耐震補強
今月から、高田馬場でリフォームの現場が始まりました。

今回は、耐震補強を兼ねて、大幅に間取りの変更もするという内容なので、ほとんどスケルトン状態に解体をしました。
スケルトンの状態になると、元の建物の構造的な問題点がよく見えるようになります。と言うことは、補強の仕方も明確になって、やり易いと言うこともいえる訳ですが。

基礎

色々と問題点はあるのですが、まず、間仕切り部分の基礎が布基礎ではなく、独立基礎になっています。しかも束石の少し大きい程度のものが柱の下に入っているだけです。幸い、柱が下がってはいないのは、地盤が良いせいだと想像されます。今回は、この壁は移動する予定なので、移動する位置に、ちゃんとした布基礎を作ることになっています。

コーナーの柱

建物のコーナー部分では、柱にも、スジカイにも金物が付いていません。
コーナー部分の柱は、地震の時に大きな引抜の力がかかる所なので、後付のホールダウン金物を付けます。20年前の建物だと、ホールダウン金物などはなかったので、やむをえないところもありますが、スジカイの金物はあったはず。スジカイに関しては、今回は壁全面に耐震パネルを張る予定にしています。

羽子板金物

地震で揺さぶられた時に、梁が抜けて落ちないようにするのが、羽子板金物と言うものですが、釘で止めてあるだけで、ボルトを入れるように空いている穴に、ボルトが入っていません。これでは、強い力がかかった時に釘が抜けてしまいます。今までリフォームをしていて、この例は非常に多い。いつも後から、スクリューボルトを入れるようにしています。

火打ち金物

同じ様に、床が横にゆがまないように入れている、火打ち梁の金物が釘だけで、ボルトが入っていません。これでは大きな力がかかった時に、簡単に外れてしまいます。
今回は、2階の床で水平な力に対して耐力を持たせるような補強をするので、床の火打ちは必要がないように考えています。

古い住宅を解体すると、今では考えられないようなところがいくつも出て来ます。昔は耐震に対する認識が薄かったのかもしれませんが、当時でも、もう少し地震に対する意識を持って工事をしていた人も多いはずだと思うのですが。
Posted by kozyken
category:建築現場
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