台湾で見たもの―その8 亭仔脚
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台湾の街を歩いていて面白いなと思うのは、建物の道路に面した部分をアーケードとして開放して、歩道として使われていることです。
これは台北でも、台中でもほとんどの街並みがこうなっていました。歩道に屋根をかけるのではなく、建物の1階を歩道として開放しているのです。幅が4mほどと少し広めなので、歩道としてだけでなくいろいろな使われ方をしています。
日本統治時代にこの形が法的に整備され、「亭仔脚」と呼ばれているそうです。この部分は建物の建蔽率に算入する必要がなく、もし亭仔脚を設けない場合は道路から4m後退しなければならないという法律があるために、ほとんどの建物で亭仔脚を設けているそうです。

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台湾では道路をたくさんのバイクが走っていて市民の足になっていますが、このように亭仔脚が格好の駐輪場になっています。中には車を止めている人もいて、さすがに車が止まっていると人は通れず、車道に降りて歩かなければいけませんが、みんなおおらかに融通しあっている感じがします。あまりうるさいことを言わずにこのぐらいでいいのかもしれませんね。

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これは、僕たちが泊まっていた台北のホテルです。文化財にも登録されているという古い立派な建物ですが、1階部分はレンガのアーチを持つ優雅な亭仔脚になっていました。

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道路と部屋の間に内部と外部の緩衝地帯があるので、職人さんの仕事場になっているところなどは、ご覧のようにかなりオープンな使われ方をしています。

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そして、商店があるところでは、半分ぐらい商品をはみ出して、お店の延長として使われています。多少の雨が降っても濡れる心配がないところが良いですよね。

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そして、食堂はここにテーブルを出して、みんな楽しそうに食事をしています。台湾の10月はまだかなり暑いのですが、日差しがさえぎられるので格好の食事スペースになります。

このようにいろいろな使われ方をされている亭仔脚、とても良い工夫だと思いました。
Posted by kozyken
category:建築
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