羽根木の森
先日、世田谷の現場に行った帰りに、近くに建築家の坂茂さんの設計による賃貸住宅があると聞いて、見に行きました。

現場から5分ほど歩くと、緩いカーブの先にこんもりと木が茂っているところが見えます。東京の道で森が見えるところは、たいてい神社があるんだよなーと思って、近づいてみると、そこが「羽根木の森」と名付けられた賃貸住宅でした。
羽根木の森

確かに森と言う命名があながち可笑しくない風情です。

3階建の白いモダンな建物ですが、すっかり緑に囲われて、全く違和感がありまさせん。元々建ぺい率の低い場所かもしれないけれど、かなり贅沢に敷地を残して、元々あったと思われる大きな樹木を残しています。
ピロティー

1階部分はピロティーで持ち上げられていて、駐車スペースになっているのだけれど、感心するのはコンクリートやアスファルトで固められていなくて、通路部分に、これも元からあったと思われる御影石を敷き詰めて、後は枕木や、松の皮が敷かれている。これだと雨水がしみ込んでゆくのと水が蒸発する時の気化熱で、夏もだいぶ涼しいはず。事実、この日はかなり気温が高かったのだけれど、ここに入るとひんやりとした風が流れていました。
階段室

1階の玄関部分と階段も、最低限の面積で地面に接していて、極力地盤面を残こして、建物を浮かせようとしているのが解る。
建物と木

大きな木があるところは、壁がごらんのように廻る丸くくりぬかれていて、建物が植物に遠慮している感じです。ちょっとわざとらしい感じがしないでもないけれど、こうして既存の樹木を残してゆく姿勢が好ましく感じられます。
Posted by kozyken
category:建築
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