アニー・リーボヴィッツ展
アニー・リーボヴィッツ展会場入り口

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先週、豊洲で開催されているアニー・リーボヴィッツの写真展へ行ってきました。

実は僕はアニー・リーボヴィッツという写真家のことは全く知らなかったのですが、フェイスブックで友達が書き込みをしており、全裸のジョンレノンが小野洋子を抱きしめている有名な写真を撮ったのが彼女だと知り、興味を持ったのです。こういう情報が入ってくるところがフェイスブックの面白いところですね。

会場は豊洲の工場街の中、鉄工場だったと思しき建物の中で、この写真展にぴったりの場所でした。ちょっと行きづらい所だというのに、大勢の人で賑わっていました。
プリントした写真だけでなく、大型の液晶スクリーンに映し出された写真や、彼女の写真集がテーブルの上に多く乗っていて、自由に見ることができます。

この日は、彼女の写真集「WOMENS」からの、様々な女性たちの肖像写真をメインにしたものでした。ちなみにこの写真集は、アメリカの批評家、スーザン・ソンタグとの共同で出版されたものとのことで、僕はたまたまソンタグの戦争写真に対する批評「他者の苦痛に対するまなざし」という本を読んだばかりだったので、興味をそそられました。

ここに写されている女性たちは、我々も良く知っている有名人もいますが、ほとんどは無名の女性たち、ラスベガスの踊り子もいれば、戦場で銃を構えている兵士、DVを受けて腫れた顔を見せる女性など、仕事も生活環境も異なる実に多くの女性たちが居ます。
優れた肖像写真は、肖像画と同じで写された対象の人物の内面まで写し取るのではないかと思います。そして絵画とは違って、シャッターを押すという瞬間の表情をとらえているので、その時間を切り取ったという感覚、臨場感に近いものを見る者に与えるように感じます。

多くの女性たちの写真を見終わって会場を離れた後も、いつまでも見られているという感覚が頭の中に残る写真展でした。
Posted by kozyken
category:日記
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