耐震改修工事
今月の初めごろから、大田区で耐震改修工事をやっています。

今まで、リフォームと同時に耐震改修を行うことは何度もやっていますが、耐震だけが目的の工事をやるのはこれが初めてです。
建築をデザインするという本来の仕事の楽しみは無いわけですが、では面白くないかと言うと、僕は結構こういう仕事も好きなことが解りました。

このお宅は、築50年を超える古い家で、最初に耐震診断を行った時の、上部構造評価点が0.32でした。上部構造評価点と言うのは、耐震性能を表す数字で、1.0以上あれば大きな地震の時にも一応倒壊しないというものですが、その数字を大幅に下回っているわけで、かなり危険な数字と言えます。
この数字をどのように改修して行ったら1.0以上に持っていけるかと言うことを試行錯誤しながら考えてゆくわけです。
今はPCのソフトがあるので、どこをどう補強すればこの数値がいくつになるかすぐに解ります。しかし、補強の仕方は一通りではなく、いくつもの方法が考えられ、なるべく低コストで、工事中の住んでいる人への影響を少なく、と考えて最適な方法を探ってゆく作業は、知識と経験、直観を必要として、ゲームを解いてゆくような楽しさもあります。

ただし、0.32と言う数字を1.0に持ってゆくのはそれなりに大掛かりな工事になり予算もかかります。
今回は大田区から結構な金額の補助が出るために、これを使ってやるようにしています。
昨日は、このための区役所の中間の検査があり、無事問題なく検査が終わりました。

基礎の配筋
これは、新たに基礎を作るために鉄筋を配筋したところで、新たに土台を入れ、柱にも金物を付けています。

30knホールダウン
これは、新たに筋違を入れたところの角の柱に大きな引き抜きの力が掛るために、ホールダウン金物を取り付けたところです。

鋼製火打ち梁
屋根裏にも、火打ち梁と言うものをかなりの数入れています。これは補強した壁の力が離れた2階の壁まで伝わってゆくようにするための補強です。
Posted by kozyken
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