Q値を計算してみた
設計中の逗子の家で、Q値計算というものをやってみました。

Q値といっても専門家でないと知らない人が多いと思いますが、建物の断熱性能を示す値で、熱損失係数といいます。
一軒の家の中と外の温度差が1度のときに、床面積1㎡当たり1時間で外に逃げてゆく熱量を表しています。単位はW/㎡k。またはKcal/㎡h℃(どうも僕はまだKcalのほうが分かり易い)
どのような計算をするかというと、家のすべての壁、窓、床、屋根(天井)の熱の逃げる量(熱貫流率)を積算していって、床面積で割ります。これが結構大変な計算になります。
建築を構成する部材はものすごく多いので、大変手間のかかる計算になるからです。

逗子の家では、「そよ風」という屋根の熱を利用したパッシブソーラー暖房を検討しています。そのシュミレーションソフトをメーカーから提供してもらったのですが、その中にQ値計算ソフトが入っていたので、パソコンで計算してみたわけです。
そもそも、このシュミレーションを行う前提として、正確なQ値を知る必要があるわけです。

壁、床、窓、天井の構成する部材それぞれの熱抵抗値と厚み、面積を入れるとパソコンが自動計算してくれます。

その結果は、2.13Kcal/㎡h℃でした。ちなみに国の基準である次世代省エネ基準が神奈川県(区分Ⅳ地域)の2.32を上回り、もう少し寒いⅢ地域の2.06に近い数字です。(数字が小さいほど性能が高い)

これを実際の状況に当てはめてみましょう。外の気温が5℃で室温を20℃に保つとするとその温度差は15℃です。この家は床面積が115㎡ですから、2.13に15と115をかけた数字、3.674kclが外が15℃のときに20℃に保つために必要な熱量ということになります。
一番小さなエアコンを1階と2階ににそれぞれ1台あればよいという感じでしょうか?

こうやって計算してみると、家の部材の構成による断熱の様子がよくわかります。
この後、パッシブソーラーで、この熱をどれだけ補えるかという計算をしたのですが、そのことは次回に書きたいと思います。
Posted by kozyken
category:住宅
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