中村好文展「小屋においでよ」
小屋の外観

先日、乃木坂のギャラリー「間」で開催されている、建築家、中村好文さんの展覧会「小屋においでよ」を見にいてきました。

普通、建築家の展覧会と言うと、作品やプロジェクトの図面や模型が展示されているものですが、この展覧会はちょっと変わっています。
ツーフロアーにわたる展示のひとつは、中村さんが住宅の原点と考える、小さな小屋を集めたもので、コルビュジェの休暇小屋から、ソローの森の家、立原道造のヒヤシンスハウス、また堀江謙一が太平洋を単独横断したマーメイド号まで、人が一人で暮らすための、小さいけれども豊かな空間が展示されています。

もう一つは、そんな小さな小屋にあこがれる中村さんが、事務所の所員たちと自力で作った、エネルギーを全て自給自足で生活する小さな小屋の、建設過程の写真と図面が展示されています。

さらに究極は、ギャラリーの中庭に実際に建てられた小さな小屋です。
4m×3m、12㎡、8畳にも満たない広さの中にリビング兼ダイニングとキッチン、バスルームが納まっています。

リビング・ダイニング

オリジナルのペンダントライト

ダイニング・リビングは4畳ほどの広さですが、決して狭い感じがしないのはテラスに面した、開け放せる大きな窓と天井の高さに秘密がありそうです。ベッドにもなるソファーとテーブル、それにオリジナルの薪ストーブまであります。普段住まうのは一人にしても、友達が何人か来て談笑するのにも十分な広さと思えます。

七輪の納まるキッチン
キッチンは決して広くは無いけれども、工夫をすれば十分料理は出来そう。コンロは七輪を嵌め込んだもので、ガスも電気も使わないことを想定しているようです。

バスルーム
バスルームは、これまた狭いけれども便器と洗面器、シャワーが付いています。

外に出ると、屋根の上には太陽光発電パネルと風車、雨水を貯めるタンクが載っています。
実際には、これだけでは生活するエネルギーを得るのは無理がありそうですが、それはあくまでも展示用と言うことでしょう。

言葉ではうまく表現できないのですが、ちょっとここに住んでみたいな、と思わせる何かがこの空間にはあるような気がします。

この展覧会は、6月22日まで、乃木坂のギャラリー「間」で開催されています。興味のある方はぜひどうぞ。
http://www.toto.co.jp/gallerma/
Posted by kozyken
category:住宅
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