フォルテピアノ
昨日は、今年の3月に竣工した永福町のお宅に用があって、午前中にお伺いして、午後から自由が丘へ。

建築家の吉村順三さん設計の園田邸と言う住宅でのフォルテピアノの演奏会の案内を頂き、音楽が聴けて、吉村さんの貴重な住宅が見学できる機会は滅多にないということで楽しみにしていたものです。
この住宅はピアニストとして有名な園田高弘さんが54年前に建てたものです。
園田さんは数年前に亡くなり、残された夫人を中心として、地域の有志の方が集まり、この家の継承と活用を考える会を設立して活動しています。その一環として、園田さんにゆかりの音楽家のコンサートを行っているのだそうです。

フォルテピアノ

この日は、平井千絵さんによるフォルテピアノの演奏と、建築家の野沢正光さん、吉村順三の住宅の保存にかかわっている人たちの話を聞いたあとで、ワインパーティーがあり、とても楽しい会でした。
この家のこと、建物の保存のことなど話を始めると長くなるので、その話はこの次ということにして、フォルテピアノについてちょっと書いてみます。

フォルテピアノ

フォルテピアノは、モーツアルトの時代のピアノで、その頃のチェンバロやハンマークラビアに比べて、大きな音が出るようになったので、フォルテピアノと呼ばれるようになったと聞いたことがあります。
とはいっても現代のピアノに比べると音は小さく、柔らかな音がします。
外観は現代のピアノよりもふた回りほど小さく、鍵盤は60鍵ぐらい、ちょっとほっそりした、華奢な感じです。
実際に演奏を聞いてみると、音がやさしいことも確かですが、それよりも、すごく音楽が楽しい、身近にあるという感じがします。それが、この木造住宅にとてもあっているようにも感じられます。
この楽器は、大きなホールで聞くよりも、このような小さなスペースで、少ないオーディエンスの前で弾かれるほうが向いているように思いました。元々モーツアルトやバッハの時代の室内楽は、小さなサロンで演奏されていたようですから、このような空間があっているのかもしれません。

フォルテピアノ

丁度ピアノの後ろが、障子になっていて、演奏者が逆光に浮かび上がる様がとてもきれいです。この障子は通称、吉村障子といわれるもので、ひとつのマスが大きく、桟が太いのが特徴です。
このちょっとモダンな障子とフォルテピアノがよく似合っていました。
Posted by kozyken
category:音楽
comment(0)    trackback(0)

comment
comment posting














 

trackback URL
http://bwv828.blog31.fc2.com/tb.php/241-35e16779
trackback