古代ギリシャ展
古代ギリシャ展

土曜日は根岸の家の現場に行き、その帰りに上野の国立西洋美術館で開催されている、古代ギリシャ展を見に行きました。

根岸から上野までは電車で一駅なので、歩いてゆきました。国立博物館と寛永寺の間の道を裏の方から抜けてゆくと、緑の間を涼しい風が通り抜けて、猛暑の昼下がりを一時忘れさせてくれます。

この展覧会は、大英博物館のギリシャ関係の135点を公開するというもので、大変に見ごたえがありました。
ヘレニズム期のギリシャ文化は紀元前2~3世紀という時代なのに、その彫刻の完璧な写実と具体性には驚くべきものがあります。パンフレットの表紙にもなっている「円盤投げ」はその体の動きの表現、筋肉の張り詰めた様子、浮き上がる血管など、完璧な人体の再現です。これを観て思い出すのは、ミケランジェロのダビデ像です。ルネッサンスというのは、ギリシャ・ローマの文芸復興ですから、ミケランジェロもこういうものを見ていたのではないかと、つい想像したくなります。

数ある展示の中で、一番気に入ったのはアフロディテの像でした。衣服がひざの所までずれ落ちて、美しい裸体を見せるビーナス像は官能的であると同時に、とても人間的であり、ギリシャ人が神というものをほぼ人間の姿で考えていたことが、ほほえましく思えます。
これもまた、ポティチェルリのビーナスの誕生を想像させますが、考えすぎでしょうか?

この二作品とも実はレプリカです。レプリカといってもそんな最近のものではなく、紀元2世紀ごろのローマで作られたものであり、ローマ人が文化の点では、ギリシャの影響を強く受けていたことの証明ともいえます。
ギリシャ、ローマ、ルネッサンスというのは、ヨーロッパ古典主義のひとつながりの流れであることを改めて考えさせられた展覧会でした。
Posted by kozyken
category:日記
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