ゴヤ展
ゴヤ展

昨日は、法政大学の学園祭に顔を出して、帰りに上野の西洋美術館で行われている「ゴヤ展」を見てきました。

ゴヤは僕にとって、他の作家とは違った特別な存在といつも感じていました。
それは若いころに、プラド美術館でゴヤに出合ったことも大きいのですが、その後堀田善衛の大作、ゴヤを読んだことも大きな影響になっているのだと思います。
18世紀スペイン宮廷のドロドロした世界に身を置きながら、同時に民衆の生活を描き、ナポレオン軍の侵略による人間の残虐さ、愚かさ、悲惨な生活をこれでもかと言うほど克明に描き続けたゴヤは、一人の画家の域を超えた強烈な個性を放っています。

展覧会は着衣のマハのような大作もありますが、素描や、「エル・カプリチョス」「戦争の惨禍」などのエッチングが多く、どれも興味深い作品です。小さなエッチング作品がすぐそばで見られるように配慮されていたので、詳しく見ることが出来ました。

ほとんどの作品がプラド美術館からのもので、「裸のマハ」や、黒の絵のシリーズがなかったのが残念ですが、これだけのものがプラドを留守にするだけでも大変なことだと思います。
代わりに、あまり知られていない宗教画が何点か出ているのが興味を引きました。「無原罪のお宿り」はちょっとゴヤらしくない、明るいすっきりとした印象で、聖母マリアがあどけない美しい顔を見せています。僕はムリリョの同名の絵が好きなのですが、どこか共通点のある絵でした。

2時間ほど掛けてゆっくりと見て、外に出るとすっかり暗くなっていましたが、向かい側の文化会館の夜景がとてもきれいでした。
文化会館の夜景
Posted by kozyken
category:日記
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