アルゲリッチ 私こそ音楽
アルゲリッチ 私こそ音楽

この土曜日は久しぶりに劇場で映画を見ました。
ピアニストのマルタ・アルゲリッチの娘さん、ステファニーが映画監督で、母であるアルゲリッチを撮ったドキュメンタリー映画「アルゲリッチ 私こそ音楽」(原題 Bloody Daughter)

アルゲリッチは僕の大好きなピアニストの一人ですが、昔から自由奔放な人という話を聞いているぐらいで、その私生活についてはあまり知りませんでした。
アルゲリッチには3人の娘さんがいるのですが、その父親がすべて違い、この映画を撮ったステファニーは3女でアメリカ人のピアニスト、スティーブン・コヴァセビッチとの間に生まれています。

映画は、アルゲリッチの日常生活、コンサートの様子、古いコンサートのフィルムを挟みながら、カメラを前にしたアルゲリッチにステファニーが話を聞くという形式をとっています。カメラは極端にアップで、ステファニーが今まで知らなかった母について、何でも聞いてみたいという意欲が現れているように見えます。
アルゲリッチは、音楽がすべてという女性なので、母親としては相当に難しい人だったらしく、長女のリダは大人になるまでは母に会ったこともなかったと言います。現在ではヴィオラ奏者のリダはアルゲリッチとたびたび演奏を行っているようですが。
娘だから捉えることのできたピアニストとして、また母親としてのアルゲリッチ、そして難しい少女時代を過ごした三人の娘と母親が、この映画を通してお互いの理解を深めているようにも見える映画でした。

映画の中で僕が良く知っているアルバムの話が出てくるところがいくつかあります。

ラベル 夜のガスパール

ステファニーが「私がお母さんのお腹の中にいるときは、演奏に何か変化があった?」と聞くと、アルゲリッチは「特に変わりはなかったわね。その時はラベルの夜のガスパールを録音していたのよ、私のレコードの中で一番売れたレコードなんだけれどね」というシーンがあります。僕はこのレコードを聴いて、ラベルが好きになったという記憶があります。

シューマン 子供の情景・クライスレリアーナ

また、シューマンという作曲家は私にとって特別な作曲家なの、というシーンもあります。

映画を見て、今度はぜひコンサート会場でアルゲリッチの演奏を聴きたいと思いました。
Posted by kozyken
category:映画
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