流山市オオタカの森小学校・中学校
先週の土曜日に流山市に新しく出来た「おおたかの森小中学校」を見学に行って来ました。

新しい小中一貫校に子ども図書館と地区センターが一緒になった延べ22.000㎡に及ぶ大きな建物で、建築家の小嶋一浩さんと赤松佳珠子さんが主宰するシーラカンスアソシエイツの設計によるものです。

曲線を描くバルコニーの外観
外観は雁行する壁とサッシで出来ているのですが、それでは地域の環境になじみにくいということで曲線を描くバルコニーで覆われて、独特な形を見せています。

エントランス部分
学校のエントランス部分は「風の道」と名付けられていて、階段を上って置くまで続き、その名の通り風が通り抜けるようになっています。

小嶋一浩さんと赤松佳珠子さん
風の道で、設計者の小嶋一浩さんと、赤松佳珠子さんにお会いしました。赤松さんは法政大学の先生をしている関係で良くお会いする人です。

多目的スペース
内部はいわゆるオープンスクールになっていて、教室の外は廊下と言うよりもクラス共同の授業などに仕えるように考えられています。
特徴的なのは「L壁」と呼ばれる大きく角がアールになった壁が柱の代わりになっていて、梁もないすっきりした構造になっています。この壁は連続しないで、あくまでもL型のものを組み合わせておいてゆくシステムなので、その間に空間のあきが出て、教室がオープンに繋がる仕組みになっています。普通ならば重々しくなるコンクリート打ち放しの壁が大きなアールのおかげで柔らかな感じがします。

小学校の教室の中
教室の中はこのように扉で占めることは出来ますが、かなり開放的です。

アールを描くバルコニー
そして教室の外に出ると、曲線を描く、ゆったりとしたバルコニーがあります。これだけバルコニーが広いとここでもいろいろなことが出来そうです。

中庭
ところどころにこのような中庭があって、どの部屋も明るく、風通し確保されています。まだ木が小さいですが、数年後、これらの木々が育ってきたら気持ちがよさそうですね。

こども図書館
これは子ども図書館を二階の廊下から覗いたところ。テーブルもカラフルで楽しそうです。

食堂
これは食堂です。大小の窓がいくつか開けられていて、道行く人の姿が見えて楽しそう。

音楽室
これは音楽室。丸い段がイスの代わりになって、ちょっとしたコンサートが開けそうですね。

渡り廊下
最初に入った、「風の道」の2階部分にはこのような渡り廊下があります。

屋外プール
これは庭に突き出たプールの部分ですが、曇りガラスで覆われて中が見えないようになっています。最近の学校は防犯のためにプールが外から見えないようになっているということを初めて知りました。

敷地がゆったりしていることもありますが、建物自体がゆったりと空間が流れて行くような構成になっていて、随所に中庭があり、風と光が十分行き渡る気持ちの良い建築でした。
この日は大勢の流山市民の人たちが子供ずれで見学に来ていましたが、子供たちが一番喜んでいる様子が印象的でした。
Posted by kozyken
category:建築
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