Away From Her
awy from her


サラ・ポーリー監督の「アウェイ フロム ハー」をDVDで見ました。

雪景色の美しいカナダの都市郊外に住む、老夫婦の物語です。
大学教授だった夫は、かっては教え子の女性達とずい分問題を起こしたこともあったようだが、今では夫婦で穏やかな日々を過している。しかし、妻に少しずつ認知症の病状が現れてくる。
自ら望んで、認知症の介護施設に入るのだが、次第に病状は進んで行き、訪問に訪れる夫の顔もわからなくなり、同じ施設の男性と親しくなってゆく。

監督のサラ・ポーリーは「あなたになら言える秘密のこと」でティム・ロビンスと共演して、すばらしい演技を見せた、カナダの女優です。短編映画をいくつか監督しているようですが、長編映画は、これが始めての監督作品。
暗くなりがちな題材を、淡々と描いてゆき、見るものの心をしっかり掴む力量はなかなkのものです。
映画の中には、女性ならではの視点も随所に見られます。施設の看護士の女性に彼が「我々には色々と問題はあったけれども、良い人生を送ってきたと思う」と言うところで、彼女は、こう言います。「良い人生だったと思うのは、男だけよ。女はそうは思わない。」

この映画を見て、思い出したのはこの間見た、アリソン・イーストウッドの「レイルズ・アンド・タイズ」です。
サラ・ポーリーもアリソン・イーストウッドもまだ若い女優で、映画を監督している。感性的にも似たところがあるように思えます。
けっして、大きな事件がおきるわけではないではないけれど、会話のひとつひとつに意味が込められていて、物語の進行にしたがって見るものはその中に引き込まれてゆく、と言うところもよく似ています。
これからも、二人の作品を見るのが楽しみです。
Posted by kozyken
category:映画
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