「建築の居場所」-堀部安嗣展
建築の居場所

土曜日に早めに仕事を切り上げて、乃木坂の建築専門のギャラリー、「ギャラリー間」へ建築家、堀部安嗣さんの作品展「建築の居場所」を見に行きました。

堀部さんの作品は、派手なところがなく、周りの自然に溶け込むようで、そこにいる人間の尺度にぴったりとはまり込むような心地よさに満ちています。

展示は80余りのたくさんの木でできた、1/100スケールの模型を中心に、一部実施設計の図面もあります。どれもシンプルな建築のようで、図面を見るとディテールが良く練られていることがわかります。

そしてもう一つの展示が、彼の作品を実際に訪れて撮影された30分ほどの映像です。建物だけでなく、施主へのインタビューなども挟まれています。
一番印象に残ったのは、高知県にある竹林寺の納骨堂での住職の話でした。納骨堂の入り口の庇下にあるベンチで本を読んでいる若者をよく見かけるそうです。話を聞くと、ここが気持ちが良いので気が向くと本をもってここへ来るのですという答えです。納骨堂の前など、普通はあまり人が寄り付かない場所だと思うのですが、そのように、人が集まってくる魅力がここにあるのですと、住職は語っていました。

たまに、ほかの人が設計した作品を見るということはとても良い勉強になるのですが、この日僕が感じたのは、建築にとってスケール感がとても大事だということを再認識したことでした。堀部さんの作品には、独特なスケール感があり、それが彼の個性となっていると感じたのです。

会場風景

1/100の模型

堀部安嗣デザインのスタンドライト
Posted by kozyken
category:建築
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