南イタリアの魅力的な街(2)―アマルフィー
ナポリ湾の南側にはソレント半島が伸びていて、その半島を超えた南側にティレニア海に面した美しい街アマルフィーがあります。

アマルフィーは中世、ジェノバやピサ、ヴェネツィアに先駆けて、海洋国家として栄えたところで、今は夏にはヨーロッパ中から多くの人が集まる人気のリゾート地です。

街は東と西を急峻な山に挟まれた谷にあり、南側が海に向って開かれた港になっています。

アマルフィーの街はちょうど、前回書いたサガローロと逆の構成になっているのが興味深いところです。
サガローロのメインストリートが尾根筋にあったのに対して、アマルフィーでは谷筋にあります。もともとここには川が流れていて、そこに蓋をしてこの道ができているということです。メインストリート自体が6mほどの幅しかないのですが、ここから直行する道は全て階段になっていて、道幅も人がすれ違うのがやっとなので、車はもちろん自転車も入れません。メインストリートに並行する道が左右に一部あるのですが、これも狭く、ほとんどトンネル状になっていて、一歩わき道に入ると迷路のような路地がつながって、突然上から光の落ちてくるところがあったり、魅力的な空間になっています。

街の平面図
平面で見るとこのように両側から山に挟まれた細い谷に建物が密集しています。

街の断面図
断面で見るとこのような谷になっていて、住宅があるところでも30度ぐらいの勾配があり、その先には垂直に近い岩山がそびえています。

港からの街の様子
港から見ると、このように谷間に建物が密集している様子がよくわかります。

ドウモウ

ドウモウ前の広場
海側から建物の下にある、海の門をくぐると、華やかなモザイクタイルで飾られたドウモウ(大聖堂)がありその前に広場が広がっています。この広場にはいくつかのカフェがイスとテーブルを並べて、お茶を飲んだり食事をする人たちで終日にぎわっています。

メインストリート
これがメインストリートのピエトロ・カプアーノ通り。

メインストリートから脇に入るとすぐに階段状の道になる
そのメインストリートに直行する道は全てこのように階段になっています。

奥に行くに従て道は狭く迷路のように

トンネル状の道のところどころに上から光が落ちてくる

道路に面して二階へ上がる階段
さらに奥に入ってゆくと道はさらに狭くなり、いたるところトンネル状の迷路のような空間が続きます。

上の方から眺める街の様子
路地を上へ上へと昇ってゆくと、ところどころで視界が開けて、街の様子が見えるところに出ます。

泊まっていたB&B
僕が泊まっていたB&Bもこのような迷路の奥にありましたが、中に入ると素晴らしい部屋が用意されていました。きれいなインテリアですが建物自体はかなり古い時代のものらしく、真ん中の柱は12世紀のものだそうです。
イタリアでは、いたるところでこのような古い時代の建物が大事に使われているのを目にしました。
Posted by kozyken
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