「ののの家」―上棟式
昨日は「ののの家」の上棟でした。

建物の骨組みは、日の良い日を選んで大安の火曜日に行ったのですが、あいにくの天気で夕方から雨脚が強くなるという予報だったので、上棟式は昨日に延期になったものです。

上棟の日と言うのは、設計者にとっても、工事を行う大工さんにとっても、もちろんお施主さんにとっても特別な日と言えます。基礎の段階では平面的だったものが、一気に立体的な形を表すというのは、独特な日本の木造住宅の特性ではないかと思います。

組みあがった柱と梁
この家は全体的な形としては一見単純なのですが、実は内部の空間を作るためにいろいろと工夫をした結果、結構複雑な骨組みをしています。

5寸角の化粧柱
これは、この家に2本だけある5寸角の通し柱で、お施主さんの長野の別荘敷地にある木を切って製材したものです。特別な木と言うことで、大黒柱の様に家の真ん中に立っています。柱に四方から梁が刺さる納まり方については、だいぶプレカットの担当者と相談を重ねて決めました。

棟木と隅木
小屋の部分は一方が寄棟になるため、隅木と言うものを掛けています。隅木の取り付けにちょっと不安があったために、大工さんと相談して、ボルトで締めるようにしました。その相談でここまで上ったのですが、大工さんに「普通はここまで上がってきませんよ」言われてしまった。僕は意外と高いところが得意なのですが、油断禁物ですね。

鎌継手
これは梁の継手で、鎌継手と言われるもの。昔はみんな大工さんがノミを使って加工していたものですが、今ではプレカットと言う機械が自動で行います。大工さんが加工すると角が直角になるのですが、機械はルーターと言う回転するもので加工するので丸く削り取ってゆきます。

CN釘
現場に入っていた釘。二階の床下地合板を止めるためのもので、図面で指定したものが使われているかどうか、確認のために写真を撮って置きます。

幣束
上棟式の初めに幣束の前に榊と塩、お米、お酒を備えて神様に工事の無事を祈願。

お清め
建物の四隅にお施主さんが、この塩と米、酒を巻いて建物を清めます。
この後、お施主さんが準備してくれたお酒と料理をいただきながら、この日、建前の仕事をした職人さんをねぎらうと共に親睦を深めました。大工さんは棟梁以下、みんな若くやる気いっぱいなので、これからの工事が楽しみです。
Posted by kozyken
category:建築現場
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