おうち作りの記
ブログの更新がしばらく滞っていました。
実は、理由が解らないのですが、10日ほど前からブログのサーバーに繋がらない状態になり、いろいろ試しても回復せずにいたのですが、やっと自宅のパソコンから繋がるようになりました。(事務所のパソコンからは未だに繋がりません。)

と言う訳で、間が空いてしまいましたが、「ののの家」オープンハウスに来ていただいた方、ありがとうございました。おかげで大変盛況で、多くの方に見ていただき、感想を伺うことができました。
オープンハウスの翌日に、建物の引き渡しも終わり、この週末でお施主さんの引っ越しも完了しているはずです。
引き渡しが終わり、建物が自分の手から離れると、いつもながら少しさびしく感じるものですが、これからお施主さんと建物との長いお付き合いが始まるということでもあります。

オープンハウスの様子

オープンハウスの当日に、お施主さんから「おうち作りの記」と言うA4用紙6枚にびっしりと書かれたメモをいただきました。これは、お施主さんが僕と出会う前に、家を建てようと考え始めた時、これから建てるつもりの家について書いたものだそうです。
そこには、形になる以前の家と言うものに対する基本的な考え方がかなり明確に書かれています。
結局、家が出来上がるまでこのメモは僕に見せることなく、設計、そして工事が進んできたわけですが、出来上がったものを見ると、このメモのイメージの通りに出来上がっていますとお施主さんに言われました。

このメモを、最初に見せてもらっていた方が良かったのか、見せてもらわなくて良かったのか、ちょっと難しい判断ですが、僕としては見せてもらわなくてよかったと思います。
このメモには、いま読むとすごく納得できるところが数多くあるのですが、最初に見ていれば、そのことが固定観念として、設計に入る前に僕の頭の中に固定されて、デザインの足かせとなっていたことでしょう。
しかし、半年近い設計期間中に、何回となく打ち合わせを繰り返す中で、自然とこのメモにあるようなお施主さんの物事に対する基本的な考え方が、意識的であれ、無意識的にであれ、僕の中に伝わってきて、それが形として図面の中に現れてきたような気がします。

それにしても、これだけのメモを書いて、それを設計者に見せないということもすごい判断だと思います。それだけ設計者としての僕のことを信頼していてくれたのだと考えると、頭の下がる思いです。

一軒の家を建てるということは、施主と設計者のコラボレーションであり、お互いの信頼関係が欠かせないのだということを改めて考えさせられました。
オープンハウスの後でワインで乾杯
Posted by kozyken
category:住宅
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