東京の近代建築見学会
僕が学生時代にお世話になった先生に、佐々木宏先生と言う建築の歴史の先生がいます。
去年から1年間、隔月で計6回、先生をお招きして近代建築の講義をしてもらうという企画に参加していました。
80を超えても、全く記憶力の衰えていない先生の講義は、今まで僕の知らなかった歴史や人名がどんどん飛び出す素晴らしいものでした。
毎回刺激的な講義だったので、僕は6回とも参加しました。それも8月で終わってしまったのですが、番外編として、先生に選んでもらった東京の近代建築を見学するという会が昨日あり、参加してきました。

エントランス

最初に行ったのは、品川の御殿山にある原美術館。ここは、元は個人邸だったところを、現代アートの美術館にしたもの。原設計は国立博物館本館や、銀座の和光ビルを設計した建築家、渡辺仁で、1938年に出来ています。
僕は昔からこの建物が好きで、今までにも何回か訪れています。室内は廊下も展示室もアールを描いて面白いプランなのですが、この日は内部は撮影禁止で、エントランスと庭園からの写真しか取れませんでした。

庭園側からの外観

庭園側から見ると75年前の建物とは思えないほどモダンで、凝ったファサードをしています。手前の黒い部分はレストランとして後から増築されたところですが、全体に白いモザイクタイルが貼られています。ゆっくりアールを描く壁面に、円柱が壁の中に隠れたり表に出てきたりと形態的な操作が行われて、その間に開けられた窓の割り付けもきれいです。
右側に階段室があるのですが、ここのプランが繭型をしているのもユニークでガラスブロックを嵌め込んだポツ窓もデザイン的に効いています。

建物は本当に素晴らしいのですが、開催中の、森村泰昌の「レンブラントの部屋、再び」もユニークで、楽しい、展覧会でした。

この後もう二つの建物を見学したのですが、それは次回に報告します。
Posted by kozyken
category:建築
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