オンドル
韓国の伝統的民族建築


しばらく前から、卒業した大学の同窓会の仕事をしているのですが、そのおかげでずい分色々な人と出会うことができました。

そんな中で、朴 賛弼さんとも知り合いになりました。朴さんは、韓国、ソウルの出身で、日本で大学を出て、今は法政大学の建築学科で学生に教えながら、建築環境の研究をしています。

先日、その朴さんから、「日本民族建築学会」へ提出した論文の冊子をもらって読んだのですが、これがとても興味深いものでした。
朴さんの故郷であるソウルの伝統的な民家の環境を研究したもので、主にオンドルのことが書かれています。
オンドルとは、韓国に昔からある、床暖房のような暖房方法と言う程度のことしか知らなかったのですが、これがとてもよくできています。
焚き口から入った熱い空気と煙が、オンドル室の床下を通って反対側の煙突へ抜ける時に床を暖めるのですが、床が厚い石でできているために、ここにたっぷりと熱が蓄えられます。実際に薪を燃やすのは3~4時間ぐらいらしいのですが、その後も床はゆっくりと放熱を続けて部屋を暖めます。
朴さんは、石焼ビビンパ見たいなものですよと言っていましたが。

面白いのは、暖房だけでなく夏には冷房にもなるという。
ソウルの夏はかなり暑いらしいのですが、夜にはかなり冷える、つまり昼と夜の温度差が大きいわけですね。これを利用して、夜間に床下に通風して、床を冷やしておくと日中部屋の中がひんやりと冷えるそうです。東京のように熱帯夜が続くところでは無理なことですが、その場所の気候を利用した、パッシブソーラーを昔から利用していたと言うことですね。

オンドル室は、熱効率をよくするために狭く、天井も低いそうです。でも、今日のように寒いと、家族が狭いオンドル室に集まって、夜を過すのもいいなあと思います。
ちょっと日本の囲炉裏のイメージに近い感じですが、向こうの方が暖かそうですね。
Posted by kozyken
category:建築
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