スキヤキ

昨日の夜は、母校法政大学建築学科で行われている、公開講演授業「建築フォーラム」の5回目、芦原信孝さんの講演を聴きに行ってきました。

芦原さんは、僕の先輩に当たる方で、ニューヨークに事務所を構えて、設計活動をしている人です。
大学を卒業してから、どのような経緯で、ニューヨークで仕事をするようになったか、日本とアメリカでは建築の仕事の進め方がどのように違うか、など面白い話がいっぱいありました。
ニューヨークで事務所を開いているというと、ちょっと気取った人を想像しがちですが、芦原さんは、ざっくばらんな、気取りの無い人です。

アメリカでは、建設会社が職人を集めるだけで、頼りにならないので、建築家が詳細な施工図まで画かないといけないこと、その職人達がさまざまな国籍の人間達なので、ものの考え方、習慣もさまざまで、統制が取れないことに最初の内はずい分苦労したようです。
そこで考えて、ある日職人達を自宅に招いて、スキヤキパーティーを開いたそうです。
メキシコ人やら、ユダヤ人、ロシア人、アラブの職人達が、てんでに具を入れて、醤油に砂糖、お酒とわいわいがやがや、やっているうちに、おいしいすき焼きが出来て、みんな満足。それから現場が上手く行くようになり、日本人の和の精神が、アメリカで仕事をする上で役に立つことに気が付いたそうです。

設計する上で、アメリカの習慣、法規はもちろん守らなければいけないのでしょうが、日本人らしさを武器に仕事を進めることが、かえって良い場合もあるという話が面白い所です。

この日は、若い学生達にもどんどん海外へ出て仕事に挑戦してほしいという意図で行われた講演でしたが、学生の参加が少ないのが少し気になりました。
Posted by kozyken
category:建築
comment(0)    trackback(0)

comment
comment posting














 

trackback URL
http://bwv828.blog31.fc2.com/tb.php/437-2e27fcfc
trackback