ミケランジェロ展―ルネッサンス建築の至宝
ミケランジェロ展

先週の土曜日は、汐留のパナソニックミュージアムで開催されている、「ミケランジェロ展―ルネッサンス建築の至宝」という展覧会に行ってきました。

ミケランジェロの建築作品に焦点を当てて、自身の書いた図面やスケッチ、その他の資料で構成されています。
ミケランジェロというと彫刻と絵画で知られていますが、建築作品も多く残しています。大体、ルネッサンスの芸術家は万能人と知られているので、画家で建築家でもあったという人は多いのです。

サン・ロレンツォの新聖具室
これはフィレンツェのサン・ロレンツォ教会の中に在る新聖具室でミケランジェロが1520年ごろ設計して、メディチ家の墓所として、「昼と夜」「曙と黄昏」という彫刻でも有名です。写真は、ぼくが40年前にフィレンツェに行った時に取ったもので、ちょっと古くて申し訳ありせん。
ミケランジェロはこのサン・ロレンツォのファサードも依頼されていたのですが実現されませんでした。そしてもう一つ大事な建築が、このサン・ロレンツォにつながって立っているメディチ家の図書館とその階段なのですが、これは残念ながら公開されていないので見ることができないません。しかし展覧会では精巧な模型が作られていてこの素晴らしい階段が再現されていました。

サン・ピエトロ大聖堂、クーポラ
ミケランジェロの建築で最も有名なのはヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂でしょう。サン・ピエトロはブラマンテやラファエロが設計を進めていて未完のままになっていたものをミケランジェロが後を継いで完成させています。特にこのクーポラの部分はミケランジェロらしい堂々たるデザインだと思います。

ピアッツア・カンピトリーノ
サン・ピエトロと同時期に古代ローマで最も神聖な場所と言われていたカンピトリーノの広場の設計も行っています。ミケランジェロはルネッサンスの最後を締めくくる巨人であったわけですが、この広場を見るとすでにルネッサンスから次の時代マニエリズムに入り込んでいることがよくわかります。

ファルネーゼ宮殿
ローマのカンポ・ディ・フィオーレに面して建つファルネーゼ宮殿も3層目のファサードだけミケランジェロが設計しています。当時の建築は建設に時間がかかっていたので、途中でクライアントが変わると設計者も変わるということが良く合ったようです。

サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ
これは、ローマのテルミニ駅近くにある、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会ですが、元は古代ローマのテルマエ(浴場)だったものをミケランジェロが改修したとされています。

ミケランジェロは生前から、神のごとき人と言われ、同時代の芸術家からも尊敬されていたということですが、これらの作品を見ているとそれも当然のことと納得がゆきます。
Posted by kozyken
category:建築
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