漆喰の壁仕上げについて
最近何軒か見学させていただいた住宅の壁に塗っている漆喰の仕上げについてちょっと気になったことがあるので少し書いてみたいと思います。

プラネットウオール塗り

左官屋さんが漆喰を塗る仕上げは、昔からあるごく一般的な材料ですが、手間と時間がかかるので敬遠されている時期がありました。今でもハウスメーカーや、建売住宅ではほとんど使われていません。
しかし、調湿作用があり、匂いや室内の有害物質を吸着する働きがあること、何よりも職人の手の跡が残り、ぬくもりのある仕上げということで、我々設計者を中心に再び使われる機会が多くなってきました。

僕もこのところ設計している住宅では、漆喰を使うことが多くなりました。
問題は、左官屋さんが鏝で塗り上げて行く仕上げですから、同じ材料でも塗り方によって仕上がりの感じが大きく異なってくることです。
何軒か見せてもらった住宅では、かなり粗い仕上げで、意図的にラフな仕上げにしているということでしたが、壁の仕上がりのラフなところが、空間全体の仕上がりをラフにしているようで、ちょっと気になりました。

僕の仕事では、漆喰を塗るときに左官屋さんにはなるべくフラットに仕上げるように頼んでいるのですが、結果として鏝の跡が少し残るぐらいがちょうどよいのではないかと思っています。

出来れば仕上がった空間には、一本筋の通とった、凛としたところがあってほしい思います。
あまりラフになって、空間が甘くなるのも困るし、かといってあまり固い空間も住宅としては住みづらいものです。
その辺のバランスが、実は住宅を設計するうえで一番難しいところかもしれませんね。
Posted by kozyken
category:住宅
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