稲田石の採石場を見学
今日は茨城県笠間の稲田にある友常石材さんの工場と採石現場を見学、取材に行ってきました。

去年出版した、「内外装材活用シート」と言う本が今年オールカラーで改訂版が出るということで、新しい記事を書くための取材でした。

建築に使われる石は、花崗岩、大理石、砂岩などがありますが、稲田石は花崗岩です。国産の花崗岩では御影石が有名ですが今は御影では取れなくなり、建築用花崗岩は国産ではほとんどがこの稲田石だそうです。
白いきれいな石で、最高裁判所や兜町の証券取引所、日銀の建物はこの友常さんの稲田石が使われているそうです。
稲田石の山と加工工場
加工場の建物が何棟か並んでいるすぐ奥に山が見えて、そこから石を切り出しています。
最初は山で800tぐらいの大きな塊を切り出して、これを加工場に運べる大きさまで何回かに分けてカットして行きます。
山から切り出した石

これはガングソーと言う機械で、13tほどの大きな石の塊を3cm位の厚さにいっぺんにスライスします。いっぺんにと言っても機械を24時間運転して1週間かかるそうです。やっぱり石は固いのですね。

ガングソーとスライスされた石

この機械はスライスした石の表面を磨く機械で、手前から奥に行くほど表面を研磨して行き、一番奥に行くと、本磨きと言って表面が鏡のようにきれいに仕上がります。

コンベア式自動研磨機

これは、小たたきと言う仕上をしているところ。昔はハンマーのようなもので少しずつ叩いて表面を削っていたのですが、今はコンプレサーでたたいています。とはいってもかなりの手作業で、職人の腕の差が出る工程のようです。今ではこれができる職人がいなくなってきているということでした。

コタタキの作業

これは、擁壁などに使う、間知石を作っているところ。見ていると一見簡単に石を割っているようですが、相当の熟練が必要なようです。

間知石

我々のように住宅の設計をしていると、石を使う機会は少なく、正直言って石についてはあまり詳しくないのですが、こうやって実際に山から切り出して加工している現場を見ると、木材と同じように自然の材料として、親しみを感じるようになるから不思議なものです。
Posted by kozyken
category:未分類
comment(0)    trackback(0)

comment
comment posting














 

trackback URL
http://bwv828.blog31.fc2.com/tb.php/614-abc73d19
trackback