそのためにあるのだと考えていたようで、終生その考えは変わらず、100歳を超えても世の中の富の偏在、格差社会を憂いています。自分の後に続く若者たちが、この困難な社会の中でも希望をもって前に進んでほしいという願いがこの本には込められています。
ここでは、自分の今までに設計した建築について書いていますが、過去を懐かしむというよりは自分の通ってきた道を示すことによって、あとに続く若者たちを鼓舞しているようにも思えます。

100歳を超えた巨匠が、死を恐れるよりも、いかに生きるかということの方が大事だと言っていることには感動を覚えます。
Posted by kozyken
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