ヤノマミ族の家
昨日は、NHKスペシャルで、ヤノマミ族を特集していました。

ヤノマミ族は、アマゾンの奥地、ブラジルとベネズエラの国境付近に居住している部族です。
世界で一番原始的な生活をしていると言われ、今でも極力文明社会と接触せずに暮らしている。

NHKの取材クルーは10年前から取材の交渉をしていて、やっと去年その許可が下り、5ヶ月間彼等の家に寝泊りして、同じ食事をしながら、取材を行ったと言うことです。相当にハードな取材と生活だったことは想像に難くないと思えます。

ヤノマミ族は、人間の運命は、良い精霊と悪い精霊によって決められると信じて、今でも呪術的な世界に生きています。ひとつの部落が150人ぐらいの単位で、ひとつの建物に全員が住んで、平等な生活をしています。主な食料は森にいる動物で、共同で狩を行い、獲物は平等に分けるようにしていると言うことです。

ヤノマミの住居

僕が興味を持ったのは、彼らの住居。森を切り開いた場所に、中心に丸い庭を持ち、建物はそれを囲むように円環状になっています。150人も住むのですからかなり大きくて、直径が50m位あるでしょうか。円環の外側には壁がありますが、庭側は完全にオープンで、柱が立っているだけです。
内部にも間仕切りはないので、家族間のプライバシーはないけれど、そのことが共同生活をするうえでの結束を強くしているように思えます。
ヤノマミの生活形態と、この住居の形は密接に結びついている言えます。

同じ様な円環状の住居と言うと、中国福建省の客家(ハッカ)の建築を思い出します。
客家の住居

客家の住宅は高層で立派なものですが、やはりそこに住む家族間の結びつきが非常に強いと言われています。
円環と言う形と、住民の共同体意識にはつながりがあるのだと思えます。
Posted by kozyken
category:建築
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