梅若能楽堂
梅若能楽堂

昨日は東中野にある、梅若能楽堂へ建築の見学と、お能の鑑賞に行きました。
大学の同窓会の中に、女性フォーラムという集まりがあるのですが、そこの企画で、我々も教えを受けた、建築家の大江宏設計の建物と能を見る会に参加させてもらったものです。

僕は能楽に詳しい訳ではないのですが、1週間前までイスタンブールとローマを旅していた印象がまだまだ強く残っている頭で見ると、日本的ということはなんなんだろうと考えさせられる体験でした。

出し物は、前半が「老松」、間に狂言を挟んで、後半が「浮舟」。「老松」は老人の姿をした老松の精と若い女性の姿をした紅梅殿が舞を舞うという筋立てです。後半の「浮舟」源氏物語の浮舟の魂が芝舟に乗って、旅の僧の前に現れ、僧の読経によって救われて消えて行くという筋立てになっています。どちらも、主役は人間ではなく、木の精であったり、物の怪に憑かれた女性の霊であったりと、現実離れした、いわゆる幽玄の世界です。

その舞のバックになる音楽として一本の笛と、鼓が二人、そして数人の謡が入ります。
笛はメロディーを奏でるのではなく、一瞬の風のような音であり、鼓の音はリズムを刻むのではなく、時間の流れに句読点を打つようであり、地謡は唄ではなく、あくまでも声を発するように聞こえます。これは西洋の音楽の概念とはずいぶん違っています。

解説をしていただきました

舞台が終わった後に、特別に演者の一人の方にいろいろとお話を聞かせてもらい、大変勉強になりました。この舞台には設計者の大江宏の建築家としてのこだわりもあり、演ずる側としては使いにくいところもあるという話は、当事者でないと解らないことであり、とても参考になりました。
Posted by kozyken
category:日記
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