千束の家-耐震改修
4月から耐震設計を行っていた台東区千束の家の工事が先週から始まりました。

解体工事がほぼ終わったので、昨日現場で現場監督さん、大工さんと打ち合わせをしてきました。

下町の町屋によくある例ですが、この家は間口が狭く、奥行きが深い。その上入口周りの壁が少ないので、耐震診断をしたところが、上部構造評価点が0.43とずいぶん低い値でした。0.43というと、大きな地震の際に倒壊する可能性が高いということになります。
そこで、入り口付近と一番奥の部分を集中的に構造補強して、数値上この上部構造評価点を1.0以上にするようにしています。
既存構造の不確定な部分を考えると、この値をもう少し上げたいところなのですが、いろいろなパターンを計算してみて、これ以上上げるためには工事範囲がかなり広がって、コストがだいぶアップすることがわかりました。そこで、とりあえず1.0を超えればよいだろうという判断です。

解体後の基礎と壁の様子
入口縁側周りは、築50年近くというのに意外としっかりした造りになっています。それよりも後から増築した、まだ新しい奥の方が工事に問題があり、だいぶ大工さんと補強方法について時間をかけて相談しました。

基礎の欠落部分
入口に近い縁側の部分は庭の小さな池が縁側下にまで入り込み、縁側の床を一部ガラスにして、金魚が眺められるという風流なものでした。しかし、そのために基礎がその部分で大きく無くなっており、地震の際に池に向かって地盤が崩れる恐れもあったために、この池はつぶすことにしました。そのあとでこの周りの基礎を一体化するように新な補強を入れます。
この周りの壁を集中的に耐震補強するのですが、基礎が弱くては意味がないので、基礎も補強するようにしているわけです。
Posted by kozyken
category:建築現場
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