「村野藤吾の建築」展
先日、目黒区立美術館で開催されている「村野藤吾の建築」―模型が語る豊饒な世界―、と言う展覧会に行って来ました。

会場風景(1階のこの場所だけ撮影が可能でした。

副題がついているように、これは村野藤吾と言う建築家の作品を主に模型で見てもらうという展覧会です。

村野藤吾は日比谷の日生劇場、広島の世界平和記念聖堂、一連のプリンスホテルなどの建築で有名ですが、かっての千代田生命の本社ビルを目黒区が買い取って区役所としていることから、目黒区とも縁の深い建築家です。

モダニストでありながら、形にとらわれない自由な形態を追求した人で、日本の現代建築家の中では特異な位置を占める人です。

今回の展覧会は図面や写真もありますが、なんといってもその模型の精巧なことと数の多いことで圧倒されます。多分50は下らない数の模型だったのではないでしょうか。それだけ村野藤吾の作品が多いということでもありますが。

これらの模型は、京都工芸繊維大学の学生さんたちが、毎年課題として長い時間をかけて作ってきたものだということです。これだけの模型を作るには正確に図面を読み込むだけでなく、いろいろな資料を調べねばならず、とても良い勉強になったのではないかと思います。

建築は実物を見ることが一番ですが、模型を見ると実物では解らないところが解ることもあります。特に規模の大きな建築は、その中に入って見ても全体がどのような構成になっているのか把握しにくいのですが、スケールダウンされた模型で見るとその辺がとても良く解ります。
又面白かったのは、村野建築は屋上の搭屋のデザインがとても凝っていて美しいことです。これも普段は実物を見てもなかなか気がつかないところですが、模型を上から見るととても良く解ります。
専門家でなくても楽しめる展覧会なので、一度見に行っては如何でしょうか。

現在、目黒区役所の旧千代田生命本社ビル

旧日本興行銀行

日生劇場

日生劇場の塔屋
Posted by kozyken
category:建築
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