「アフリカ」 セバスチャン・サルガド
セバスチャン・サルガド


昨日は、恵比寿の東京都写真美術館で開催されている、セバスチャン・サルガドの展覧会「アフリカ」を見に行きました。
朝のテレビ「新日曜美術館」で放送してものです。
セバスチャン・サルガドは、ブラジルに生まれフランスに住む写真家で、1970年代から現在に至るまで、アフリカの紛争、飢餓、自然の砂漠化などの問題を写真を通して訴え続けています。
写真は全てモノクロで、大きく伸ばしてプリントされており、作品によっては、少し粒子が荒れていますが、それが独特の奥行き感を出して、どれもすばらしいものでした。
写真で、どうしてあのような表現が出来るのか、不思議なほどです。悲惨なはずの写真も、崇高に見えるのは光の扱い方のせいでしょうか。
遠くまで風紋の続く砂漠は、不思議なほど砂が艶やかで、馬や牛などの動物の群れは、写真の中できれいなラインを描いて、自然の造形の妙を見せます。
そして何よりも、多くのアフリカの人々の顔が、無言の内に見るものに訴えかけて来るものがあります。
ヒンバ族の女性の写真が何枚かあり、その美しさが後まで網膜から離れることがありませんでした。
面白かったのは、赤ん坊を抱いている女性の写真が、まるで聖母子像のように見えることでした。意図していることではないのでしょうが、多分、サルガドの宗教心が自然と写真の中に出てきているようでした。

展覧会を見終わって、美術館を出るともう外は暗くなりかけて、ガーデンプレイスは、クリスマスツリーに灯がともり、周りの木にもイルミネーションがついて、すっかりクリスマス気分になっていました。
ガーデンプレイス
Posted by kozyken
category:日記
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