夏服を着た女たち
夏服を着た女たち


この季節に町を歩いていると、「夏服を着た女たち」と言う言葉が、ふっと思い浮かびます。

昔読んだ、アーウィン・ショーの短編小説の表題です。
ニューヨークのダウンタウンを散歩している老夫婦。色とりどりの軽やかな夏服を着て、颯爽と歩いてゆく若い女性達に、夫はついつい目が行ってしまします。
一休みのつもりで入ったレストランで軽く酒を飲みながら、そんな夫を妻が揶揄します。
「あなたは、昔からそうだったのよ」、会話の中に少しずつ夫婦の食い違いが見えてくる。
そんな話だったと思うのですが、どちらにしても、話はたわいないものだったと思います。

町を歩いていて、この言葉が浮かんでくるのは、表題の付け方がなかなか卓越しているから(又は翻訳がうまいのか)ではないでしょうか。
「夏服を着た女たち」と聞いた時に、初夏の日差しのまぶしい町の様子と、軽やかな夏服で、颯爽と歩く女性達の様子が目に浮かぶようです。
そして、それがニューヨークでなくても、今の東京の街でも良いように思えます。
Posted by kozyken
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35年ぶりの、夏服を着た女たち
2009年9月7日・・大学に入学してまもない頃、夏服を着た女たちに出会いました。いま、58歳。図書館で講談社文庫を借りて、いま、読み返しました。
洗練されたニューヨークの空気は、まったく変わらない。洒落た会話、情景描写。
なかでは、フランス風に、も好きで。読み返しました。
バドーズは35歳。最初読んだ頃は、ずいぶん大人に感じたが、いまでは、もう、すっかり、私のほうが年上に(笑)。

フランスに行った時、この掌編を持っていきました。
そして、凱旋門に通じる通り沿いのカフェで、マンタローを飲みました。
バドーズの心境を思いながら。

ショーと出会って、私の人生は、ちょっと変わったかもしれない。
2009/09/07 15:34 | URL | edit posted by
ニューヨークの風
翔さん、始めまして。

僕がこの本を読んだのも、20年以上前だったと思います。この間、もう一度読んでみようと思って、我が家の本棚を捜してみましたが見つかりませんでした。本屋で探して、もう一度読んでみようと思っています。

「夏服を着たい女たち」と言うだけで、初夏のニューヨーク、ダウンタウンの風を感じるようです。
もっとも、僕がニューヨークへ行ったのはクリスマスシーズンでしたが。
2009/09/08 12:58 | URL | edit posted by 小島建一
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